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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

画像: 中国企業の展示会

中国企業の展示会

2009年06月19日

昨日は、午前中に縫製会社の社長さんから電話があって、大阪でありました衣類、雑貨を主体とした中国企業の日本向けの輸出展示会を見に行ってまいりました。大阪での中国企業の展示会は別の展示会ですが、3年ほど前に一度行ったことがあって、あまり良い印象はありませんでしたので、今回もそれほど乗り気ではなかったのですが、「林与」は、今度10月に上海での国際展示会に出展を予定しているので、参考になるかと思って見にいったのでした。

会場に着くと首からぶら下げるIDホルダみたいなのをもらって、縫製会社の社長さんが招待を受けた企業のブースにまず挨拶に行きました。そのあとぐるっと見て回って、今回の展示会の印象が違ったのは、日本にすでに販売している企業が多く、どのブースも日本語を話せる営業のものが通訳としており、前回よりも丁寧な対応ができていた点でした。

中国の企業の経営者というのは、お金だけが目的で商売をしているケースが多いので、新しいものづくりにお金を使うとか、素材にお金を使うとかが苦手で、新規のお客さんに対しても注文の多い少ないだけで対応が違って、極限まで材料コストを下げて価格競争しようとするので、縫製の技術はそこそこ良くても、100円ショップアイテムやファストブランド向けのものが多く、値段相応という感じは否めません。

10月の上海の展示会は世界最大級テキスタイル展なので、中国企業はもちろん、アジアや世界の各地からの新規のバイヤーがブースに来てくれることと想像しております。そんな新規の方に、弊社の布を語ることができるよう、中国語の通訳と英語の通訳は用意しておかないといけないと感じました。上海の展示会では、中国企業はもちろんヨーロッパ方面のリネンの紡績企業もたくさん出展いたしますので、高品質なリネン糸に関する情報など収集したいなあと考えております。

画像は、昨日の展示会で、毛皮製品のブースでもらった無料のフェイクファーのボンボンです。下に敷いてあるのは、「林与」のリネンギンガムストール素材です。


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