リネン日記
袱紗屋さんの若大将
2009年10月27日
今日は、午後から袱紗屋さんの若大将(専務さん)がお越しくださいました。かねがね噂は伺っており、ブログなどを拝見していると強面の感じの方を想像していたのですが、非常に上品な感じでお若くハンサムな方でした。普段は、ちりめん生地をお使いのようですが、今回は、滋賀の伝統の麻を活用しようと林与の生地とのコラボを考えていて下さり、名刺入れなどの小物や暖簾など近江産湖東麻布を使用したものに取り組もうと興味を示してくださっています。
夜の7時ころから、上海の展示会で人気だった麻のトップの糸の在庫確認のため倉庫に行きました。ほかにも、倉庫の中には昔のものが一杯詰まっていて、その中から、手績糸を見つけました。林与が近江上布の機元だった半世紀以上昔のものです。買ったときのままの箱に入っていて、糊を付けたような状態の感じです。箱には、きぬあさ80番手、100番手、120番手の印刷があり見るからに特別の扱いをしていた糸のようです。手績糸の入手が困難になった今、昔の日本の手績糸が使える状態で残っているのは、日本の伝統の織の世界にとって昔のものを再現することができるという大きなチャンスだと思っています。アイリッシュリネン140番手にしましても昔の糸と今の糸では織物の風格が違うので、昔の良いものを再現するためには、昔の良い糸がベストの選択だと思います。今は作ることのできない、昔のものは本当によいものが多いのを実感します。
夜遅くに、カバンメーカーの社長と電話でお話しました。熱気のある上海での展示会のお話などをしまして、メイドインジャパンをどうやって世界に広めていくかを考えるとき、香港の展示会なども選択肢の一つではないかと薦めていただきました。カバン業界に置きましても高級ゾーンを扱っておられるところは今年は悪いようで、それを乗り越えるために、より価値を伝えることができるものづくりをしていかなければならないことを感じました。
夜の7時ころから、上海の展示会で人気だった麻のトップの糸の在庫確認のため倉庫に行きました。ほかにも、倉庫の中には昔のものが一杯詰まっていて、その中から、手績糸を見つけました。林与が近江上布の機元だった半世紀以上昔のものです。買ったときのままの箱に入っていて、糊を付けたような状態の感じです。箱には、きぬあさ80番手、100番手、120番手の印刷があり見るからに特別の扱いをしていた糸のようです。手績糸の入手が困難になった今、昔の日本の手績糸が使える状態で残っているのは、日本の伝統の織の世界にとって昔のものを再現することができるという大きなチャンスだと思っています。アイリッシュリネン140番手にしましても昔の糸と今の糸では織物の風格が違うので、昔の良いものを再現するためには、昔の良い糸がベストの選択だと思います。今は作ることのできない、昔のものは本当によいものが多いのを実感します。
夜遅くに、カバンメーカーの社長と電話でお話しました。熱気のある上海での展示会のお話などをしまして、メイドインジャパンをどうやって世界に広めていくかを考えるとき、香港の展示会なども選択肢の一つではないかと薦めていただきました。カバン業界に置きましても高級ゾーンを扱っておられるところは今年は悪いようで、それを乗り越えるために、より価値を伝えることができるものづくりをしていかなければならないことを感じました。