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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

暑いですね

2011年07月09日

今日は暑い暑い一日で、近江湖東は、日中はずっと30度を超えていたのではないでしょうか、夕方6時で外は32度でした。今日は東京からお客様で、近江のことを織物だけでなく、近江の織物が全国に広まった近江商人の歴史的な足跡も訪れていただきました。実際に今作られる織物とは関係のない世界かもしれませんが、織物のもつ背景というのはどこの産地もストリーがあるもので、それが産地の重みなのかもしれないと思います。

中山道に立ち並ぶ古い家々を眺めるに重いものを背負っておられるなあと人々の日々の暮らしすらからも感じるものです。今宵は高宮の無賃橋では、花火大会が行われるということで、浴衣を着た人々が道を行き交っておられました。ローカルな行事で、たくさん人が楽しみにしている行事が続いているというのは今では珍しいことです。 

夜、会社に戻ってからは急ぎの分の整経ができていたので機作りを行いました。リネンの高密度タイプがなぜか縦切れで織れず原因を探っていたら、ありえないミス、織筬の左右を間違えて筬の表裏が逆になってしまっている。右も左も同じと思って適当に仕事をしている人には、仕事以前の右と左の違いから話をしないといけないのだ。

筬に右と左を書くことで対応するというのはどうだろう?それをすると最終ほんと判断すらもができない人の集まりになってしまいます。用意されたものを何の心配もなく組み立てるだけそういうのって量産型の海外が得意なのでそれとは違う目で見て判断するような工程を守ることこそが日本のものづくりではないかと思います。


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