リネン日記
自分自身の価値観
2023年09月21日
林与が麻生地をみるときに自分自身の価値観を持っている。良いなあと思える布は、作った人の感性の凄さが怖さみたいなもので伝わってきたりする。それが素敵にかわいく見える布だったとしても、単にかわいいだけじゃなく自分が届かない世界の人が作ったのではないかと思えるような、作られた方の仕事へのとことんな姿勢のみたいなものが感じられる。
自分自身の作った布だと林与の小さなダブルラインのミニハンカチみたいなものも、仕上がり36CM角ぐらいの他愛のない他にもありそうなハンカチだったりもするけども、あのハンカチというのはどこにもっていっても好評で、私も自分が作ったものながらもお気に入り。シャトル織機の特性を生かした着尺幅のリネン織物の上下を三巻で仕上げるビンテージテイストのハンカチ。それがほぼ正方形に収まるようにライン2本づつを上下と左右に配置する。
一般的には、ナチュラル仕上げで仕上げたものが素朴ながらもなんか懐かしいような昔の生地の世界を彷彿させる。お店ではあまり見かけないタイプのリネンハンカチ。1Mで3枚も作れてしまうから織物としてはそんなにも難しいものでもないけども、そんな織物が素敵なハンカチに仕上がるところが素敵で林与自身が良いなあと思うところ。このシリーズもたまにしかつくらないけども、今までに何千枚も作って多くの方に使ってもらったシリーズの一つ。ダブルラインの他にも、ヘアライン、ウィンドウペン、キッチンチェックを、赤、青、グリンの3色で展開。
作り始めた当時はそれ専用にリネン40番手の糸を何百キロか確保しておいた。良い年の作柄の糸で白度が高く、洗い上げた時に真っ白なハンカチに仕上がりやすい。シリーズなので、追加で作るときに、色柄ごとにベースの糸の白度のブレが以前のものとないように、ある程度の糸を確保していたというのが理由。ダブルラインのキッチンクロスなんかもそういうのを考慮してベースの生成りの色などがぶれないようなモノづくりでスタートする。
生地なんていつでもつくれると思われるカモしれないけども、良い糸が手に入って問題なく織れるときになるべくたくさん作っておくのが林与的にはベストのものづくり。同じものをつくろうとしても糸から手に入らないこともあるし、糸が手に入っても同じような仕上がりにならないこともある、掛ける織機が異なれば微妙に完成度というものが劣ることも多く、調子のよい時に織ったものというのは無理なく織れているので美しい。
ミニハンカチは、レピアで広幅で横に3枚取り出来たりもするんだけども、まあ、そういう効率を求めないのもこだわりのものづくりで、昔ながらのシャトル織機でがっちゃんがっちゃんとものづくり、林与の自社製品としてはそういう作り方もありだろうと思う。お客様の仕事とは別途に、織機が空いて、手に余裕が出来た時に、こういうものなら多くの方が欲しいと思ってくださるから作って積んでおこうみたいな、たくさん作ると売れてなくなるのに7年8年掛かることもある。新しい人が織る練習をするのにも、お客さんの仕事だと失敗やロスが許されないので、こういう自社製品向けの生地を織っている織機で最初の練習してもらうことが多い。
自分自身の作った布だと林与の小さなダブルラインのミニハンカチみたいなものも、仕上がり36CM角ぐらいの他愛のない他にもありそうなハンカチだったりもするけども、あのハンカチというのはどこにもっていっても好評で、私も自分が作ったものながらもお気に入り。シャトル織機の特性を生かした着尺幅のリネン織物の上下を三巻で仕上げるビンテージテイストのハンカチ。それがほぼ正方形に収まるようにライン2本づつを上下と左右に配置する。
一般的には、ナチュラル仕上げで仕上げたものが素朴ながらもなんか懐かしいような昔の生地の世界を彷彿させる。お店ではあまり見かけないタイプのリネンハンカチ。1Mで3枚も作れてしまうから織物としてはそんなにも難しいものでもないけども、そんな織物が素敵なハンカチに仕上がるところが素敵で林与自身が良いなあと思うところ。このシリーズもたまにしかつくらないけども、今までに何千枚も作って多くの方に使ってもらったシリーズの一つ。ダブルラインの他にも、ヘアライン、ウィンドウペン、キッチンチェックを、赤、青、グリンの3色で展開。
作り始めた当時はそれ専用にリネン40番手の糸を何百キロか確保しておいた。良い年の作柄の糸で白度が高く、洗い上げた時に真っ白なハンカチに仕上がりやすい。シリーズなので、追加で作るときに、色柄ごとにベースの糸の白度のブレが以前のものとないように、ある程度の糸を確保していたというのが理由。ダブルラインのキッチンクロスなんかもそういうのを考慮してベースの生成りの色などがぶれないようなモノづくりでスタートする。
生地なんていつでもつくれると思われるカモしれないけども、良い糸が手に入って問題なく織れるときになるべくたくさん作っておくのが林与的にはベストのものづくり。同じものをつくろうとしても糸から手に入らないこともあるし、糸が手に入っても同じような仕上がりにならないこともある、掛ける織機が異なれば微妙に完成度というものが劣ることも多く、調子のよい時に織ったものというのは無理なく織れているので美しい。
ミニハンカチは、レピアで広幅で横に3枚取り出来たりもするんだけども、まあ、そういう効率を求めないのもこだわりのものづくりで、昔ながらのシャトル織機でがっちゃんがっちゃんとものづくり、林与の自社製品としてはそういう作り方もありだろうと思う。お客様の仕事とは別途に、織機が空いて、手に余裕が出来た時に、こういうものなら多くの方が欲しいと思ってくださるから作って積んでおこうみたいな、たくさん作ると売れてなくなるのに7年8年掛かることもある。新しい人が織る練習をするのにも、お客さんの仕事だと失敗やロスが許されないので、こういう自社製品向けの生地を織っている織機で最初の練習してもらうことが多い。