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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

色落ち

2011年08月26日

今日は午前中は書類の準備をして彦根に届けて、午後からは彦根で会合がありました。各方面への書類の準備が遅れていて、紙が希少な昔というのは信用でものが動いていたのだと思います。今の日本というのは、何十年も昔にコンピュータの発達でペーパーレス社会が予想されていたのとは反対で、文面ばかりを作るペーパー社会だなあと思います。この20年でコピー機の普及やプリンタの普及で、紙の消費量は十倍以上になったのではないでしょうか。

今日、ダンボール紙の上で、干す作業をしていて驚いたのが、ダンボールの色というのが白い布に捺染したかのように極端に移ることです。黄色い水性インクを塗ってあるかのような色の移り方をしています。非常に怖いなあと思いました。このダンボールの茶色って、リネンの生成とおんなじでほとんど調整がしていない色なのかと思ってたのですが、黄色い染料で染めて作ってあるのかなあと考えています。

これほどまでに色が落ちるなら色をつけていないほうが安全だろうなあと思います。これはたまたま海外の茶色いダンボール紙の話ですが、生地などの色落ちの話と共通することではないかと思うのです。生地などに関しましても堅牢度などの問題は、品質面での常にクリアを要求される部分ではあり、そういうところが厳しければ厳しいほど本場のものというのは生き残りやすいのではないかと思うところです。



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