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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

調整

2010年09月30日

今日は織機の調整に追われていました。糊が付いていない糸を織るので糸の毛羽で1時間に10cmが織れないのです。織筬の前で、糸が開かないので、レピアが走ると糸が切れます。そういう時にこそ駄目だと諦めずに自分の理想の織機の状態に近づくように織機を調整してみます。

4年ほど前にも、一度、綿麻の糊なし糸をわざと整経して織れるか織れないかを1週間ほどレピア織機で試したことがありました。そのときには、職人さんに機械を調整してもらったのですが、残念ながらまともなものが織れないということで諦めた経緯があります。織機の調整のコツというのは、一番大事なところが見えないと駄目なのです。

織機の調整というのは非常に重要で、糸によって変わってきます。織機の調整で一番大事な部分を理解できていないと、糸の番手が細くなった場合などには、織れなくなり織機の調整などいろいろな問題が見えてくるのです。

経切れと小さな浮き織り問題はたくさん残るものの人が一人張り付けば見本は織れる状態になりました。一発勝負で作るケースというのは、さらにそこに問題が発生しているという部分は、そのフォローに大きなコストが発生し、出来上がったものの問題も大きいということです。本来、見本、本番としっかりとものづくりをしていかないと織れるかどうかの実際やコストの計算、ものづくりの目処など成り立たないことが多いものです。


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