リネン日記
糸質
2021年11月08日
今日は使ったことはある銘柄の糸だけども、その番手を使うのは初めての糸。糸質を整経しながら確かめる。結局、糸の良しあしというのは使う人が使ってみてどんな感じかということ。あと、生地になったあと、数年置いてみてその風合いがどんな感じに思えるかとか。加工から上がったばかりのリネンというのは、ちょっとペラペラしていることも多くて、あまりいい感じに思えないことが多い。今日も5年ほど前に作ったリネン。あの時は特別な生地には思わなかったけども、今見るとか倉庫で寝かせていたこともあるからか、かなりいい感じである。
スタッフの女の子と仕事が終わってから生地を探していて倉庫で、昔のリネンの2/1の綾織を見つけた。それが昔のリネンらしく光沢感のある仕上げで、40番手の糸も昔の糸らしくピュアなふっくら感もある。昔はそれが普通のリネンだったが今はそういうリネンをつくることは難しい。技法から違うあたりがあるけども、今はそういうことをやるのは失敗するリスクも高くなるので本当に珍しいケースということになる。失われた技法のようなものが麻の業界にはいくつかあって、昔のようなリネン糸の味を取り戻すことは難しいのである。
スタッフの女の子と仕事が終わってから生地を探していて倉庫で、昔のリネンの2/1の綾織を見つけた。それが昔のリネンらしく光沢感のある仕上げで、40番手の糸も昔の糸らしくピュアなふっくら感もある。昔はそれが普通のリネンだったが今はそういうリネンをつくることは難しい。技法から違うあたりがあるけども、今はそういうことをやるのは失敗するリスクも高くなるので本当に珍しいケースということになる。失われた技法のようなものが麻の業界にはいくつかあって、昔のようなリネン糸の味を取り戻すことは難しいのである。