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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

琵琶湖のラッキョ

2010年07月19日

昨日は、中学時代の同級生がシフォンケーキを息子さんに剣道の小手をのお礼ということでもって来てくださいました。私が25年前の中学時代に忘れてしまっていることを本当にいろいろと知ってらして、私が書いた色紙見たいのも見せてもらいました。たしかに、自分の字だなあと実感しながらも、こんなこと書いたのだろうかと完全に書いたことすら忘れてしまっています。

昔、小学生の国語の教科書にお話があったのを思い出しました。そのお話は、二人が昔見た絵の色がどうだったかを話しているのに、一人はあの絵は「青」で、もう一人は「虹色だ」という感じで、二人にとって懐かしいはずの絵の色が異なるのです。そこで、実際にその絵が何色だったのかを調べてみると、白黒の絵だったというようなお話です。たぶん、ヨーロッパの有名な作家の原作だったと思います。

そのお話を昔読んだ小学生の私にはその話の意味がまったく理解できなかったのです。自分が、見た絵の色を忘れる人間がいるのかと思っていましたが、今、現実に自分の思い出がそんな感じです。

今日は、午後から印鑑を作りに行きました。文字数が多すぎて、通常の注文システムに当てはめようとするとデザインが難しいようなのです。職人さんの手彫りのハンコを求めるべきなのか、時間的な問題も含め迷うところです。それを布の世界に当てはめると布を求められるアパレルの多くも方も同じようなジレンマに苛まれながら、作り先を探しておられるものとは思います。

その帰り、琵琶湖の湖岸道路でガソリンがなくなりました。軽自動車なのでまだ大丈夫だと思っていたら減速しはじめたので、道の脇の駐車場の入り口付近に止めて、ガソリンの到着を1時間ほど待つ間、せっかくなので真夏日の琵琶湖の浜を歩きました。半透明のマーブルな石かと思ってひとつ拾い上げるとラッキョです。なぜか、トータルすると何万個にもなるだろう薄赤茶色したラッキョが打ち上げられているのです。


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