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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

取材

2011年10月28日

今日もよいお天気です。なんだか、過ごし易くって。これから冬に向かうのに、なんかぽかぽか小春日和です。今日は朝から繊研新聞の記者の方が取材にお見えで、ジャパンクリエーションやインターテキスタイル出展などの近況のご報告をさせていただきました。記者の方も以前、中国で偽タクシーにやられたそうで、海外では襲われたりするリスクというのは付き物だなあと改めて思います。

届いたリネン糸ですがコーンでみると非常にきれいですが、作業工程に掛けてみると糸に手を掛けて加工してあげることが必要かと思います。糸を丁寧に加工し直しまして織るようにいたしました。シャトル織りのリネンでストールに仕上げてみようと考えています。加工も展示会で非常に人気のあった林与ナチュラル仕上です。

11月30日と12月1日の両日は、PANGEA SOLARIUM(渋谷区恵比寿西1-24-1)で行われますナチュラル素材系の展示会に参加することが決まっております。林与はリネン分野での出展となります。この展示会は一般向けではなく業者さん向けの展示会となります。一年後の秋冬向けもそうですが、2012の春夏物のリネン関連の生地の企画を考えておられる方にとってはじっくりとお話できるのではないかと思います。

午後からは引き続き海外スワッチの準備です。4日も展示会でしたのでスワッチだけでも60社くらいにお送りすることになりますので1週間仕事でこの週末もなくなりそうです。展示会というのは商談の場というより新しいお客さんとの出会いの場でしかないと思います。3年くらいお会いして双方の熱意が形になって初めて動くというようなことも多いんじゃあないかと思うのです。

工場の中では、ラミーの100番手のものも織り始めています。ラミーのものというのは、最近は糸質の問題も絡んでリネン以上に織るのに神経を使います。海外で150番手を超えるようなクラスのすごく細いラミー織物が量産される時代となりラミー紡績も中国に追い越されてしまった感があります。日本の糸商さんの間で流れる糸というのが廉価なものが多くなり、一方で中国国内のほうが材料に関してはハイスペックなものが多くなってきました。そういう細い番手を使いこなせるところは少なく、インフレというより、スタグフレーション的な局面に入っているような気もします。


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