for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

家に戻って

2010年10月16日

午前3時に滋賀県に戻って参りました。車で走るとガチャンガチャンと寝静まった夜道に鳴り響く側溝蓋の騒音も懐かしい感じがいたします。

朝にはインターテキスタイル上海に向けて新しく加工から上がってきたリネントップのマス見本をハンガーにしました。リネンの世界で色々な物を手掛けているあたりを、万博もあって世界で一番熱い言われる上海でPR できたらとビンテージアイリッシュリネンハンカチ、リネンデニム、オーガニックリネン、リネンストール、細番手超高密度リネン織物、 そして、近江上布の流れを汲む本麻手もみ100番など海外の皆さんにご覧いただきます。

新しい細番手がリネンのイメージを実感いただくために布だけでなく製品の形でもみていただくのが大事であるとここ数年は考えています。日本だけでなくヨーロッパにおいてもリネンの100番手を越えるクラスの織物が当たり前にあるかと言うとリネン関係者でもほとんど扱うことの少ない非常に特殊な世界なのです。

リネンというのは織物というだけではなく、芸術的な側面が大事かと考えています。品質だけでなく、シンプルな白い一枚の布にどれだけの感性を吹き込めるかが、飽きるほどに布を見ていただいているアパレルの皆様にの共感いただけるかどうかだと思うところです。

ものづくりをしていて、技術や新規性を求めるスタイルというのはものづくりの共通項ですが、高級な世界では感性やストーリー性が存在するかしないかだと思うのです。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内