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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

プラザ合意

2025年03月06日

1985年にプラザ合意が行われて240円だったものが150円台になり円高の基調が生まれた。そして、1990年代には75円まで円高となり、今、トランプ大統領の貿易赤字解消の手法としては、円高に誘導して、輸入品には関税を掛けながら、アメリカ製品を世界に販売しようとしている。

戦争と比べると経済的な話は自給自足すれば解決するのだからかわいい話ではあるのだけども、日本国内というのは、昔の何分の1になって、今の若い人たちというのは良い時代の重荷を背負わされていて可哀そうだなあと思う。林与にしてもバブル後の余韻は残っているような状態で繊維業界に携わり始めたのだけども、繊維業界の厳しさと業界の中の人の感覚のギャップみたいなものをすごく感じてはしていた。

カリフォルニアにいた時に、大型のディスカウントストアーやIKEAなどの大型店舗など、将来は日本もこんなふうになるんだろうなあと思っていたがやはりその流れが日本には20年遅れで、ノートパソコンなどもアメリカでは1990年代には学生が持ち歩いていて、レポートなどはプリントアウトして提出が普通。今、日本でもそれが普通のことになって、そういうのはやはりアメリカが世界をリードしてきたようなところがあって、日本は遅れながらついていくような体質。

年配の方たちには抵抗もあるだろうけども、次の世代というのはそういうのに対応できないと仕事すらも難しい。古い物事を残していくためにも、そういうことが普通に当たり前にできて、そういう古いものを支えていく余力を持たなければ難しかったりする。仕事の準備をするのにも、四則演算をすごくたくさんやらないと、一つの作業の準備も難しかったりするので、計算機もなかった時代の感覚だと難しいし、計算機は難しく、今は表計算ソフトなどで簡単に計算の部分はできる。やっている作業一つにしても、自分自身が準備できなければやっている作業にしてもはっきりとは理解が出来ていないことになる。


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