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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

タイイングマシーン

2021年04月22日

2週間のスタッフが初めてタイイングマシーンで糸をつなぐに挑戦といっても、今日は、タイイングマシーンで糸をつなぐ準備を説明しながら、ある程度つなげるところまでいったら、交代の形で。麻糸はタイイングマシーンで繋ぐときに切れてしまいがちで、切れた時の判断を間違うと、繋ぎ間違えが多発することに。

なぜか、私は仕事の手順を教えてできる感じになったときに消えることが多い。私が横にいるとやっている本人がやらねば前に進まないという意識が減るだろうし、自分自身で分からないときにも聞くのじゃなくて考えてみることも必要だろうと思うから、自分で一回やってみて、分からないことがあれば、迷ってみればよいし、考えてみればよい。そういう中でコツもつかめてくる。

実際に、本生産をしている織物を初めての人たちに目を離して任せるということは勇気のいることだけども、いつかは私がいなくても自分で自信をもってやっていける力をつけないといけないし、新しいことをやっていくときには、教えてもらうじゃなくって自分自身が自分で生み出していくような要素が必要で、他の人がやっていることくらいは教えてもらうでなく、一緒に仕事して初めの一回で習得して次からは自分がやっていくみたいな人が次の主役候補。

教える側も多少の失敗なら自分が被って直して乗り越えて行ける力がないと難しいだろう。私自身、教えてもらって仕事をしたという経験よりも、実際に一緒に仕事を初めてやってそのときに次からは自分がやるみたいな感じ。一緒にやっているときも、経験者の人が苦戦しているのをみると、こうしたほうが良いのになあとおもうことも多いし、自分がやるときには、従来のやり方もできるだろうけど、より早く正確にできる方法でやって、より高度なものが作れるようになる。

ひと世代前の職人さんたちが超えられない壁を越えてゆかないといけないのが次の世代であって、通用しなくなった旧来の繊維の考え方にも理解を示しながら、それを被りながらも新しい物事を成り立たせてゆく。


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