リネン日記
重荷
2022年07月23日
日本の織物産業というのも過去がなければかなり楽に考えられる産業だろうとは思ったりもする。過去が無ければ海外展開して日本が培った技術を海外でアプライして、それを消費者市場で展開をすれば国内業者が国内製造にこだわって守ってきた価格を破壊して、安く大量にディスカウントショップ的な展開は可能だろう。
川上川下というような言葉は私は本来好きではないけど、日本の製造業のサステイナブルを考えるときに新たな川の流れが必要だろうとは思っていて、大手SPA型が日本の繊維産業の成功モデルのように思われているけども、それこそが、日本の繊維産業の守って来た価値観みたいなものを安売りしてしまったところがあって、日本国内の繊維の製造業に止めを刺した感じもする。
私自身、日本のSPAの動きもきれいだなあと認めるところはあって、日本の問屋システムや、年配者が仕切る地場産業的なものを切り捨てて、グローバルな視点で、若い世代の人たちが日本の繊維業界を洗い直すみたいなことからやったこと。日本国内は日本的な法律に縛られたりして10倍からの海外価格差を活かして、日本の大手SPAが、1000円、2000円、3000円のアイテムを展開。
そういう時に、国内業者は危機感をもって国内業者らしいそれ以上の世界を作り上げないといけないのだけども、それと同調するような路線のものづくりで、しかも安く追従して産地すらもがあいまいになって、繊維製品でも、産地にしても不確かなものが増えすぎた。産地の謳いよりも販売している業者を信じるというのが昔からの繊維業界の本物を手にする方法。
林与がアイリッシュリネンに警告をならしたのも、今のあさり偽装なようなものを日本の麻業界にもちこまないようなことで、問題化してしまえば熊本のあさりと同じ世界。熊本の偽装あさりが日本の8割を30年とか、日本の偽装アイリッシュリネンが何十年とかを封じて、熊本のアサリにならないように日本の麻業界を誘導。
私がビンテージアイリッシュリネンハンカチを、百貨店での販売が難しかったことがあって、北アイルランドで紡績されたアイリッシュリネン糸は、世界的に残存している量というのは少なく、失われた幻の世界になってしまっている。百貨店の担当の方が私にアイリッシュリネン定義の説明を私にくださる。そのアイリッシュリネンの定義の説明が、成田さんのテキスタイル用語辞典の林与も協力させていたたいたアイリッシュリネンの説明文を読みながら北アイルランドでの紡績というのはもうないとのことですが、林与さんのアイリッシュリネンハンカチは取り扱って大丈夫ですかみたいな心配をされてたりするが、入手の経緯もはっきりしている糸で輸入した当時の箱から出して使った。(詳しくはアイリッシュリネンハンカチプロジェクトの冊子をお読みください。)当時を知っている80歳以上くらいの人に聞くしかないだろう。1995年あたりには、北アイルランドでもアイリッシュリネン紡績はもう失われた世界になってしまっていて、アイリッシュリネン紡績の語り部プロジェクトが発足されている。私自身はスペック的な話よりも、その3種類の糸に共通の特色があって、今のリネンとは違う昔のリネンらしい上品なテイストが好きだったりする。
いろんな百貨店で売られている国産リネンですら、国内で織られたリネン生地なのかという問題なんかもあったりして信用できる業者から買うしかないのである海外産が悪いわけでもないけども、国産を謳いにしながらその謳いが実際に本当なのかという問題は、あさりの偽装問題と似たような話だろうと思う。
インド行った時も、日本人の方が手織りの織物だと言われた織物が、織物を見て縦に目立つ傷があったりして、私からするとどう見ても手織りじゃないのだ、織っているインドの人に直接聞くと、ドロッパーが付いていないシャトル織機で織っているということ。インド人の方が騙すつもりもないのだけども、知識不足で手織りに化けたりする。たぶん、その日本人の方は他の日本人の方にも手織りだという説明で、その業者から買って上げてほしいという感じだろうけども、それが結局手織りの織物という謳いで日本で売られることになるだろうから、手織りというのが一番の謳いになるのだろうけども、それは事実ではないことになる。
結論としては、知識のある正しい業者さんから説明を受けて買うしかないんだろうと思う。知識がないということは悪意が無くても説明が間違っていることなども多い。そこで説明が間違うとそのまま一般消費者の方に間違った説明で伝わってしまうことも多い。百貨店の店頭などでも、どこで作っていますかという話で、自社工場で織っている話をするとそれが一番の説得力がある。別に自分で織っていなくてもしっかりとどこで作っているというようなことくらいは説明できる業者さんでないと正しい情報にたどり着くのは難しいと思う。生地そのものよりも産地など生地の背景を気にされる方が多いなあとは感じ、麻糸に関する質問などに関しても知識も持って適切に答えられるようには心がけています。
川上川下というような言葉は私は本来好きではないけど、日本の製造業のサステイナブルを考えるときに新たな川の流れが必要だろうとは思っていて、大手SPA型が日本の繊維産業の成功モデルのように思われているけども、それこそが、日本の繊維産業の守って来た価値観みたいなものを安売りしてしまったところがあって、日本国内の繊維の製造業に止めを刺した感じもする。
私自身、日本のSPAの動きもきれいだなあと認めるところはあって、日本の問屋システムや、年配者が仕切る地場産業的なものを切り捨てて、グローバルな視点で、若い世代の人たちが日本の繊維業界を洗い直すみたいなことからやったこと。日本国内は日本的な法律に縛られたりして10倍からの海外価格差を活かして、日本の大手SPAが、1000円、2000円、3000円のアイテムを展開。
そういう時に、国内業者は危機感をもって国内業者らしいそれ以上の世界を作り上げないといけないのだけども、それと同調するような路線のものづくりで、しかも安く追従して産地すらもがあいまいになって、繊維製品でも、産地にしても不確かなものが増えすぎた。産地の謳いよりも販売している業者を信じるというのが昔からの繊維業界の本物を手にする方法。
林与がアイリッシュリネンに警告をならしたのも、今のあさり偽装なようなものを日本の麻業界にもちこまないようなことで、問題化してしまえば熊本のあさりと同じ世界。熊本の偽装あさりが日本の8割を30年とか、日本の偽装アイリッシュリネンが何十年とかを封じて、熊本のアサリにならないように日本の麻業界を誘導。
私がビンテージアイリッシュリネンハンカチを、百貨店での販売が難しかったことがあって、北アイルランドで紡績されたアイリッシュリネン糸は、世界的に残存している量というのは少なく、失われた幻の世界になってしまっている。百貨店の担当の方が私にアイリッシュリネン定義の説明を私にくださる。そのアイリッシュリネンの定義の説明が、成田さんのテキスタイル用語辞典の林与も協力させていたたいたアイリッシュリネンの説明文を読みながら北アイルランドでの紡績というのはもうないとのことですが、林与さんのアイリッシュリネンハンカチは取り扱って大丈夫ですかみたいな心配をされてたりするが、入手の経緯もはっきりしている糸で輸入した当時の箱から出して使った。(詳しくはアイリッシュリネンハンカチプロジェクトの冊子をお読みください。)当時を知っている80歳以上くらいの人に聞くしかないだろう。1995年あたりには、北アイルランドでもアイリッシュリネン紡績はもう失われた世界になってしまっていて、アイリッシュリネン紡績の語り部プロジェクトが発足されている。私自身はスペック的な話よりも、その3種類の糸に共通の特色があって、今のリネンとは違う昔のリネンらしい上品なテイストが好きだったりする。
いろんな百貨店で売られている国産リネンですら、国内で織られたリネン生地なのかという問題なんかもあったりして信用できる業者から買うしかないのである海外産が悪いわけでもないけども、国産を謳いにしながらその謳いが実際に本当なのかという問題は、あさりの偽装問題と似たような話だろうと思う。
インド行った時も、日本人の方が手織りの織物だと言われた織物が、織物を見て縦に目立つ傷があったりして、私からするとどう見ても手織りじゃないのだ、織っているインドの人に直接聞くと、ドロッパーが付いていないシャトル織機で織っているということ。インド人の方が騙すつもりもないのだけども、知識不足で手織りに化けたりする。たぶん、その日本人の方は他の日本人の方にも手織りだという説明で、その業者から買って上げてほしいという感じだろうけども、それが結局手織りの織物という謳いで日本で売られることになるだろうから、手織りというのが一番の謳いになるのだろうけども、それは事実ではないことになる。
結論としては、知識のある正しい業者さんから説明を受けて買うしかないんだろうと思う。知識がないということは悪意が無くても説明が間違っていることなども多い。そこで説明が間違うとそのまま一般消費者の方に間違った説明で伝わってしまうことも多い。百貨店の店頭などでも、どこで作っていますかという話で、自社工場で織っている話をするとそれが一番の説得力がある。別に自分で織っていなくてもしっかりとどこで作っているというようなことくらいは説明できる業者さんでないと正しい情報にたどり着くのは難しいと思う。生地そのものよりも産地など生地の背景を気にされる方が多いなあとは感じ、麻糸に関する質問などに関しても知識も持って適切に答えられるようには心がけています。