リネン日記
本麻小幅
2011年08月02日
今日は、午前中、彦根での会合、午後は近江八幡での会合に出席しました。昨日、今年の6月に織った本麻の無地の織物が加工から上がってきました。着物に仕立てないなあと思いながらも、キングサイズで作ったので自分用の着物に仕立てるのもよいのかなあと思っています。
着物の世界の方とお話をさせていただくと、本麻に関しては硬くて張りのあるものを求められているのが伝わってきます。今回のはしっかり目に織ってあるので、アパレル向けというよりは甚平向けの肌触りっぽく仕上がりました。
加工も途中、仕上がりの立会いなどをさせていただいて、林与自身が満足のいくような仕上がりを検討いただきました。加工に投入してからも1ヶ月以上掛けての一つの形です。本麻の無地物というのも本場のものというのは非常に少なくなってきているので、贅沢な一品だなあと思います。
会社に、本場白絣というポスターがあるのですが、それをみていても昔のものづくりというのは完璧すぎたなあと感じます。工業製品でありながらも自然と一体の加工なので産地というものが非常に大事だったのを感じます。昔の日本の産業が装置産業ではないところが今の時代に真似のできないところで、昔の産地のつくりあげた特産品の形のほうが素材としての本質を語る分では狭く深くで、今の移り変わる浅く広くのものづくりとは対極をなすところです。
着物の世界の方とお話をさせていただくと、本麻に関しては硬くて張りのあるものを求められているのが伝わってきます。今回のはしっかり目に織ってあるので、アパレル向けというよりは甚平向けの肌触りっぽく仕上がりました。
加工も途中、仕上がりの立会いなどをさせていただいて、林与自身が満足のいくような仕上がりを検討いただきました。加工に投入してからも1ヶ月以上掛けての一つの形です。本麻の無地物というのも本場のものというのは非常に少なくなってきているので、贅沢な一品だなあと思います。
会社に、本場白絣というポスターがあるのですが、それをみていても昔のものづくりというのは完璧すぎたなあと感じます。工業製品でありながらも自然と一体の加工なので産地というものが非常に大事だったのを感じます。昔の日本の産業が装置産業ではないところが今の時代に真似のできないところで、昔の産地のつくりあげた特産品の形のほうが素材としての本質を語る分では狭く深くで、今の移り変わる浅く広くのものづくりとは対極をなすところです。