リネン日記
リサーチ
2010年07月06日
今日は、午前中、県立大学にまいりまして、アイリッシュリネンの調査報告をいただきました。一番、最後まで残ったとされるハードマンズ社サイオンミルですらもが、何十年も昔に廃墟となってしまってる事実は日本では語られることはなく、アイリッシュリネンが一人歩きしているのです。
実際に、現地でリネン産業のことを調査しても、現地の人ですらそのことを知らないというほど昔のことになってしまっています。北アイルランドに紡績産業が栄えたというのは事実なのですが、そのことすらもが、遠い昔の話になって、博物館でしか見ることのできないような失われた遠い過去の出来事になってしまっています。
ここ十数年の間に取り扱われたアイリッシュリネン糸というものがどこから出てきたものなのかは業界の人間なら簡単に推測できるところですが、’アイリッシュリネン’を作っているとされているアジアの紡績メーカーの方ですら、自分たちのつくっているものがアイリッシュリネンと日本で呼ばれていることを狐につままれたように驚いて聞いているのが実際のところです。
この10年あまりの低価格化したリネンブームの中で日本の中で’アイリッシュリネン’という虚構が一人歩きしてしまっていたというのは、昔からの麻業界のものなら誰もが知っているところではないでしょうか。
実際に、現地でリネン産業のことを調査しても、現地の人ですらそのことを知らないというほど昔のことになってしまっています。北アイルランドに紡績産業が栄えたというのは事実なのですが、そのことすらもが、遠い昔の話になって、博物館でしか見ることのできないような失われた遠い過去の出来事になってしまっています。
ここ十数年の間に取り扱われたアイリッシュリネン糸というものがどこから出てきたものなのかは業界の人間なら簡単に推測できるところですが、’アイリッシュリネン’を作っているとされているアジアの紡績メーカーの方ですら、自分たちのつくっているものがアイリッシュリネンと日本で呼ばれていることを狐につままれたように驚いて聞いているのが実際のところです。
この10年あまりの低価格化したリネンブームの中で日本の中で’アイリッシュリネン’という虚構が一人歩きしてしまっていたというのは、昔からの麻業界のものなら誰もが知っているところではないでしょうか。