リネン日記
ロングファイバーとショートファイバー
2010年11月29日
今日はリネン25番手を織っています。リネン25番手くらいで、ロングファイバーとショートファイバーが分かれるのですが、そのあたりを区別されてリネンを購入されている方というのは少ないと思います。
ロングファイバーは、ライン、1亜、とも呼ばれ、ショートファイバーは、トウ、2亜とも呼ばれます。ショートファイバーは落ち綿なので、繊維長が短く毛羽っぽいリネンですが、糸の状態で見てもほとんど違いは分かりません。織りあがると繊維長が短いだけにダルな感じなので違いがみえてきます。
リネン紡績工場の方とお話したこともあるのですが、案外、糸を作られている方でも、ロングファイバーだと材料が高い、ショートファイバーだと材料が安いという区別くらいしか思われていないようで、仕上がりの差というものをあまり意識されていないようです。今のリネンがダルなものが多くなっているのは、ショートファイバーを使用したものがほとんどだからです。
アパレル向けのリネンと雑貨向けのリネンの違いは、原材料の産地や紡績水準の違いだけでなく、ロングファイバー、ショートファイバーの違いが大きいと思います。そのほか、ウェットスパン、ハーフウェットスパンの違いなどもあって、同じリネンでも用途や価格に応じてかなり違います。
ロングファイバーは、ライン、1亜、とも呼ばれ、ショートファイバーは、トウ、2亜とも呼ばれます。ショートファイバーは落ち綿なので、繊維長が短く毛羽っぽいリネンですが、糸の状態で見てもほとんど違いは分かりません。織りあがると繊維長が短いだけにダルな感じなので違いがみえてきます。
リネン紡績工場の方とお話したこともあるのですが、案外、糸を作られている方でも、ロングファイバーだと材料が高い、ショートファイバーだと材料が安いという区別くらいしか思われていないようで、仕上がりの差というものをあまり意識されていないようです。今のリネンがダルなものが多くなっているのは、ショートファイバーを使用したものがほとんどだからです。
アパレル向けのリネンと雑貨向けのリネンの違いは、原材料の産地や紡績水準の違いだけでなく、ロングファイバー、ショートファイバーの違いが大きいと思います。そのほか、ウェットスパン、ハーフウェットスパンの違いなどもあって、同じリネンでも用途や価格に応じてかなり違います。