リネン日記
キッチンクロス
2023年09月24日
お客様のオリジナルの1枚のパネル柄のキッチンクロスがサンプル縫製まで完成した。途中、他の仕事と並行しながら長い道のりだった、まずは2色の色ビーカーから始まってそれが1か月ほど掛かって、糸は特別の良い糸を使ったが、その糸のサイズがばらばらで、一つ1kgに巻くのに何日も掛かってしまい、糸の染も染工場さんの予定を狂わせてしまい、8月終わりころに染まりあがって来て、糸をまくおじいさんも目の手術で糸は自分で巻いて、整経して織ったが、タイイングマシーンが不調で、油洗したりして、ハンドルの回転が軽くなって快調かとおもいきや、最後のほう300本くらいが結べてなかったりで、手で糸を拾って結ぶ作業を2日とか、織りあがって加工も投入予定が遅れてしまって、加工工場さんにも急いでもらうために迷惑かけて、昨日上がってきた反物、それを昨日縫製して、今日、先方に届いて、ごらんいただいて満足してもらえたので、若干の変更などはあるかもしれないけども、ひとまず安心。
一番心配していたのは、きっちりと大きさがデザインされたものなので、それの大きさと異ならずにつくれるか、うっかりの計算ミスとか、加工での縮率計算などがどこまで再現性があるのかなど、多分大丈夫だろうと思っていても最後の最後の確認で、違うところがあったりしたら大失敗ということになる。この仕事は、糸の染色と加工以外の、織物をつくる工程は、ほとんど私一人で作業しているので、途中で何度も何度も確認をする。ひと縦125m分の整経を2本織ったのだけども、115mくらいは織れるんじゃないかと思ったが、110mくらいしか織れなくて、大きな白のタイプが若干少なめになったくらいだろうか、失敗といえば失敗は。
一人で作業をしていたのでまだ途中での問題なども比較的に乗り越えやすかった。織ってくれる人がいたとしても、織ってくれるだけの部分なので、織物としての規格設計は私でパンチカードなども私がつくる、そして織る人が別だと織る人というのは与えられたまま用意されたままを織るだけなので、なにが正しいのかとか分からないままに作業が普通。そういうのって、ほんとうによくないのこと。普通の織物に見えても、縦にキッチンクロスをふたつ取りするようにデザインされた織物なので、内容的には非常に高度な織物の部類に入る。そういうのを一回勝負ですべての作業を自分でやって完成させることができる人というのは、手織りだとまだ織られても、工業的な生産で私以外では本当に珍しいだろうと思う。
ここまでできると大変は大変なのだけども、そういうのが全部できると織物の作業のことがすべてくらいに見えて、自分が間違いなく作業ができれば正しい織物が織りあがって来るという、すべての結果は自分次第という責任感というか覚悟も備わると思う。デザイナーさんの規格書をみて、それを織物に居りあげるまでの一連の作業を1度でも全部自分でやってみるというのはすごく大変だろうけどすごく良い経験だと思うのである。林与が麻織物の1から10まで知っているだけでなく、その作業全般ができ、その作業全般の機械の調整や修理などもできるというのは、今は業界でも本当に珍しいことだろうと思うが、昔は、一人親方的な織物工場だとそういう人はおられたりもしたと思う。
サンプルの縫製は生地のあがりが遅れたということで林与がサンプル分の縫製することに、色の合いそうなミシン糸を手配してタグも届いて、仕様書に従って縫い付けてみたものをデザイン事務所にお送りして、ファーストサンプルの確認が取れた。作業中に気が付いたこととして仕上がった反物の風合いがすごくソフトで良い感じ。今作った生地だけども、昔の生地にあるようなよい生地の風合いと光沢感をしている。
一番心配していたのは、きっちりと大きさがデザインされたものなので、それの大きさと異ならずにつくれるか、うっかりの計算ミスとか、加工での縮率計算などがどこまで再現性があるのかなど、多分大丈夫だろうと思っていても最後の最後の確認で、違うところがあったりしたら大失敗ということになる。この仕事は、糸の染色と加工以外の、織物をつくる工程は、ほとんど私一人で作業しているので、途中で何度も何度も確認をする。ひと縦125m分の整経を2本織ったのだけども、115mくらいは織れるんじゃないかと思ったが、110mくらいしか織れなくて、大きな白のタイプが若干少なめになったくらいだろうか、失敗といえば失敗は。
一人で作業をしていたのでまだ途中での問題なども比較的に乗り越えやすかった。織ってくれる人がいたとしても、織ってくれるだけの部分なので、織物としての規格設計は私でパンチカードなども私がつくる、そして織る人が別だと織る人というのは与えられたまま用意されたままを織るだけなので、なにが正しいのかとか分からないままに作業が普通。そういうのって、ほんとうによくないのこと。普通の織物に見えても、縦にキッチンクロスをふたつ取りするようにデザインされた織物なので、内容的には非常に高度な織物の部類に入る。そういうのを一回勝負ですべての作業を自分でやって完成させることができる人というのは、手織りだとまだ織られても、工業的な生産で私以外では本当に珍しいだろうと思う。
ここまでできると大変は大変なのだけども、そういうのが全部できると織物の作業のことがすべてくらいに見えて、自分が間違いなく作業ができれば正しい織物が織りあがって来るという、すべての結果は自分次第という責任感というか覚悟も備わると思う。デザイナーさんの規格書をみて、それを織物に居りあげるまでの一連の作業を1度でも全部自分でやってみるというのはすごく大変だろうけどすごく良い経験だと思うのである。林与が麻織物の1から10まで知っているだけでなく、その作業全般ができ、その作業全般の機械の調整や修理などもできるというのは、今は業界でも本当に珍しいことだろうと思うが、昔は、一人親方的な織物工場だとそういう人はおられたりもしたと思う。
サンプルの縫製は生地のあがりが遅れたということで林与がサンプル分の縫製することに、色の合いそうなミシン糸を手配してタグも届いて、仕様書に従って縫い付けてみたものをデザイン事務所にお送りして、ファーストサンプルの確認が取れた。作業中に気が付いたこととして仕上がった反物の風合いがすごくソフトで良い感じ。今作った生地だけども、昔の生地にあるようなよい生地の風合いと光沢感をしている。