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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

糸割

2020年09月28日

今日はインターンの学生は、チーズワインダーで糸を割る作業と、割った糸を整経機にセットして、整経の準備作業。指導の目が行き届かないタイミングができてしまい、チーズワインダーの2錘が撃沈。

たぶん、昔の繊維の世界のものづくりというのは、慣れた人だけが機械を扱うのであまり機械というのは壊れないものだけども、林与の考え方はそれとは反対で一人の人がすべての工程をできる力を持つという考え方。慣れるまでに機械などを壊してしまうことがあるので、普通の工場というのはそういうことはやらないものである。

また、本生産の仕事なども、慣れていない状態で実践していかないとならないので、大きなダメージとなることもあるけども、それを恐れていては、人は育たないと考える。やる気のある人には経験して習得するチャンスを与えるのが大事なこと。

機械は壊れても修理もできるだろう、そういうのを乗り越えていかないと人というのは育たないものだと、私の経験からしても思う。周りが新しい人が失敗するのを恐れて、その新しい人が失敗する経験を持っていなければ、失敗の実際の意味も分からないプロ?ではダメだろう。失敗したときにその失敗をリカバーするとか、その分働いて取り返すとかが出来ないと本物じゃあないと思う。


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