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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

産地偽装

2022年02月01日

熊本でアサリの産地偽装が何十年も続いていたという話。産地の漁協や漁業関係者が偽装してしまっては産地の本物が出回ることもなくなり、偽装ものが普通になったりする。昨日、かっぱ寿司であさりの赤だしを頼んだが産地を調べると中国産とあった。1杯200円であのアサリのボリュームが国産ではないと思っていたけどもちゃんと正しい表記で問題はない。

地元の道の駅でも、地場のやさいが売っていたりするけども、九州のピーマンが売っていたりもすることがあり違和感があるけども、産地偽装よりはましな話で、地場のものでないスーパーで買えるものと同じだと購入者は判断して買う人は買うし買わない人は買わない。道の駅としてもすこし違和感のある恥ずかしい話だろうけども地場の野菜を用意できないこともあるだろう、そういう時には仕方なかったりもする。

もう日本の川も海も痩せてしまって日本の食生活を潤すくらいの魚や貝は取れないということだろう。近くを流れる愛知川もアユは稚魚を上流で放流するらしいし、宇曽川にもモロコも放流するということで、川自体が魚にとって無理な生活環境となってしまっているということであろう。川に魚がいなくなったら、鳥がいなくなることになる。放流して魚を食べる鳥が生きていけるようになっているんだろうかと思う。

米にしても、ふくよかな大地というわけではなく、いわゆる化学肥料と呼ばれる混合肥料をまかないとまともなコメは作れないという農家の正直な話で、嘘をついて自然農法よりも、本当や現実を知るほうが大事だろうと思う。そこまで自然が失われていることにも気が付いてこそ、自然を守ろうという気持ちにもなれる。


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