リネン日記
近江上布柄プリントプロジェクト
2011年01月20日
昨日は、午後から、捺染工場さんにお邪魔して、林与の近江上布柄をプリントで再現するためのファーストステップを見せていただきました。4種類の布に3柄をプリントしてくださって、それぞれの違いというものがよく分かります。染料で染めたものと、顔料で染めたものの色の出方の違いも一目瞭然です。
顔料で染めたものは綺麗に仕上がるのですが、印刷したみたいで奥の深さがない感じで、染料で染めたものはインパクトがあり、非常に良い感じの色の出方です。本番を想定したテスト用に、版を作ってくださっており、万全の体制で、林与の近江上布柄プリントプロジェクトは進んでいます。
濃く染まりあがったものは、素材を変えれば秋冬物にもよいような感じです。林与の近江上布柄のモチーフのほとんどが草木です。自然に美を求めたのだということがつくづく感じられるのです。それは、日本人の草木に対する信仰なのかもしれないなあと思うほどです。が、もしかすると、苗字が「林」ですので、草木に、こだわりが合ったのかも知れません。
柄をみていると、ファジーなんです。同じような文様が並んでいるように見えても、隣の文様と隣の文様が微妙に異なり、それがまたぬくもりを感じるところです。今の時代なら、同じ柄をリピートするのが正しい方法でしょうが、昔の柄というのは手彫りで正確に作り過ぎないところに味を求めたのだと思います。画家が絵を描くようなものだと思います。まっすぐな線を引かないところが魅力です。
夜は、彦根で理事会がありました。年が明けて大分経ちますが、初めてお目にかかる社長さんが多かったので、新年のご挨拶をいたしました。
顔料で染めたものは綺麗に仕上がるのですが、印刷したみたいで奥の深さがない感じで、染料で染めたものはインパクトがあり、非常に良い感じの色の出方です。本番を想定したテスト用に、版を作ってくださっており、万全の体制で、林与の近江上布柄プリントプロジェクトは進んでいます。
濃く染まりあがったものは、素材を変えれば秋冬物にもよいような感じです。林与の近江上布柄のモチーフのほとんどが草木です。自然に美を求めたのだということがつくづく感じられるのです。それは、日本人の草木に対する信仰なのかもしれないなあと思うほどです。が、もしかすると、苗字が「林」ですので、草木に、こだわりが合ったのかも知れません。
柄をみていると、ファジーなんです。同じような文様が並んでいるように見えても、隣の文様と隣の文様が微妙に異なり、それがまたぬくもりを感じるところです。今の時代なら、同じ柄をリピートするのが正しい方法でしょうが、昔の柄というのは手彫りで正確に作り過ぎないところに味を求めたのだと思います。画家が絵を描くようなものだと思います。まっすぐな線を引かないところが魅力です。
夜は、彦根で理事会がありました。年が明けて大分経ちますが、初めてお目にかかる社長さんが多かったので、新年のご挨拶をいたしました。