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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2010年10月20日
今朝はタクシーに乗れず、シロタクにのって会場に行きました。シロタクの方が本物のタクシーよりも高いのです。上海はタクシーが満杯で捕まらず、若いお兄さん運転のバンに乗って会場に向かいました。

今日は、以前からお取引のある海外の方もお越しになられ、欧米の有名ブランド様もお越しくださいました。100番手以上のクラスのものと66番手のものとの素材感の違いは歴然としているのでどうしてもセレクトは100番手以上のクラスの物に偏ります。

中央に展示してありますアイリッシュリネンハンカチと同じ素材のハンガーを選ばれた方には、今行っているビンテージアイリッシュリネンハンカチプロジェクトに関しましてのお話を致しました。

リネンのキッチンタオル素材なども新鮮だったようでこれは良いねえ、というコメントをいただきました。午後からは結構忙しかったです。今日も終ってからタクシーを取ることが出来ず、会場近くのレストランでご飯を食べましたが、チゲ鍋のような辛すぎる料理で食べることが不可能でしたが食べました。
2010年10月19日
今日はインターテキスタイルの初日で9時に会場入りいたしました。上海万博の影響もあって航空券や宿泊の確保が難しいせいか、スペシャルバイヤーズデイにも関わらず海外バイヤーさんの比率は低いようにおもいました。

午前中には、国際ブースと中国のブースを巡りましてリネンの細番手素材の情報収集を行いました。ドイツ、フランス、イタリアのブースでは秋冬物がほとんどでリネンのものはほとんどありませんでした。

中国のリネン関連のブースでも、細番手に挑戦するところが出てきているようで、繊細なリネン織物もいくつか有りました。ディスプレイされている商品に関して実際に作れるのかを聞いてみると作れないという答えが返ってくるのでテスト段階のものも多いようです。

午後には、海外のお客様も見えられました。インド、アメリカ、フランス、オーストラリア、韓国の方など。特に細番手のものには興味を持っておられました。中国でもリネンに対する認識は高まって来たようで日本と同じようなナチュラルテイストなラインへの評価も高まってきたように感じました。

夕方、晩御飯はタクシーも捕まえるのが難しく、会場近くのレストランで食べました。
2010年10月18日
朝8時くらいに空港からタクシーに乗って展示会場に着きました。123元で、200元渡してもおつりをごまかそうとするところが上海のタクシーでありがちなことです。

会場のブースのロケーションは昨年と同じで迷うことなくたどり着きましたが、会場の入り口から怪しげな業者の中国人に同行され頑張って歩きすぎ、飛行機のなかで海外産小麦原料のパンを食べ、2年ぶりに運動誘発性小麦アナフィキラシーが誘発、疲れはててた状態で皆さんとご挨拶です。

昨年に引き続きジャパンクリエーション事務局の皆さんが温かくサポートくださるなかで、ちょっとハンガーの高さを高くしてもらったり、2回目のインターテキスタイル上海ということもあって、現地通訳スタッフとも予定通りに合流もでき、前日準備は簡単に済みました。

夜、夕食のついでに現地のスーパーでハンガーと壁のフックを買いました。夕食は魚のスープ、チンゲンサイ、きのこと肉のいためもの、豆腐の料理とビールで4人で80元で美味しかったです。
2010年10月17日
インターテキスタイル上海に出展するため午後3 時に家を出ました。空港には予定通に着いたのですが航空会社がオーバーブッキングしたようで、明日の朝1番の便に変更で航空りんくうタウンにあるANAホテルを準備してくれるという話もあったのですが、予定通りの飛行機で夜中に現地入りです。

飛行機の中で寝て、空港の24時間のレストランで朝まで過ごしました。海外旅行のトランジットの際には数時間待つこともあるので、それほど悪いものではありません。
2010年10月16日
午前3時に滋賀県に戻って参りました。車で走るとガチャンガチャンと寝静まった夜道に鳴り響く側溝蓋の騒音も懐かしい感じがいたします。

朝にはインターテキスタイル上海に向けて新しく加工から上がってきたリネントップのマス見本をハンガーにしました。リネンの世界で色々な物を手掛けているあたりを、万博もあって世界で一番熱い言われる上海でPR できたらとビンテージアイリッシュリネンハンカチ、リネンデニム、オーガニックリネン、リネンストール、細番手超高密度リネン織物、 そして、近江上布の流れを汲む本麻手もみ100番など海外の皆さんにご覧いただきます。

新しい細番手がリネンのイメージを実感いただくために布だけでなく製品の形でもみていただくのが大事であるとここ数年は考えています。日本だけでなくヨーロッパにおいてもリネンの100番手を越えるクラスの織物が当たり前にあるかと言うとリネン関係者でもほとんど扱うことの少ない非常に特殊な世界なのです。

リネンというのは織物というだけではなく、芸術的な側面が大事かと考えています。品質だけでなく、シンプルな白い一枚の布にどれだけの感性を吹き込めるかが、飽きるほどに布を見ていただいているアパレルの皆様にの共感いただけるかどうかだと思うところです。

ものづくりをしていて、技術や新規性を求めるスタイルというのはものづくりの共通項ですが、高級な世界では感性やストーリー性が存在するかしないかだと思うのです。
2010年10月15日
今日はジャパンクリエーションの最終日です。午前中は、滋賀県の麻織物関係の地元の方が弊社ブースにもお見えくださり、そのほかお仕事でお付き合いのあります皆様などが本日はお越しくださいました。地元の方とも普段すれ違うことはあってもじっくりとお話しする機会がありませんので、ジャパンクリエーションというのは半年に一度の団欒の側面もあったりします。

また、いつもお電話で話をさせていただいていたりする皆様でも、初めてお会いする方などもあったりでようやく初めてお会いできましたね、みたいな出会いがあったりました。たぶん、私を始めてご覧になられた皆様というのも、電話やメールでお話している林与のイメージと、実物の林与のイメージではギャップを感じられたのではないかと思います。

展示会も終了間際、隣のブースの島に出展されている中国のムシャクという場所からジャパンクリエーションに参加された中国企業の台湾出身の社長さんとお話しました。テンセルを主体に扱われている会社さんで、日本の大手さんとも大きくご商売をされているとのことで、先週はインターストッフ香港、来週はインターテキスタイル上海、そして、パリ、ニューヨークと一年で8個の国際テキスタイル展を回られるようなパワフルな計画を持っておられるそうで、気さくにお話させていただき国際的な壁というものはなくなってきているのを感じます。

今回は、秋冬展ということもありまして、リネン100、麻100というのは生地という形でお探しされる方というのは少ない感じですが、リネンや麻のよいイメージというのはやはり強いようで、壁にプリントアウトした「LINEN」「近江上布」の文字をご覧になられブースの中の素材などもご覧いただけたりしました。

最終日ぐるっと回ってみて、素材感や洋服自体が厚手の流れに動き始めているような印象を受けました。ストール関連も落ち着きをみせたようで、林与の場合も、ノーマルな糸のものではなく、オーガニックリネンや細番手など素材にこだわった特別なものやナチュラルに仕上げたクラスが注目をいただいていたように思います。今回もいろいろなお言葉をいただけまして今後のものづくりに生かして生きたいと考えております。
2010年10月14日
昨日は、今回のジャパンクリエーションの場で、ピッグスキンファッションショーなども行われましたノーノーイエスの河村真氏も弊社ブースにお立ち寄りくださり、黒いリネンをお探しなのだろうなあと思いました。また、今朝は、午前中、織物を探して世界中をめぐられている会社の方なども弊社ブースにお越しになられ、お話をきいていると、世界中で織物をになっている世代の交代というのが行われ、林与が普段実感している布つくりの現場の難しさというものは世界中共通しているなあと感じます。

午後からは、リネン教室を主宰されております上島佳代子先生も弊社ブースにお越しくださり、もうすぐ誠文堂新光社から発売されます「リネンと過ごす優しい時間」というリネン本を特別に1冊プレゼントくださいました。本の中を拝見しながら、いろいろな海外でのリネンの産地を巡られたお話をじっくり聞かせていただき、本のなかで使われておりますフランスのリネン生地のアンティークな見本帳も実物の生地感も林与の手で実際に確認できました。

上島さんのご愛用のハンドメイドのお財布も使い込みすぎではないかと思うくらい、太目の番手のリネン生地でしたが柔らかく後染めの茶色もデニムのように薄くなってました。林与のリネンではなかったのですが、私自身も、何年も愛着をもって使っていただけるような布をつくりたいなあと思いますし、そういう布を大事にしてくださる皆様に出会うことができるのは布をつくるものとしてはありがたいことです。上島先生のリネン本は、楽しい写真もたっぷりで、リネンに関する情報の宝庫で、リネンにご興味のある皆様はぜひ手に入れてくださいね。(6月に取材に来ていただいたときの、林与の工場の中の写真やシャトル織機の写真などもあるので見つけてください。)

弊社にお越しの方というのは、まず、どこで作っておられますかというのをお尋ねになられるケースが多く、滋賀県ですとお話しますと滋賀県のどこ作っておられるのですかとより詳細的な産地にまでお尋ねになられます。工場を持って織機を動かしているというお話をさせていただくと安心されるようにみえます。それを強く感じたのが今回の出展です。「近江上布」の文字に惹かれてお越しくださった方には、手織りの近江上布絣のコレクションなどもご覧いただきました。

今日は、じっくりとお話させていただいたケースが多く、一日中、お客様とお話させていただいているような状態が続き、あっという間に夕方6時でした。閉館時間の6時を過ぎてからもブースを覗いてくださる方もおられ、これから2011の春夏に向けてリネンお探しのみなさまというものまだまだ多いのを実感します。リネンや麻という素材に思い入れをもって立ち寄ってくださって、情報とか技術とかの移り行くものにではなく、麻織物の文化的な背景に惹かれて素材探しをくださるような皆様とのお出会いも多い一日となりました。
2010年10月13日
ジャパンクリエーションの初日で、ぎりぎりに会場に入りました。AW展はSS展よりも会場の構成が広くて、お客様の流れというのはまばらな感じがしました。明日からFISMAという別の展示会が開催されますので、それを一緒にご覧になられようとする方が多いのか、初日はアパレル関連の方の出足はまばらな感じでした。

今日は、午後からもヨーロッパのバイヤーさんなどがご覧になられにこられまして、リネンに関するコメントなどをいただき参考になる体験でした。日本の国の織物文化を支えようとされる皆様の暖かいサポートには感謝いたします。林与とお付き合いのある皆様も林与のブースを探してきてくださいました。

弊社ブースのお隣の島は、海外の出展企業ブースの島でした。中国、台湾、韓国などの初出展の企業さんが集まられていたのですが、どの企業も日本にはすでに輸出実績のある企業で日本語はOKのはずですが、言葉の問題を心配されてか、なかなか日本のバイヤーの方が声を掛けにくいようで、海外に門戸を開いた初ジャパンクリエーションに興味を示し来日くださった会社なので林与は交流にブースを訪れようかと思います。

今日、気がついたのですが、本来注目度NO1であるべき企業さんのブースが裏方的な人通りの少ない場所にあったりします。ジャパンクリエーションの裏方として動いておられる皆様の献身なお気持ちを感じる発見でした。心から頭の下がる思いです。
2010年10月12日
今朝は3時起きで、1時間で準備を終えまして、朝5時にレンタカーを彦根まで取りに行きました。荷物が多いので会社の車では荷物が乗り切らないと思い、ハイエースをレンタカーしました。

東名高速の集中工事にぶつかりまして、東京に着いたのは午後4時でした。レンタカーを借りたおかげで、それほど疲れずに10時間ほどのドライブになりました。会場について2時間ほどで準備を終えて、午後8時頃にホテルにチェックインです。

ブースのほうは、角のブースで林与のロゴが大きく飛び出して見える感じで… 林与の看板ロゴの素材もリネン100%素材をオーバーロックミシンでパッチワークして作ってあります。初めて見られた方は、こんな馬鹿なものを良くつくったなあと思っていただけると思います。

インターテキスタイル上海に行くための飛行機のほうが便が満席状態で取れなかったのですが、ようやく昼過ぎには、飛行機のほうも確保できました。満席の飛行機が語るように、上海万博が行われている上海というのは特異な熱気に包まれているものと思います。
2010年10月11日
今日は、自治会の運動会がありました。一日延期になりましたので、仕事の方もおられ参加者が限られており、たくさんの種目に参加させていただきました。運動会が終わって、テントを片付けたりしてから、展示会の準備を出発まで行いました。

展示会に出発するので、加工に出せていないものの加工出しの準備なども行いました。加工から上がってくるものに関しましては、上海の展示会に持ち込むものもあったりで、なんとか、東京から帰るまでに加工から無事に上がってくることを祈っております。

展示会で、ブースに来場くださった方にお配りするキッチンタオルですが縫製と加工も済んで袋にいれて「林与」ロゴのシールを貼って出来上がりです。今、ネットで販売しているタイプとは違って若干薄手のタイプですが、リネン100%なので、リネンの力を試していただくにはよろしいかと思います。

今日は天気も良く、久々に直射日光で日焼けした気分で、さすがに疲れ果てて夜11時には眠りました。いよいよ明日出発です。
2010年10月10日
今日は、倉庫に行きまして本格的に近江上布の見本を整理いたしました。たくさんありすぎて数は数え切れないのですが、数千枚から1万枚ほどの見本が確認でき、その全てが本麻で、一本一本が丁寧に織られているのを考えると気の遠くなる話です。

資材系のものとは違ってほぼ全てが着尺巾で37cm程度の生地に仕上がっています。本麻というのはさすがですね、50年以上経っていてもしっかりとしています。倉庫のほうにあったはずの戦前の箱が今日は見当たりませんで、どこで見かけたのか再度探そうと思っています。

林与の場合、昭和20年代の見本というのは、色数も少なく幾何柄が多く、シンプルで、30年代にクライマックスを迎えて、40年代に入ると服地の時代になって、またシンプルな世界に戻ったといえます。昔のものをみてよいなあと思うものの、それと同じものを作るにしても相当大変だろうなあと感じます。
2010年10月09日
今日は、自治会の運動会の準備の日でしたが雨降りで、朝に評議委員会があり、運動会が一日延期となりました。午後からは来客があって、日帰り旅行に行かれたお土産をいただきました。

夜には、レピア織機の調子が悪かったので職人さんに調整していだたき、なんとか、ジャパンクリエーション前に済ませるべき仕事を済ませられそうな段取りになりました。加工出しのほうもなんとか出発前に済ませる段取りで進んでいます。

今、染工場さんのほうはお忙しいようで、まだ、これからシーズンに向かって、この傾向は続きそうということをおっしゃっておられました。ジャパンクリエーションから帰ってきて、すぐに、インターテキスタイル上海という日程になっておりますので、私のほうも社員に現場の仕事を任せての展示会になります。
2010年10月07日
ビンテージアイリッシュリネンのプロジェクトですが、1年目には、リネン140番手を織りこなし、さらにジャガード織りまで手がけました。今日は来週から始まるジャパンクリエーション、インターテキスタイル上海の準備で忙しすぎて、午後からも法務局に行ったりとバタバタでした。残念ながら、加工出しがジャパンクリエーションに間に合わなくなってしまったものもあって残念です。

ジャパンクリエーションでは、弊社のブースにもヨーロッパのバイヤーさんが訪れていただけることになり、春夏物だけでなく、日本の伝統的な文様などをせっかくの機会ですので見ていただこうと、50年以上林与に眠っていた昭和20年代から30年代の数百種類の近江上布の見本柄なども持ち込もうかと考えております。(近江湖東麻織物(近江上布)をPRするための大キャンペーンです。)

日本の織物の歴史や、近江上布に興味をもたれている方にとっては、博物館でもこれほどの数は難しいと思いますので、またとない機会だと思います。ブランド様でプリント柄としてコラボいただけるところもあるのではないかと思います。

今作れるものばかりではなく、日本らしさや日本の伝統を、海外のバイヤーさんなどにみていただくのも、来場された方には良い思い出になるのではないかと思います。海外のプリント柄が人気ではありますが、プリント柄をしのぐ手間隙を掛けた日本の絣織物の文化と日本の和柄というものをご覧いただけるのではないかと思います。
2010年10月06日
今朝は、午前中に出機さんが来て下さいました。織りあがった布を持ってきてくださったのですが、さすがに仕事は綺麗だなあと思います。キバタながらもキバタが光っています。出荷するのですが、出荷するのがもったいないなあという馬鹿げた印象です。

今日は、ジャパンクリエーションの事務局のほうから依頼がありました麻のウェディングドレスをインターテキスタイル上海の展示に使ってもらえるかもしれないということで、発送いたしました。普段、事務所3Fにボディに着せて飾ってあるのですが、ボディから脱がせてそのウェディングドレスのつくりをじっくりと眺めてみると、本当に手の込んだよいつくりのものです。

ジャパンクリエーションのデザイナーズコラボでは、ズズキタカユキ氏、平本聡氏、matofu、坂口英明氏とのコラボをさせていただき、林与の素材が手の込んだ作品になるのを見せていただきました。素材を提供させていただいても、それがどのような形に仕上がるのかは想像すらもできず、会場で、作品になった姿を見たときにデザイナーの力には驚きを感じます。

作品を作るのに1回分の布しかお渡ししないのに、その布で魅せるものを仕上げるというのは至難の業かと思います。林与のように、一つの布をつくるのに、何回も、何年も掛けて商品を開発するのとは違うスタイルなのだなあと思います。

麻のマリエは、オーガニックリネンを使用しています。素材は、林与のこだわりのオーガニックをそのままに究極のナチュラル仕上です。半年経ちましたが、今もまだ、良い感じだんだんと柔らかくなってきていると思います。ドレスのほかにも、あと、新婦が頭に巻く布があるのです。これは、余ったガーゼの布を使って作ってくださっています。黒い字でデザイナーさんのサインが入っているだけなのですが、それだけで、立派な作品に思えるところが布の魔法です。
2010年10月05日
リネン日記をご覧いただいているのはお客様がメインではなく、ブログなどを同じく書かれている、私のご友人が見てくださっていることが多いようです。久しぶりにメールを貰っても、リネン日記を読んでいるのでいつも会っている感じなのよね、とおっしゃってくださいます。

新しくお会いする方なども私のことをリネン日記でご存知だったりと、今の時代のネットの情報発信力の強さというものを感じます。何か職業で麻に携わっておられる方が私のリネン日記を見て私にお電話くださることも多いのです。お電話でお話をさせていただくと、案外、アパレルリネンの世界とは別のリネンの世界の方とのお出会いがあったりもいたします。

靴、かばん、傘、クッション、カーテン、シーツ、風呂敷、テーブルセンター、タオル、ハンカチ、ストールなど、使われる御用途というのは、なんでもありだと思うのです。普通だと市販されているものにされたほうが安全ですよ、とアドバイスしても、リネンを使ってちょっと危ない感じのものを作って、どこにもない新規性の部分に重点をおいて、機能性や安定性には目をつむるというような商品開発をされている方も多いようです。

また、リネンを織る際のレピアの捨て耳や、残糸に関しても非常に興味を持ってくださるケースがあります。なぜ、こんなにすごいものを捨てるのですかみたいなお話です。そうですよね、私も子供のころ、工場の中で捨て耳を見て綺麗だなあほしいなあと思ったことがあり、大きなビニール袋に入れていたので後で使うものだと思っていました。通常は、捨ててしまうんです。
2010年10月04日
今日は、朝に1点、午後に1点加工出しを行いました。今日は雨が少し降っていたせいもあってか、加工工場のほうは荷物が少ないように思いました。一時のピークを越えたのかとも思います。

午後からは、倉庫に20年以上前の国産の麻糸を取りに行きました。そのついでに、ニッセンの箱に入っている120番のシルク麻と書いてある箱があるのでそれを眺めるのですが、箱を開けると丁寧な仕事で300gくらいの1チーズづつが紙に丁寧に巻いてあります。紙をはずして眺めるとその繊細さと光沢感というのは格別で、単に糸が100番手よりも細いというのではなく、糸の質そのもの、また糸の加工そのものグレードが別格であるということを見せつけます。今は再現不可能な特別な糸の世界です。この糸も昭和30年代くらいに近江上布を作るときに使った手織用の糸であるので、そのころのものが特別なのは当たり前な話なのかもしれません。手織用の糸というのは信じられないほど均一なのです。海外の手織のものというのは均一でない品質の低いものが多いのですが、林与の場合、手織に使う糸はより均一なものを使用するというのが基本でした。

今日は、京都の呉服屋さんから帰ってきた見本の箱を開いてみました。ハギレが箱いっぱいに入っています。林与の先代たちが、その箱を残しているところは特別すごいなあと思います。その当時だとたくさんあったはずで、ハギレが詰まっているだけのように思えるのですが、実際には、そのハギレというのは、一つ一つが柄を生み出して織り上げるまでに、半年とか一年掛けたものなので、設備があったとしても、今はその一つ満足に作ることすら至難の業です。価値のある近江上布の世界というのはまさにこの世界なのだと実感いたします。

不思議に思うのは、失敗作というのは無いのだろうかということです。これだけたくさんの柄をつくれば、たくさん失敗したものもあるだろうに、綺麗な見本柄ばかりが何百も揃っているのです。もしかすると、この何倍もの試作を行って、提案する柄というのはこれだけですよと絞ったのかもしれません。でも、織物をやっていても昔のものを上回ることはできないというのを痛切に感じます。
2010年10月03日
今日は、早朝からセントレアに見送りに行きました。空港全体で2番目のフライトだったので、着いたときには空港にはほとんど人がいません。ホットコーヒーでも飲みたいなあと思ってフードコートに行くとまだお店が開いていないのです。

一つのお店が他のお店よりも1時間ほど早くから開店準備してお店を開けました。すごく人気なのは当たり前で、お客さんがいるのに開店するのはそのお店だけです。そのお店にしてもお客さんの少ない早朝からお店を開けると言うのは大変だと思います。

朝の空港というのは寒いので、暖を取ろうと私はコーヒーとハンバーガーを注文したのですが、コーヒー以外はコールドドリンクだったので、コーヒーを飲めない私の連れのほかの二人にもそのお店はお湯が用意できると行ってくれて、途中どのくらいの熱さが良いですかと温度まで聞きにきてくれて、結局、熱いお湯のほかにも温度調節するための水まで二人分容易してくれました。無味乾燥なお店とは違うなあと思いました。耳慣れない名前のハンバーガーショップでしたがマニュアルに縛られないスタイルでのサービスには感心しました。

他のお店よりも一足も二足も早く、朝早くから働いているお店というのは、その精神からして違うものだなあと感じました。お客さんの気持ちがわかっているのです。味のほうも、手作りを思わせるたまごがたっぷりな感じのあるパンズです。手作りな感じの味でしっかりとしています。ファストフード店だったので、まったく期待もしていなかったのですが、こういうお店なら十分価値があると思いました。ドーナツも売っていましたが、大きな団子のようなドーナツだったので食べませんでした。

帰ってきてから出荷、夜には自治会の会議がありました。
2010年10月02日
今日は、携帯電話の1台の解約と1台の機種変更にドコモショップに行きました。携帯電話が非常に多機能化しスマートフォント呼ばれるものがたくさん出回るようになりましたが、割引やポイントなどをつかうと2万円ほで、もともと2年で使い捨てるというコンセプトなんだと思います。

スマートフォンのキャンペーンをやっていたようで、大学生っぽいアルバイトっぽい女の子が私にスマートフォンの説明に来ました。スマートフォン暦15年近い私なので、スマートフォンを実際に使ったことのないキャンペーンの子が私に説明にくるのはかわいそうだなあと思いながらも、その子の横で1時間くらいデモ機を使ってみました。

説明を受けながら実際に使ってみると不具合が多く、使っている途中で何度も何度も止まります。私がスマートフォンを使ってネットでやりたいことをやってみるのですが、それがデモ機ではうまく出来ないのです。まだまだ、スマートじゃないのがスマートフォンです。

でも、機械的にすごいなあと思ったのは、裏蓋を開けると3分の2くらいが充電池用のスペースで、バッテリーの駆動時間が長いのはありがたいです。スケジュール管理と仕事のすることを管理しないといけないシチュエーションが増えているので、バッテリーが長くないと電話も掛けられなくなるので駄目なので、今使っているスマートフォンがすぐに電池が切れるので買い換えることにしました。

キャンペーンの子は、たぶん私が仕事を始めて最初のお客さんだったのか、キャンペーンチームのところに報告に行くと、よかったねえとチームの他の二人から温かい言葉を掛けられていたのが遠くから聞こえてきてこちらのほうが涙です。途中なんどか助け舟で、上司が説明に来るのですが、その女の子の仕事をサポートしようという感じで暖かいチームで販売しているなあと思いました。
2010年10月01日
午前中に、地元の繊維関係のお客様が来られまして久しぶりにお出会いしましたので近況報告などをいたしました。夜には、ジャパンクリエーションにおける招聘ヨーロッパバイヤーの皆様にも弊社のブースを覗いてただけるチャンスがいただけたようでごメール案内をいただきました。

ジャパンクリエーションの秋冬展でリネンを中心に提案するというのは昨年は、林与だけだったのですが、リネンハンカチ、リネンストールをはじめ、リネンデニムやホームユース系の皆様などがリネンに興味をもって来てくださいました。今を秋と考えるとリネンデニムとリネンシャツは秋冬物としてとても良い感じです。

ジャパンクリエーションならびにインターテキスタイル展が迫っています。ホテルとかの予約をしたり、飛行機のチケットを取ったりと今日は忙しい感じで時間が過ぎていきました。加工工場のほうにも反物を投入しないといけないのがあります。インターテキスタイル上海のホテルのほうも予約は取れたようですが、上海万博の終わり1週間前ということで本当にホテルの宿泊代金のほうが昨年よりも相当高くなっています。

染工場には朝一番で電話を入れて急ぎの分を急いでもらうように頼みまして、別件で、午後からは加工工場から電話をいただきました。
2010年09月30日
今日は織機の調整に追われていました。糊が付いていない糸を織るので糸の毛羽で1時間に10cmが織れないのです。織筬の前で、糸が開かないので、レピアが走ると糸が切れます。そういう時にこそ駄目だと諦めずに自分の理想の織機の状態に近づくように織機を調整してみます。

4年ほど前にも、一度、綿麻の糊なし糸をわざと整経して織れるか織れないかを1週間ほどレピア織機で試したことがありました。そのときには、職人さんに機械を調整してもらったのですが、残念ながらまともなものが織れないということで諦めた経緯があります。織機の調整のコツというのは、一番大事なところが見えないと駄目なのです。

織機の調整というのは非常に重要で、糸によって変わってきます。織機の調整で一番大事な部分を理解できていないと、糸の番手が細くなった場合などには、織れなくなり織機の調整などいろいろな問題が見えてくるのです。

経切れと小さな浮き織り問題はたくさん残るものの人が一人張り付けば見本は織れる状態になりました。一発勝負で作るケースというのは、さらにそこに問題が発生しているという部分は、そのフォローに大きなコストが発生し、出来上がったものの問題も大きいということです。本来、見本、本番としっかりとものづくりをしていかないと織れるかどうかの実際やコストの計算、ものづくりの目処など成り立たないことが多いものです。
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