リネン日記
100%な魅力
2011年05月16日
以前、京都の問屋さんの方とお話していたときに、問屋さまのお客様が「本物」がほしいといわれていると聞いて、私自身は「?」な感じで、「本物」ってどういう意味ですかとたずね返したことがありました。
天然志向のブランドさんで、麻なら本麻、リネンならリネン100%、綿なら綿100%みたいなものが本物という定義のようです。ポリエステルとかレーヨンは、合成繊維や半合繊なので、たとえ100%であっても、そのお客様が求めておられる本物の定義には入らない感じでした。
合成繊維というのは、天然繊維の弱点を補う形で生まれてきたものが多いのです。コスト、均一性、安定性、機能性などでニーズに合わせた合成繊維には合成繊維のメリットがあるとは思います。世界的なブランドさまからも商談会の機会にお話をうかがっていると、リネンに対するニーズはあるものの、合成繊維ライクなきれいで光沢のあるものを探される傾向を感じます。
一方、インターテキスタイル上海はなどでは、とくに中国のバイヤーさんは、リネン100%なものは中国でもありふれてあまり興味を示されず、リネンでは中国で織ることのできない100番手を超えるようなものや、あるいは複合素材などを探しておられます。
世界では目新しいものを探そうとされる傾向が強い中で、日本人の100%ものへのこだわりや素材へのこだわりというのは特別ではないかと思います。林与自身、麻へのこだわりは非常に強く、リネン100%、麻100%のものづくりをするときには、自分らしいなあと感じます。素材やものづくりにこだわりを持つところが日本らしいところなのかなあとも思います。
天然志向のブランドさんで、麻なら本麻、リネンならリネン100%、綿なら綿100%みたいなものが本物という定義のようです。ポリエステルとかレーヨンは、合成繊維や半合繊なので、たとえ100%であっても、そのお客様が求めておられる本物の定義には入らない感じでした。
合成繊維というのは、天然繊維の弱点を補う形で生まれてきたものが多いのです。コスト、均一性、安定性、機能性などでニーズに合わせた合成繊維には合成繊維のメリットがあるとは思います。世界的なブランドさまからも商談会の機会にお話をうかがっていると、リネンに対するニーズはあるものの、合成繊維ライクなきれいで光沢のあるものを探される傾向を感じます。
一方、インターテキスタイル上海はなどでは、とくに中国のバイヤーさんは、リネン100%なものは中国でもありふれてあまり興味を示されず、リネンでは中国で織ることのできない100番手を超えるようなものや、あるいは複合素材などを探しておられます。
世界では目新しいものを探そうとされる傾向が強い中で、日本人の100%ものへのこだわりや素材へのこだわりというのは特別ではないかと思います。林与自身、麻へのこだわりは非常に強く、リネン100%、麻100%のものづくりをするときには、自分らしいなあと感じます。素材やものづくりにこだわりを持つところが日本らしいところなのかなあとも思います。