リネン日記
ドラッグストアーで
2022年02月17日
ドラッグストアーで、たまにしかいかないので、いろんなものを大人買いするとアルバイトの店員さんだとやはり打ち間違え等あったりして、そういう時には、自分が得しているときでも、これなあもう一回確認してみ、と突っ込む。けっこうレジの仕事にしても間違いというのは多いもので、お客さんでも気が付かないことが多いだろうけど、6個かったのに5個しか通っていないとか、割引商品の値段を打ち間違えているとか、1個、2個買う場合に比べて、いろんなものを10個以上買う場合には、アルバイトの店員さんだと打ち間違え等も多い。
商売している人間なので自分自身も急いでいると間違え等あることもあるので、打ち間違えも当然あるだろう、でもそれで私が得するということは駄目なこと、かならず間違いと思ったときには確認してと伝える。アルバイトの人ならそういうの指摘されても迷惑なだけかもしれないけども、そういうのを指摘するお客さんがいるだけで、その方自身が正しく仕事できていないのにも気が付くだろうし打ち間違えの処理なども正しくできるようになる。
1年ほど前に、60サイズ用に作った箱の大きさが外の3辺58.5cmの段ボール箱があって、それをクロネコに持ち込むと、80サイズということで処理された。スタッフの女の子に間違いだから、もう一度測らせて60サイズに訂正してもらってと再度お店に入って測り直してもらうがやっぱり80サイズだということで帰って来た、しかたないので、私が行って正しく測り直すと60cmに収まっている。仕事で毎日やってる人もそんなもので、人間なんだから間違いはあるだろうけども、間違いをしてきしてもまだ正しく測れないのは意図的なものがあるだろうと思う。そういうのはクロネコにとっても、林与の従業員の教育にとっても仕事として良くないので仕事なんだから正しいが大事。その営業所は、受付が測りもせずに80サイズと書いてしまう人もいるから、そういう場合も60ですから測ってくださいと指摘する。
林与の仕事のときは、足りないことがないように少し多い目にカットしたりするようには心掛けていて、検反機は反物を引っ張りながら計測してゆくんで、その出た数値を長さとして書いて問題はないのだけども、ぴったりだとどうしても布を放反すれば足りないとなるケースもあって、すこし気持ちで長めにカットしておけば通常よりは反物が縮んで足りない場合があったとしてもすごく足りないということはない。
仕事するときにすごく難しい問題が、反物がショートが許されるのかオーバーが許されるのかのあたり、想定として最後ちょうどくらいに仕上がる量を投入すれば何か問題があればショートしてしまう、ショートが駄目なら多い目に材料を投入するしかない。織の失敗だけでなく、加工ロスなんかもあったりして、10反とかの仕事なら1反駄目とかも普通にあったりするので、ロスの想定は本当に難しい。上がっただけ納めてくれみたいな仕事だと安心して効率よく材料も使えるけども、ぴったりを想定しているブランドさんとかに対しては、キズがあった場合キズ引きはしますが、そこをうまく避けた場合に、用尺が足りるようなロス計算をしておられるのかどうかという問題があって、中にはロス計算をしておられないアパレルさんもあって、そういうアパレルさんが一番困ったりする。
無地とチェック柄があるときに、慣れたアパレルさんなら、無地は要尺2mなら余裕みて2.2m用意しましょうとか、チェック柄だったら柄合わせするなら、2.4mなら余裕見て2.6m必要とか考えてくださる。それでようやく1反のキズ5か所とかのロスを吸収できることになる。そういう想定があるともめごとも少なく、そういう想定がないなら、チェック柄のほうが生地が足りないとかいう話になったりもする。上がって来た洋服が少ないから、同じ長さの生地を注文したのに、投入した生地が実際足りないで損したみたいな話を言われたりすることもある。柄合わせすると柄が大きければ大きいほど用尺は必要になってきますよ、みたいな説明をアパレルの方にすることもある。コスト重視で柄合わせしなければ同じ用尺でもかまわないだろうけど、チェック柄なんかは柄合わせしたほうが手間はかかるが洋服として違和感は少ない。
数量の縛りが緩く、柔軟に対応してもらえるアパレルさんなら仕事は無駄も少なくなるけども、柔軟な対応が無ければ無駄の分を吸収しないといけないことになってくる。糸にしても問題はいろいろと抱えていることも多く、特にリネン糸のフシとかは整経や織るときに目立ったものは取ってたりするのが当り前で、問題のある材料というのも許容して手を加えながら織物になっていて、それを鬼の首をとったように騒いでも仕方のない話にもなる。
綺麗な糸ほどフシは目だったりして綺麗な糸がなかなか通用しなくなったのが2000年ころで、特に先染めでは使いにくくなってしまって、そのあたりから韓国や中国の糸にシフトしたりもした。フシがそこそこあるのが普通の糸のほうが、フシがあるのが目立たないから問題が少ないのである。本末転倒的なところもあるけども、綺麗な糸ほど問題は目立ちやすいというパラドックス。特にアパレル向けは基準が厳しいのでフシ糸の問題ではリネンにしてもラミーにしても良い糸を使えば使うほど苦しんだ時があった。
高い材料をあえてお客さんのために使っていてもそのあたりをお客さんが理解してもらえないと結局問題の目立ちにくい糸のほうが良いという話になってくる。そういう流れもあって均一な良い糸というのはどんどんと使われなくなり必要がなくなってきたように思う。均一な綺麗な布の1m四方に数か所フシが目立つはよくあること。それが許容できないのが今の基準、逆にフシだらけの糸のほうが安定していてフシは目立ちにくい。
マッハという機械でフシを取り除くことも可能だけども結び目ができるので一長一短。麻の世界では、遠い昔の高級な紡績糸というのは紡績前の原料レベルで下から光を当てて、ピンセットで、異原子やフシを取り除いていたから均一できれいな糸が存在したが今はそこまでして糸をつくるようなことはどこも行っていない遠い昔の話。
商売している人間なので自分自身も急いでいると間違え等あることもあるので、打ち間違えも当然あるだろう、でもそれで私が得するということは駄目なこと、かならず間違いと思ったときには確認してと伝える。アルバイトの人ならそういうの指摘されても迷惑なだけかもしれないけども、そういうのを指摘するお客さんがいるだけで、その方自身が正しく仕事できていないのにも気が付くだろうし打ち間違えの処理なども正しくできるようになる。
1年ほど前に、60サイズ用に作った箱の大きさが外の3辺58.5cmの段ボール箱があって、それをクロネコに持ち込むと、80サイズということで処理された。スタッフの女の子に間違いだから、もう一度測らせて60サイズに訂正してもらってと再度お店に入って測り直してもらうがやっぱり80サイズだということで帰って来た、しかたないので、私が行って正しく測り直すと60cmに収まっている。仕事で毎日やってる人もそんなもので、人間なんだから間違いはあるだろうけども、間違いをしてきしてもまだ正しく測れないのは意図的なものがあるだろうと思う。そういうのはクロネコにとっても、林与の従業員の教育にとっても仕事として良くないので仕事なんだから正しいが大事。その営業所は、受付が測りもせずに80サイズと書いてしまう人もいるから、そういう場合も60ですから測ってくださいと指摘する。
林与の仕事のときは、足りないことがないように少し多い目にカットしたりするようには心掛けていて、検反機は反物を引っ張りながら計測してゆくんで、その出た数値を長さとして書いて問題はないのだけども、ぴったりだとどうしても布を放反すれば足りないとなるケースもあって、すこし気持ちで長めにカットしておけば通常よりは反物が縮んで足りない場合があったとしてもすごく足りないということはない。
仕事するときにすごく難しい問題が、反物がショートが許されるのかオーバーが許されるのかのあたり、想定として最後ちょうどくらいに仕上がる量を投入すれば何か問題があればショートしてしまう、ショートが駄目なら多い目に材料を投入するしかない。織の失敗だけでなく、加工ロスなんかもあったりして、10反とかの仕事なら1反駄目とかも普通にあったりするので、ロスの想定は本当に難しい。上がっただけ納めてくれみたいな仕事だと安心して効率よく材料も使えるけども、ぴったりを想定しているブランドさんとかに対しては、キズがあった場合キズ引きはしますが、そこをうまく避けた場合に、用尺が足りるようなロス計算をしておられるのかどうかという問題があって、中にはロス計算をしておられないアパレルさんもあって、そういうアパレルさんが一番困ったりする。
無地とチェック柄があるときに、慣れたアパレルさんなら、無地は要尺2mなら余裕みて2.2m用意しましょうとか、チェック柄だったら柄合わせするなら、2.4mなら余裕見て2.6m必要とか考えてくださる。それでようやく1反のキズ5か所とかのロスを吸収できることになる。そういう想定があるともめごとも少なく、そういう想定がないなら、チェック柄のほうが生地が足りないとかいう話になったりもする。上がって来た洋服が少ないから、同じ長さの生地を注文したのに、投入した生地が実際足りないで損したみたいな話を言われたりすることもある。柄合わせすると柄が大きければ大きいほど用尺は必要になってきますよ、みたいな説明をアパレルの方にすることもある。コスト重視で柄合わせしなければ同じ用尺でもかまわないだろうけど、チェック柄なんかは柄合わせしたほうが手間はかかるが洋服として違和感は少ない。
数量の縛りが緩く、柔軟に対応してもらえるアパレルさんなら仕事は無駄も少なくなるけども、柔軟な対応が無ければ無駄の分を吸収しないといけないことになってくる。糸にしても問題はいろいろと抱えていることも多く、特にリネン糸のフシとかは整経や織るときに目立ったものは取ってたりするのが当り前で、問題のある材料というのも許容して手を加えながら織物になっていて、それを鬼の首をとったように騒いでも仕方のない話にもなる。
綺麗な糸ほどフシは目だったりして綺麗な糸がなかなか通用しなくなったのが2000年ころで、特に先染めでは使いにくくなってしまって、そのあたりから韓国や中国の糸にシフトしたりもした。フシがそこそこあるのが普通の糸のほうが、フシがあるのが目立たないから問題が少ないのである。本末転倒的なところもあるけども、綺麗な糸ほど問題は目立ちやすいというパラドックス。特にアパレル向けは基準が厳しいのでフシ糸の問題ではリネンにしてもラミーにしても良い糸を使えば使うほど苦しんだ時があった。
高い材料をあえてお客さんのために使っていてもそのあたりをお客さんが理解してもらえないと結局問題の目立ちにくい糸のほうが良いという話になってくる。そういう流れもあって均一な良い糸というのはどんどんと使われなくなり必要がなくなってきたように思う。均一な綺麗な布の1m四方に数か所フシが目立つはよくあること。それが許容できないのが今の基準、逆にフシだらけの糸のほうが安定していてフシは目立ちにくい。
マッハという機械でフシを取り除くことも可能だけども結び目ができるので一長一短。麻の世界では、遠い昔の高級な紡績糸というのは紡績前の原料レベルで下から光を当てて、ピンセットで、異原子やフシを取り除いていたから均一できれいな糸が存在したが今はそこまでして糸をつくるようなことはどこも行っていない遠い昔の話。