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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

冷える

2024年03月08日

3月も半ばに近くなっては来ているけどもここ数日体が冷える。今年は近江湖東地域は雪も少なかったのでありがたかった。雪が少ないと麻織物が織りにくいという問題があって、冷え込んだ環境だと麻織物は糸が水を含んで織りやすい。気温の下がる、夕方から夜中にかけては織りやすく、明け方から昼にかけては非常に織りにくいというのが1日の麻織物のパターン。

麻織物というのが雪国で織られたとか、山側で細い番手が織られるとかは、全国的な傾向だろうと言える。宮古上布に関しては、沖縄でなぜ麻織物や芭蕉布が発達したのか、いつか訪ねる機会があったら考えてみようとは思うが、江戸時代というのは沖縄は今よりも寒かったと言われるものの、沖縄という場所は年中温かくて、麻を着ることが快適であったという需要的な要因から、麻織物の技術は進歩し、また、衰退にしてもしにくかったのだろうと思う。現代においても、沖縄での麻織物の需要は通年的で、県を挙げてかりよしウェアのプロモーションが行われていると詳しい方から聞いた。

沖縄も滋賀県と比べるとどちらが田舎かとなると、観光客も少なく多分滋賀県のほうが田舎だろう。昔きいた話だけども、沖縄では手織りは盛んだけども、動力織機での生地の生産というのはあまり聞かないが、その理由が海が近いので、鉄製のj部品などはサビてしまうからということを聞いたことがある。


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