リネン日記
ショッピングセンター
2011年06月19日
今日は、会社は休みでしたが自分仕事してまして夕方に発送を完了しました。リネン糸を双糸するのを頼む目処が立ちましたので、同時に刺繍用の糸なども作ろうかと考え、その糸の準備もしました。ほかに、先週こられたお客様用のサンプルなども手配をいたしました。
発送を完了した脚で、半年振りに近くのショッピングセンターに行きました。行く前から予想が立っていたのですが、以前は580円でジーンズを販売されていて、同じものかどうかはわかりませんが、一番安いのが850円になっていました。580円で販売されていたときでもお買い得という感覚はありませんでしたが、今、850円のジーンズというのは、現地で販売されている価格よりも安く、品質も良いのではないかと思います。
洋服にしても突拍子もないものが流行するということは少ないし流行を追うようなタイプではないので、どうしても洋服の形よりも素材のほうに目が行ってしまうのですが、リネン100というものはメンズで2つありましたが、一見見劣りしているのです。基本、麻のものは大手の量販店では売れにくいという結論になるのではないでしょうか。というのも、周りに合繊のものがたくさん置いてあると、麻の物というのは相当思い切ったことをしない限り無地などでは見劣りしてしまうのです。クオリティが高い売り場においてあると逆に味の面が引き出されるのですが、売り場全体の雰囲気が非常に大事だと感じます。
そういう理由からしても売り場の人などが普段から良いものを眺めていないと、なかなか麻が良さというものはわからないと思います。合繊や綿のものなら安くてきれいであって、フシやネップがあるというようなものが高いとう、一見矛盾する部分を評価できる目というのは普通だと難しいのです。弊社の素材ではありませんが、無地の後染めのものはしわが目立っていましたし、シャンブレーのものもネップが目立っていました。しかしながら、カジュアルなリネンながらも全体的な品というのはほかの素材に比べて勝っているというのが総評です。
今は合繊の安いものの方が見栄えがするのが普通です。昔の着物の麻というのは、非常なまでの贅沢が施されていて、見た目でも合繊に負けることはなかったのです。林与の使っていた昔の麻糸というのは本格的な世界で、ストーリーからしても海島綿やカシミヤの世界を超えるようなのが当たり前でした。今は糸からしまして、情報すらもが薄い時代になってしまいました。紡績会社の方に聞いても担当の方であってもしっかりとした知識がなく、糸商さんに尋ねて検討してほしいとのことで、日本企業もどこまで手を抜くものづくりが続けられるのかというところに差し掛かっていると思います。実質は海外企業になってしまっているところと、国内的なものづくりをされているところとの差が大きく出始めていて、当面は商社的になられたところが勝る時代が続きますが、最終的には商社化してしまうと売ることが大事になってきますので売れなくなれば終わりです。
今の時代、海外のフラックス工場や紡績メーカーの方のほうが正直なところでの話ができたりします。それは日本の企業以上にものづくりをされていて自分たちのやっていることにプライドをもたれているからで嘘をつく必要がないのです。逆に、日本の糸商さんが違うメーカーの箱に入れ替えただけと普通に言われる時代ですので、国内で流通するものへの信用という言葉は過去のものになってしまった感すらもあります。
発送を完了した脚で、半年振りに近くのショッピングセンターに行きました。行く前から予想が立っていたのですが、以前は580円でジーンズを販売されていて、同じものかどうかはわかりませんが、一番安いのが850円になっていました。580円で販売されていたときでもお買い得という感覚はありませんでしたが、今、850円のジーンズというのは、現地で販売されている価格よりも安く、品質も良いのではないかと思います。
洋服にしても突拍子もないものが流行するということは少ないし流行を追うようなタイプではないので、どうしても洋服の形よりも素材のほうに目が行ってしまうのですが、リネン100というものはメンズで2つありましたが、一見見劣りしているのです。基本、麻のものは大手の量販店では売れにくいという結論になるのではないでしょうか。というのも、周りに合繊のものがたくさん置いてあると、麻の物というのは相当思い切ったことをしない限り無地などでは見劣りしてしまうのです。クオリティが高い売り場においてあると逆に味の面が引き出されるのですが、売り場全体の雰囲気が非常に大事だと感じます。
そういう理由からしても売り場の人などが普段から良いものを眺めていないと、なかなか麻が良さというものはわからないと思います。合繊や綿のものなら安くてきれいであって、フシやネップがあるというようなものが高いとう、一見矛盾する部分を評価できる目というのは普通だと難しいのです。弊社の素材ではありませんが、無地の後染めのものはしわが目立っていましたし、シャンブレーのものもネップが目立っていました。しかしながら、カジュアルなリネンながらも全体的な品というのはほかの素材に比べて勝っているというのが総評です。
今は合繊の安いものの方が見栄えがするのが普通です。昔の着物の麻というのは、非常なまでの贅沢が施されていて、見た目でも合繊に負けることはなかったのです。林与の使っていた昔の麻糸というのは本格的な世界で、ストーリーからしても海島綿やカシミヤの世界を超えるようなのが当たり前でした。今は糸からしまして、情報すらもが薄い時代になってしまいました。紡績会社の方に聞いても担当の方であってもしっかりとした知識がなく、糸商さんに尋ねて検討してほしいとのことで、日本企業もどこまで手を抜くものづくりが続けられるのかというところに差し掛かっていると思います。実質は海外企業になってしまっているところと、国内的なものづくりをされているところとの差が大きく出始めていて、当面は商社的になられたところが勝る時代が続きますが、最終的には商社化してしまうと売ることが大事になってきますので売れなくなれば終わりです。
今の時代、海外のフラックス工場や紡績メーカーの方のほうが正直なところでの話ができたりします。それは日本の企業以上にものづくりをされていて自分たちのやっていることにプライドをもたれているからで嘘をつく必要がないのです。逆に、日本の糸商さんが違うメーカーの箱に入れ替えただけと普通に言われる時代ですので、国内で流通するものへの信用という言葉は過去のものになってしまった感すらもあります。