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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

勉強会

2011年07月19日

今日は、午後に彦根ホテルで会合があって環境問題に関する学習会があわせて行われました。その後の懇親会の場で、何十年前の世界や日本のイメージは昔というのは公害問題が今よりもひどく人類が滅亡するような危険を秘めていて、今というのはより秩序だったサステイナビリティが保たれている社会だというようなお話を聞きました。

私自身の昔のイメージは、逆だったりして、今もその人類は進化しすぎて終わりに近づこうとしている気がします。昔のほうが家で取れたものを食べたり、質素な生活をもちろんしていたので地球には優しい生活形態だったと思うのです。変えすぎないことこそが一つの人類の長寿の方法ではないかと思います。何か環境問題が起こると新しい技術で対応しようとしますが、その技術こそがさらに問題を秘めているのです。

長年に渡って人類が使い続けている薬品や物質というものは非常に安全であろうかと思います。特に高いからという理由で、他の安いものに代用されて消えていくものというのは、昔のもののほうがより安全だろうと思います。

今も太陽光発電などが盛んに取り入れられようとしていますが、テルル化カドミウムを使った方式のほうが安価であると大量に量産されて何十年かあとに大丈夫なのでしょうか?今を乗り切るために、アスベストのように家を取り壊すこともできずに困る事態になりかねません。

リスクは今もすでにつぶやかれていますが、人体に対する被害問題が深刻化しない限りは新しい技術というのは人の生命とトレードオフの関係で生まれてくるのだといえます。40年前に危ないといわれていた原子力発電が、つい最近は、地球環境に優しくといううたい文句で世界を挙げて推奨されていたことを考えると、これも人類の持つ典型的かつ必然的かつ不可避な流れの一つと捉えるべきなのかも知れません。

今は本物のジュースなどが昔よりも安く手に入るなど、昔よりも幸せになっている部分は多いと思いますが、そういうのにありがたみがなくなって、品質などにもあまり区別がなくなってきているのかもしれません。


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