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リネンや麻を織る日々をつづっています。

リネン日記

インターテキスタイルイン上海2日目

2009年10月21日

今日は、一般にも公開がスタートする初日でした。昨日とは若干お客さんの感じが異なり、昨日のようにじっくりと話をできる方は少なめでした。日本製のリネンというのがどう違うのか見るのが目的の方が多かった気がしました。

欧米のバイヤーの方は、リネンの140番手の試作品をみて立ち止まられている方が多かったです。世界でも手に入らないもので参考商品で非売品であると説明させていただいているのですが、やはり、一番高いものに注目してくださる方が多く、価格などをお尋ねになられますので、参考想定価格をお話ししますと本当に驚かれていました。欧米のバイヤーの方も、もう手に入らない、本物のアイリッシュリネンの世界には興味があるようで、本物への憧れというものは、作る側だけでなく、買われる側の方はより求められる要素なのだと確信しました。

今日の弊社のブースでの人気は、リネンデニムではなく、60番手のシャトルリネンストールでした。10人くらいの方がその一つのタイプをピックアップして話を聞いてこられました。林与のリネンストールというのは、中国製のリネンストールの何十倍かはするかとは思うのですが、デザイン性、クオリティの面では、ほかのブースでは見つけることができないものということと日本製のストールということで注目くださいました。

今回の展示会におきましても、林与のブースの飾り付けが特殊なことは私自身も理解しています。たぶん、展示会のブースの中でも一番、ハンドメイドちっくな飾り付けで、展示数も少ないと思うのですが、プラスチックなテイストにならないように注意して展示するハンガーも選びました。日本の織物、近江の織物の重みを出したいという気持ちで、ヨーロッパのテイストとは違う世界で、リネンを提案してみました。


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