for English speakers: Welcome to HayashiyoWelcome to Hayashiyo
リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

マス柄&ご購入特典

2011年01月24日

今朝、林与オリジナルのブラックアンドホワイトチェックマス見本のお知らせをいたしましたところ、たくさんの方がマス見本をご注文くださいました。マス見本を作るときにできてしまった、難有のものは、すぐに完売してしまいました。捨ててしまうのは本当に勿体がありませんので大胆にも難有のまま販売させていただきました。

うまく活用していただければ、リネン66シリーズと同じ薄手の生地ですのでカットしてストールなんかにお使いいただけるかと思います。良品のマス見本のほうも、上下を始末していただければ、マス見本として眺めるも良し、大判のショールとしてもお使いいただけます。インパクトがあってよい感じです。

数名の方からマス見本の意味が分かりましたというお言葉を頂戴いたしました。リネン日記では言葉足らずで説明がうまく出来ていないのを感じました。いろいろな色柄を提案するために、一つの布にたくさんの柄をパッチワークのように散りばめるのがマス見本です。

メール配信をご希望いただいている会員様にはメールでお知らせさせていただいたのですが、2月14日までに3000円以上お買い上げいただいた方には、ビンテージゴールデンアイリッシュリネン生成糸500M巻をプレゼントいたします。

こちらの糸は、リネン日記でも書きました、オイルショック後の35年くらい前に林与が購入しました糸です。北アイルランドのアンドリュース社のウォーターレッティングの糸になります。リネンの80番手という細番手が珍しいだけでなく、北アイルランドで紡績されたアイリッシュリネンで、今はヨーロッパではほとんどなされていないウォーターレッティングという手法で作られた糸です。糸の均一性などが今の糸とは比べ物にならず、ほれぼれといたします。

オイルショック後の世界的にものが売れなくなった時代に北アイルランドでの紡績に終焉が訪れたものと思われます。1990年代の後半には、北アイルランドではリネン産業がすでに過去のものとなり、アイリッシュリネン産業に携わっていた人たちから当時のことを聞き出す語り部プロジェクトがスタートしています。


ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内