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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

今日もバタバタ

2012年01月18日

今朝は、紡績会社に電話を入れてリネン糸の在庫確認などを行いました。ファンド事業の認定を受けているアイリッシュリネン140番手は手持ちの糸の在庫がなくなれば本当の幻となってしまう世界です。その世界をより身近に楽しんでいただこうとすると、フランス、ベルギー産のフラックス原料を使用した現行の糸を使うというチョイスになるのではないかと思います。

現行の糸でどこまで、ビンテージの糸の風合いに迫ることができるのかというのは、その時々のロットの加減にもよりますし、また、今年は不作の年であったと聞いておりますので、昨年の良質な原料が残っているのかにも仕上がり具合はかかってくると思います。不作の年ほど、繊維が細く、実質番手が細いというような話も遠い昔に聞いたこともありますが、実際に糸を手にして織り上げて自分で評価をしてみるしか方法はないのかとも思います。

お昼前に、新卒採用の件に関しまして地元の高校の就職担当の方がお見えになられまして1時間ほどお話をさせていただきました。今の時代、就職が困難ということではありますが、職業や職種にかかわらず目の前にある仕事を前向きにできるかどうかというあたりになってくるかとは思うのです。前向きに続けていると差が出てくるもので、力のある人でも前向きに動いていないと、分からないままにほっておくことが増えて、それが後から分かるようになるということはほぼ不可能です。

お昼には、2本ビームを出機さんにもっていき織りつけや納期の確認などをして、織りあがった反物を持ち帰りました。午後からは、業界新聞紙の方からの原稿の入稿のお話と百貨店からお電話をいただきました。仕事関連の出荷も今日は5件ほどあって夕方には出荷をすませました。リネンなどのビーカーがあがってきてそれを染工場の方が会社に持ってきてくださいました。夜には会社で織っているストール関連の織機の配分計画などを練り直しました。調子よくは織れているのでキズなども少なく安心しています。本生産の最中ですので手一杯になってしまっていますが、本生産の時期が終わってからも広がりそうな部分も多い気がしますし、ハンカチに使う林与の紙箱のお話もうまくいきそうで、良いこともたくさんあった一日です。


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