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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

夕方

2024年11月06日

今日、夕方、地域の年配の方と話す機会があったので、農業関係のこととかいろいろと分からないことを尋ねてみた。聞いたこと全部詳しく教えてくださって、お墓のことなども分からないことがあったので聞いてみると、永代供養というのは墓地を使い始めるときに支払うものらしいということで認識はあっていた。一般的には永代供養という言葉は、それを払うとあとはずっと管理してもらえるみたいな意味なので、そのあたりをはっきりとしておきたかった。というのも、親が区長をやったときにも、前の区長さんが永代供養を払った家からは毎年の利用料をもらってなかって、もらえていなかったので貰いに回ったらしい話をして私に永代供養の意味を聞いたので最初に払う頭金やろうと思う、お墓のある家は毎年利用料を別に払っているから、という認識をしていたがそれで間違いはなかって良かった。

その話をすると、いろんな規定なども時代とともに墓地の区画整理などともともに変わってきた話なども教えてもらった。区画整理でそのままの家もあるけども、下は触らずに区画整理してお墓を均等に並べ直してあるので、昔のように墓石の真下に先祖が眠っているわけではないというような話や、まあ、今は土葬もしないので、お墓の下には地域の方々が眠っていると理解すればよいのではなかろうということになっているらしい。共同墓地みたいな概念も今はなくて、年額の利用料が一定の間払われていなければ無縁仏とよばれる墓地の隅のほうに墓の下は触らないまま墓は移動されるそう。そういう話を聞けるうちに知っておられる方から聞くことができておいてよかった。

過疎化の流れの中で、若い人たちも少なく成っていて、こういうことを同世代の方でも知っている人というのは少ないだろうし、どういう風に考えるのが正解なのかを知っていることは、自分じゃなくても誰かが困られたときにも、知らないとか分からとかとか答えるよりも、今はこのようにやっているらしいと一つの実績のある方法を答えることができる。

除雪のことなども集落の一部の方が担当をして雪が降れば朝早くからやっててくださるが、そういう仕組みについても詳しく聞けてそういうのも集落の方の多くもあまり知っておられないだろうと思うのと、他にも草刈や河川の清掃などもどのような仕組みになっているのかを教えてもらえて、そういうのも知らずにやっているよりは知ってやっているほうがやっている意味も分かって良いだろうと思う。本当にものごとの意味を伝えるのが上手な方だなあと思う。

ものごとの背景や意味合いなどをはっきりと説明してくださる方にも出会えなかったので、今日は思い切っていろいろと尋ねてどういうものなのかというのが理解ができて良かった。やってくださってる方は分かっているのだろうけども、やってないものには分からないことが多いので、やっていなくてもそういうのも分かったほうが良いだろうと思うし、知ろうと思ったときに正しく説明ができることが大事だろうと思ったりする。

長年の多くの謎が解けたような気もする。今までは尋ねてもはっきりとした答えをもらえないことも多かったりしたけども、役を当たって協力を求める側の立場で、その意味合いをよく分からずに説明も出来ずに協力をお願いしているというのは、すこし、心もとない話なので、やっている理由がはっきりと分かったことは良いことである。


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