リネン日記
オーガニックリネン
2011年10月05日
今日は、オーガニックリネンのカラーカードを見ておりました。色に染めてある糸ですが、草木染ではなく、化学染料染です。オーガニックというと、日本人的感覚からすると染めも草木で染めでと希望される方が多いのですが、リネンは汚れが落ちやすいという性格をもっていますので、それは裏返すと染めた色が落ちやすいということなのです。
濃い赤の色をみると反応染料で染めてあるのかなあと思ったりします。色のついたものは、生成とオフ白の世界とは別世界で、それはそれでバリエーションを広げるのにはよいものだと思います。アパレルブランドに要求されるような摩擦堅牢度や耐光堅牢度をクリアするためには仕方のないところなのだといえます。
草木染で染めるようなオーガニックリネンの世界というのは、濃く染まりやすい藍染くらいが一番落ち着くのかとも思います。媒染剤として金属系のものを使えば、それは草木染であったとしても、オーガニックなんだろうかという部分にぶつかるでしょうし、藍染自体が昔から麻に使われていたということも昔に戻る自然な形でしかないのです。
無限の色が出せるかというと草木染の世界では制限が付いてきます。赤は茜の赤色を使う。でも、コチニールのような虫をすりつぶしたものがどうして、草木染なのかと疑問に思ったこともありましたが、より赤らしい赤を出すために自然もので一番きれいに出るものを探した結果がコチニールだったのでしょう。ログウッドにしても、コチニールにしても、遠く遠くから運ばれてくる話を聞くと、今の時代のLEDではありませんが、青色が開発されたことにより、瞬く間に世界中の照明がLEDに置き換えられたのと似ている気がします。
濃い赤の色をみると反応染料で染めてあるのかなあと思ったりします。色のついたものは、生成とオフ白の世界とは別世界で、それはそれでバリエーションを広げるのにはよいものだと思います。アパレルブランドに要求されるような摩擦堅牢度や耐光堅牢度をクリアするためには仕方のないところなのだといえます。
草木染で染めるようなオーガニックリネンの世界というのは、濃く染まりやすい藍染くらいが一番落ち着くのかとも思います。媒染剤として金属系のものを使えば、それは草木染であったとしても、オーガニックなんだろうかという部分にぶつかるでしょうし、藍染自体が昔から麻に使われていたということも昔に戻る自然な形でしかないのです。
無限の色が出せるかというと草木染の世界では制限が付いてきます。赤は茜の赤色を使う。でも、コチニールのような虫をすりつぶしたものがどうして、草木染なのかと疑問に思ったこともありましたが、より赤らしい赤を出すために自然もので一番きれいに出るものを探した結果がコチニールだったのでしょう。ログウッドにしても、コチニールにしても、遠く遠くから運ばれてくる話を聞くと、今の時代のLEDではありませんが、青色が開発されたことにより、瞬く間に世界中の照明がLEDに置き換えられたのと似ている気がします。