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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

雨の七夕

2011年07月07日

今日は七夕、雨が降っています。暑い日が続いて、それを打ち消すかのように雨の日がつづく、暑い一日の夕方ににわか雨。プラスとマイナスの要素の中に夏らしさがあって、自然を感じます。

藍染作家の梅崎由起子さんから、個展のお知らせをいただきました、

 梅崎由起子 展  ―夏時間―
 会場: ギャラリー海  南都留郡富士河口湖町河口1746-2
 会期: 2011年7月8日~24日 11時~17時 火・水・木曜日定休

届いたDMがすごく素敵で夏らしさを感じます。梅崎さんの作品というのは、浴衣などを中心とした日本の夏を彩るような世界です。日本の昔の着物というのも、白ベースかあるいは紺ベースで、紺という色は濃い色ながらも黒とは違って夏に良く合う涼しげな色味なのです。話は変わりますが、富士山にも一度は登ってみた気がします。富士山に登るとかしんどい経験を積むような夢を持っているというのは素敵な気がいたします。今年の夏は絶対に無理なくらいやることが山積みです。

先日は業界紙を読んでいまして、綿糸の暴落の話、一方で羊毛の高騰の話、投機的な儲け話でものが作られる世界というのは長続きはいたしませんし、夢がありません。布が無機質なものだとあんまり意味がない気がします。布というのは使い捨てられやすい布と比べて大事にしてもらえるものです。

スーパークールビズも悪くはないと思うのですが、なんかみんなが一緒にやらないと駄目みたいなのは本質的ではない気がします。雨を降らす方法があります。火を炊けば、雨が降り天から恵みで涼しくなるのです。昔の農家の人の知恵です。にわか雨一つが、エアコンの力の数億倍の力なのです。

夕方、オレンジと赤の新色のリネンが染まりあがってきました。きれいな色で、リネンって糸からして華があるなあと思います。リネンの染糸をみて感動される方も多いものです。実際に、色糸が何十色もあると見ているだけで楽しいものです。そんな世界を独り占めできるのは林与の贅沢な世界です。


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