リネン日記
期末
2011年09月30日
昨晩は遅くまでストール関連の撮影を行っていましたので、今日はバテ気味でした。会社も期末なので、通常の月末とは違うような忙しさでした。月末というのはどうしても月末払いのものなどが多いので伝票の処理など増えてしまいます。9月を振り返ると、7月、8月よりは落ち着いてはいたのですが、詰まっている中に、毎日、新しいお話をいただきますので、どこまで一つ一つを丁寧にやるのかというところだと思います。
午後からはお客様で1ヶ月半ぶりくらいにお見えになられましたので近況などをお聞きしました。震災の影響で、資材関連の織物業の方というのは、かなりお忙しくされているようなお話です。「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、製造メーカーですら在庫ゼロを目指す体質ですので、全体としては備えることが悪とみなされる時代です。
電気、自動車関連が、組み立て産業になってしまった現状では、海外に移転することのほうが安定してものづくりをできるようなお話をよくきくようになりました。日本国内のものづくりがギリギリまで常に追いやられている状況で、さらに何かあると選択肢として海外のほうが自由度が高いというのが、ちょっとやそっとの努力ではどうしようもないというのがどの産業にも共通する部分だと思います。
リネンの糸なんかも国内で在庫をしっかりと持てるところも少なくなってきていますので、糸を作る力だけでなく糸を持つ力すらもが海外に依存する時代になりました。本来は国が急激な価値観などの変化を吸収するような役目をしないといけないのでしょうが、数年で180度変わってしまうような誰が見ても成り立たないようなものを考え失敗の多い政策に、大きなところは守られても小さなところの経済までもが、その尻拭いの悪影響を受けるという時代なのかなあと思います。
午後からはお客様で1ヶ月半ぶりくらいにお見えになられましたので近況などをお聞きしました。震災の影響で、資材関連の織物業の方というのは、かなりお忙しくされているようなお話です。「備えあれば憂いなし」ということわざがありますが、製造メーカーですら在庫ゼロを目指す体質ですので、全体としては備えることが悪とみなされる時代です。
電気、自動車関連が、組み立て産業になってしまった現状では、海外に移転することのほうが安定してものづくりをできるようなお話をよくきくようになりました。日本国内のものづくりがギリギリまで常に追いやられている状況で、さらに何かあると選択肢として海外のほうが自由度が高いというのが、ちょっとやそっとの努力ではどうしようもないというのがどの産業にも共通する部分だと思います。
リネンの糸なんかも国内で在庫をしっかりと持てるところも少なくなってきていますので、糸を作る力だけでなく糸を持つ力すらもが海外に依存する時代になりました。本来は国が急激な価値観などの変化を吸収するような役目をしないといけないのでしょうが、数年で180度変わってしまうような誰が見ても成り立たないようなものを考え失敗の多い政策に、大きなところは守られても小さなところの経済までもが、その尻拭いの悪影響を受けるという時代なのかなあと思います。