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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2010年11月09日
今日は、朝、彦根の高校にシンポジウムで使う資料を取りにいきまして、その後は、糸を染めるための準備で、一つ計算を間違ったり、染め忘れがあると、糸一色が揃わないだけで、ワンマーク全ての納期が狂ってくるからです。織物に使う糸の本数などをかなり厳密に計算して在庫の糸を確認して、今日は、15色ほどを染めに出しました。夕方には、アパレルさんが百貨店でイベントをされるということで、急ぎということで現物の在庫の問い合わせがありそのサンプルを送りました。

あと、細番手の高密度織物の準備の手配も今日は進めまして、加工出しのほうも準備しました。予約いただいている分の生地なども12月頭頃を目標に準備を進めております。なんか、一気に来春向けの本番などが入って来てますが、シャトル織機、レピア織機、ジャガード織機ともキャパはありますので、来春に向けて企画を検討のアパレルの方など、林与のリネンをお試しくださいませ。

夜、展示会でのリクエストサンプルが届いていないとイタリアのゼニヤさんから今日メールが届きました。お送りして2週間ほど経っていますので、もうとっくに着いたものと思っていたのですが、EMSで送ったので調べてみると税関チェックで止まっているようです。相手も生地の大手で生地サンプルを送ってもなんの問題ないと思うのですが不思議というより、なぞです。

ブースに来ていただいて、すごく気さくにお話しさせていただいて、とても生地を気に入ってもらえたみたいで、お会いしてから3週間ほど経ちましたが覚えてくださってて前向きに進めようとメールも下さるのでありがたく、このくらいの輸送トラブルはよくあることなので気にして出来ないと諦めては駄目で、再度お送りすれば届くだろうと思います。手続き自体には問題がないようですが、イタリアやフランスというのは生地の国ですので、輸入される生地に対してのチェックが厳しいという話をJETROのアドバイザーの方に聞きました。
2010年11月08日
今日は、1台の織機で、織機に生地が10Mほど巻き込まれてしまってるトラブルが発覚して、その問題を解消するために織機の巻取りローラーの部分をばらしました。巻き込まれて、布が逆流する現象は時々起こるので難しい問題ではなかったのですが、ネジなど今まではずされた形跡はないにも関わらず、ねじ山が潰れているような感じで、はずした後にはめるのが一苦労で、結局、ネジを中古の別のものに二つ交換しました。

この織機は新しく1976年の織機です。こういうみえないところがいい加減なのが、だんだんとシャトル織機も近代化してきた証拠です。今の車や電化製品などの塗装も、表面だけで裏まで、塗装できていないとかがほとんどです。

新しい織機や整経機ほど織物のことをしらない、機械メーカーの人が作ってあるので、不便なところが多いのです。基本的に真似を繰り返し、あらゆるメーカーが少しづつ改良を重ねた時代の昔のもののほうが織機としては汎用的であり、誰でも使え、部品も比較的に共通でトータルな面においては良いのです。

午後は、現在進行中の来期ものの糸量などを計算して、在庫糸などを調べて、加工工場に行き、仕上がりが硬くなった生地の問題を検討しました。加工工場さんというのは分業体制が進んで、それぞれの工程を担当された方が、最終的な生地の風合いを確認されることはほとんどありませんので、風合いを良くする為に各工程で工夫されるということがなかなか難しいようです。外注の織り工場なども糸を捜しに行きましたがありませんでした。夜には、数件の発送を終えました。
2010年11月07日
11月8日発売のソーイングナチュリラが届きました。これから冬に入る季節ながらもハンドメイドされる方向けというのは、すでにリネンものが多いですね。ソーイング=リネンというイメージが定着しているのかもしれません。ナチュラル=リネンのイメージだったりもします。

本麻の世界というのはミシンを使うよりも裁縫の世界だったのだと思います。昔、私のおばあさんが、自分の着るもののほとんどを自分で作っていたのを思い出します。今の時代のプチ贅沢が自分の着るものを自分で作る世界なのかもしれません。それは自分自身のブランドつくりみたいなもので、コンセプト的にはブランドの本質です。

昨年の夏でしたが、長浜の布工房DENさんのご自宅にお邪魔させていただいたときに、おばあさんがおられまして、油絵を描かれたり、布を使った手仕事をされたりと、芸術的なものをたくさん作られているのを見せていただきました。一生を創作活動に使われている姿勢が伝わってきて、ハギレすらも一つ一つを大事に作品に取り入れられる姿を見せていただいて、そういう姿勢こそが今の時代にはない価値なのだと感じました。

そういう素朴な世界は、海外にあるかもしれませんが、それを海外でやったとしても当たり前のことで、時代が変われども昔ながらのスタイルを貫いているところに美学のようなものを感じるのです。失われつつある価値観を持ち続けるところに評価に値する何かがあると思うのです。

今日は夜は麻関連の皆さんと3人で能登川駅前でのミニ会合、たまたま、そこのお店の店員さんが昔の同級生だったりして、結構みなさん地元にいるものだなあと実感します。
2010年11月06日
11月8日発売のソーイングナチュリラが届きました。これから冬に入る季節ながらもハンドメイドされる方向けというのは、すでにリネンものが多いですね。ソーイング=リネンというイメージが定着しているのかもしれません。ナチュラル=リネンのイメージだったりもします。

本麻の世界というのはミシンを使うよりも裁縫の世界だったのだと思います。昔、私のおばあさんが、自分の着るもののほとんどを自分で作っていたのを思い出します。今の時代のプチ贅沢が自分の着るものを自分で作る世界なのかもしれません。それは自分自身のブランドつくりみたいなもので、コンセプト的にはブランドの本質です。

昨年の夏でしたが、長浜の布工房DENさんのご自宅にお邪魔させていただいたときに、おばあさんがおられまして、油絵を描かれたり、布を使った手仕事をされたりと、芸術的なものをたくさん作られているのを見せていただきました。一生を創作活動に使われている姿勢が伝わってきて、ハギレすらも一つ一つを大事に作品に取り入れられる姿を見せていただいて、そういう姿勢こそが今の時代にはない価値なのだと感じました。

そういう素朴な世界は、海外にあるかもしれませんが、それを海外でやったとしても当たり前のことで、時代が変われども昔ながらのスタイルを貫いているところに美学のようなものを感じるのです。失われつつある価値観を持ち続けるところに評価に値する何かがあると思うのです。
2010年11月05日
今日、繊維ニュースという繊維関連の新聞を読んでおりましたら、女性デザイナーの玉木さんが、播州産地でシャトル織機を2台導入されて機業を起こされたというお話を読みました。林与自身、織物をデザインしている立場で、デザインするというのは実際に作業する何十分の1の時間とコストで出来るのですが、実際にそれを作業に移すとなると何十倍の時間とコストが掛かる部分をテキスタイルをデザインされる方がわかっていただけると、織物を評価する基準も変わってくると思います。

デザインだけにとどまらず、生産するときになにがどう難しいのかを分かることで、織物の価値が生まれてくるのです。私自身が、大量生産のものに魅力をあまり感じないのはそのあたりなのです。不思議なことに、以前お付き合いのあったブランドさんの洋服というのは、縫製など素敵だったのですが、海外で縫製されたものと国内で縫製されたものでは、小ロットで作られる世界ですので縫製の技術などに関しても雲泥の差を感じたりしました。

小ロットで作られるものというのは、コストを抑えようとすると民芸的な手作りの水準になりがちなのですが、それを何万枚も作られる量産品以上の高い水準に持ち上げようとすると、本質的なものづくりの力と品質水準が必要となってくるのです。

時々、専門家的な方が林与がいろいろなものづくりを残しているということで期待を持って、工場に見えられることがあります。お越しいただく際に工場が埃っぽいとか改善的なことをご指摘いただくことも多いのですが、一番大事なところが見えておらず、専門家の皆さんが、まさに海外の量産工場を理想とされたイメージです。日本でなぜものづくりができなくなったのかというところそのものであったりしまして残念に思うところも多いです。私自身、世界の半導体工場で働いたのですが、それは、まさに海外に移転すべきマニュアル化された世界で日本のものづくりの価値を生み出すものではありません。実際にその工場での生産も海外移転してしまいました。地場産業を考えるときに、コンビニチェーンみたいなスクラップアンドビルトの理想とする視点を変えないと難しいかなあと思います。

今日の記事を読んで、デザイナーさんのような方が自分自身で力織機を使われようとするところが、日本でものづくりを残されようとする意気込みだと感じます。専門家の人というのは、海外に移りがちな時代の流れに乗ったコスト削減の生産体系を持ち込まれようとして、逆に日本のものづくりを殺してしまっているところがあったり、また、そういう、シャトルで織れば通常のものよりも売りやすいというようなレベルで考えられていたりするとそれは本質を理解しない浅い世界だといえます。織る側からすれば、レピアで織ったほうが簡単に安く作れます。きわめて行けば、日本で作るよりも海外で作ったほうが安く。損得を考えれば、一番安いところで買って売るのが一番よいのです。その正反対な世界が、一番、損得を考えないのが自分で満足のいくものを作ることだと考えます。

今日は、午後からシンポジウムの打ち合わせで、レピアの修理に機械屋さんが来てくれる話になっていたのですが、打ち合わせのほうが夜にまで伸びてしましい、帰ってみると織機のほうが、巡油システムの配管に漏れがあり正しく油が行っていなかったということで中のギアが摩擦で削れてしまったということでした。35年動いてきた機械なので、もし、この管に油漏れがなければ、この部品にしても一生ほど使えるようなものなんだろうと思います。本来、蓄積された技術をしてすれば、昔のものより、今のもののほうがよいものでなければならないのですが、より安いものをつくるという方向性だと、どこまで、一年前より、今年はより安い方法なのでどうしても、製品のライフサイクルにあわせてどんどん品質は落ちてゆきます。
2010年11月04日
今日も春の穏やかな日です。ネットショップのほうで、ご購入が多いのが北海道と沖縄の方です。通販でリネン物を買われるケースが多いということだろうと思いますが、私のイメージでは、沖縄というのは年中暖かいからリネンをお使いになられる場面が多いのだろうと思い、一方で、北海道では明治時代、昔軍需用などにリネンが栽培されていたという経緯がありますので、リネンに親しみを持っていただいているのかと思います。

東京方面のリネンのお店の多いような場所の方でも、いままでいろいろなリネンを経験されてつい最近、「林与」を見つけてくださった方が多いのです。ショップのほうのリネンのほうが大分在庫切れになってしまっており、申し訳ございません。今、シャトル織機で丁寧に織り進めておりますので12月くらいには出来上がる予定で進んでおります。お待ちくださいませ。

キッチンタオルのほうも、今から生産に取り掛かりますので、ご入用の皆様は在庫ゼロでの予約の販売になりますが出来上がり次第、発送しますのでご注文くださいませ。今日もリネン糸が届き、箱のフタを開けて色とツヤに問題がないか確かめています。この作業って、ロットごとの違いを知るためには本当に大事な作業なのです。フランスやベルギー産のフラックス原料を使用していても紡績工場によってまったく違うテイストのリネン糸になります。
2010年11月03日
今日は、穏やかな小春日和を思わせる一日でした。不思議なもので、昔はそれほどコスモスは咲いていなかったのですが、今は、田んぼ一面に助成金などを受けてでしょうかコスモスが植えられている光景がよく目に付きます。昔見た、ちらほら咲いているようなレベルではないのが、今の時代のっぽいなあと思います。

文化の日ということで、各地で文化祭などのイベントが行われているようです。彦根の組合も毎年のことですが物産展に協力をしたようです。地元の人にですら、日ごろ馴染みのないのが地場産業であったりします。こういう穏やかな日に地場の産品を眺めていただくことはよい機会ではないかと思います。

夜には、知り合いの社長さんの誕生日ということで社員が近くの食べ放題のレストランで焼肉を食べる会を開くということでお誘いが掛かりました。お腹いっぱいです。ささやかな、贅沢ですね。工場の中は、見本を織っている一台のレピアの織機の調子が悪く、帰ってから原因を検討いたしました。
2010年11月02日
今日、大津のコラボしがに行きました。用事が済んでその帰り掛けに、1Fの展示スペースを覗いて見ました。何も展示されておらず、動物のいない動物園の檻のように、入れないように、格子のシャッターが閉まっていました。

先日、ジャパンクリエーションのために用意しました、過去の近江上布の見本生地に関しての展示会をするようなスペースを探しています。滋賀県でやるのが意味があってよいのか、東京なのかは分かりませんが、場所によって意味合いは違ってくるかと思います。滋賀県でやると、滋賀県の歴史のように感じてもらえる方が多いかと思います。東京でやるとするなら、日本の麻織物の歴史の一部として眺めてもらえるのだと思います。

事務的な場所よりも、百貨店のような場所で個展のような形で展示するのがよいのかもしれません。リネン日記をご覧の方で、場所に関しまして提案などございましたら教えてくださいまし。最終的には出版物の形でより多くの皆さんに日本の和柄の世界をご覧いただこうと思っております。
2010年11月01日
今日は、提出の書類に追われておりました。そろそろ、来春夏ものの本生産が動き始めており、年末納期だったり来年頭納期を想定して、今から一斉にスタートする感じです。通常は2か月程度の納期のものも多いのですが、ストールなどは在庫の染糸を活用することで、1か月以内のものにも対応を広げられるという長所があります。
2010年10月31日
ここ数日寒い日が続いています。でも、近江湖東の産地は、まだまだ肌寒いくらいです。今日は、朝から自治会の防火訓練があり評議員ならびに組長ということで、朝8時から参加させていただきました。朝のうちは、雨も降らずに良かったです。午後からは少し雨が降りつづいています。

今日は、書類つくりと新規にご依頼をいただきましたスワッチのほうをまとめておりました。海外からも私が訪れたブースの皆さんからメールが届いており、海外の出展者さんも落ち着きを取り戻されたようです。

リネンプレゼントは、今月は、ジャパンクリエーションの際にブースにお越しくださった方に、お配りしました。キッチンタオルのほうが少し手元にありますので、会員登録くださっている皆様の中から抽選で2名さまにプレゼントいたします。ヘビーデゥーティタイプではなく、市販されているくらいの薄手のリネン100%のキッチンタオルです。

実は、私自身は寒くなるのを待っていたフシもありまして、ようやくリネンデニムが通年素材としていかほどなのか試せるときが来ました。今日は、避難訓練もありましたので上下スポーツウェアのジャージを来て過ごしているのですが、少し肌寒く感じながらも、もう夕方になってしまっています。

オーガニックリネンのほう再生産に関するお問い合わせも多かったのですがSOLD OUTが長らく続いておりましたが、来期のアパレル様向けに確保しておかねばならない糸の量などが見えて来ましたので、生成とオフ白を200M程度づつウェブショップ向けに割り当てて会員様向けに先行して予約販売を行います。今からシャトル織機で、一日15mほどのペースで織りますので、出来上がるのは1ヶ月ほど先のことになるとは思います。冬場に機を織るというのは近江湖東産地の慣わしでした。このリネンというのも、そんな名残を組む、近江織麻布としての味わい深い側面があります。

新プロジェクトしましてこの冬、40年以上は弊社に保管しておりましたであろう紡績糸「きぬあさ120番手」を蔵出ししておるプロジェクトを行います。本来、手織りや小幅織物に使うための糸ではありますが、服地として織りあげ、単に細いというのではなく本麻織物の風格みたいなものを再現してみたいと思います。来春に向けてのPR素材です。昔からお付き合いのある加工工場さんが、「昔の林与さんの本麻はツルツルしてキバタが崩れて困った」といわれる、ピカピカ光沢感のある本麻織物が再現出来ると想像しています。糸の均一性など糸をみて、昔の日本の紡績技術のすごさ糸加工のすごさを感じられるほどの、時代を超える本麻糸の一級品です。
2010年10月30日
今日は、ビームを福山通運さんに持ち込みました。今日のビームは、糸の巻いていない空ビームで42kgでした。この前のは、糸を巻いたビームで、93kgです。このビームが滋賀県から広島のサイジング屋さんに届くのですが、そのままの状態で、広島まで運んでもらえるということで助かりました。

佐川さんも重すぎて駄目、クロネコさんも重すぎて通常便では駄目です。どこの会社も規定みたいなものがあって、それを超えるものは運べるとしても運べないという規定です。実際、運送のプロが運べないときに、陸続きなら発送の準備も運ぶ以上に手間が掛かる作業ですので、自分で車で運ぶほうが手っ取り早いかなあと思うことも多いものです。

最近は小ロットの注文が多いので、織物のビームの本体の重さというのが重く思えるので、林与が特注で職人さんに作ってもらった小さな円盤が重宝しております。小さい円盤を巻いたビームですと25kgくらいに収まるのではないかと思います。使い古された空のビームを見て哀愁を感じられる方がおられたりします。

昔、林与には、130インチの織物が織れる織機がありましたが、建築資材のような長い長いビームでした。あの織機があれば、今、いろいろなことができたでしょうが、あのビームはビームだけで100kgを超えてしまっていて、高齢化した職人さんや女性の織手さんたちが扱うには難しいので、結局、活躍することは少なかったので廃棄いたしました。巻き上げたビームは何百キロにも達することもあり、小さな工場の中でそれを動かすことや、そこまで大きいと見本を作ることすらもが難しいのです。
2010年10月29日
お寺の和尚さんの奥様がお越しになられました。息子様がご結婚だそうで、何を皆さんにお配りしようと考えておられるようで、以前、私の姉の結婚式のときに皆さんにお配りしたテーブルセンターが数枚残ったので、それをあるとき奥様に母が使っていただこうと貰っていただいたところ、大変気に入っていただけたようで結婚式の引き出物の候補に考えてくださっているようです。

リネンをジャガード織にしたものですが、普通のテーブルセンターと比べるとしっかりしていて高級な雰囲気があります。姉の友人のご結婚の際にも引き出物に使っていただきました。手作りの世界のお品に近いので、かなり、前からご注文いただいていたのですがぎりぎりの仕上がりでした。

テーブルセンターっぽい生地といえば、思いっきりしっかり目のキッチンタオルが資材っぽくって似ているのですが、キッチンタオル以外の用途を検討くださるかたも多いようです。イタリアの生地屋さんもアパレル向けの用途をお考えのようなお話でしたし、また、かばんなどにもすごくよい雰囲気に仕上がります。展示会では私が他のお客様とお話しているときに自動車関連のメーカーの方もその素材には注目をしてくださってたようです。

今日は、あるところで、2つのリネンの生成を見かけました。一つはバッグで、もう一つは、ハンカチでした。両方の番手は同じくらいだったのですが、糸のグレードも違いが歴然としていました。片方は多分、資材系かあるいは輸入リネンテキスタイルで、もう片方は、アパレル向けの国内で織られたリネンテキスタイルだと感じました。

弊社のリネンを手にされた方のコメントで、ストール用のキバタに驚かれる方がおられます。色味にしても、リネンの生成の色って染めたように一様にしっかりとしているのですね、みたいなコメントです。マット感ではなく、光沢感があるのも良いリネンの特徴です。アパレルのプロ向けに提案するリネンというのは、不純物の少ないものでないと染めたときにさまざまな問題が出てくるので、安定した色味の良質の糸を使わざるえないのです。
2010年10月28日
今日は、朝8時の電車に乗って大阪に向かいました。大阪のアパレルさんの展示会で、一度どんなものをコレクションとして提案されているのかを見させていただきたかったのでお客様が来られる前の朝一番にお邪魔した次第です。

大阪の本町には、たくさんの繊維関連の商社、問屋、生地屋さんなどがあります。生地屋さんなんかはこういうところにお店があるということは、毎日が展示会のようなものなのだと思います。なんて素敵な毎日でしょうか。

今日訪れたブランドさんでは、オーガニックリネンを中心に扱っていただいております。そのままお使いになられるのではなく、それを染められてお使いで風合いも林与の販売させていただいたときのものからだいぶ変わっていました。アパレルさんの企画力と商品開発力を感じます。

久しぶりに大阪だったので、お付き合いのある商社さんにご挨拶に伺おうかと思ったのですが、電話などが入って戻らないといけなくなり、午後2時には会社に戻りました。最近は、いろいろなお問い合わせがあり、来春のものをこれから取り組みたいと考えておられるブランドさんや商社さんなどからもお電話やメールが入りまして新しい取り組みを楽しみにしています。

会社に戻ってからも、新しい来期もののお話などお電話があり、リネンでの商品開発に向けたお話をいただくことが多くなりました。工場の中では、ストライプの柄を際立たせるために、特別の機つくりを行っており、機から作るとなると、何千本の糸を一本一本ドロッパー、ソウコウ、筬に通す作業となり、それがものづくりなのだと実感し、そこに価値が生まれるのだと思います。

心配するのは、ストライプの部分を平から綾組織などに変えたときに、目ズレなどの物性の甘さが出てくるのではないかということです。他にも組織を混ぜるとおのおののストライプの右端のエンドが汚くみえるなどの現象が起こったりしますので、パンチカードを作るときにもある程度それを抑えることを考えながらの作業となります。
2010年10月27日
今日は、午後からコラボしがで書類関係の提出の相談に上がるので、会計のものと書類関係をまとめる作業を午前中行っておりました。途中、工場内での作業の準備に必要な計算を私がやったり、提出書類用の撮影を行ったりしました。

コラボしがには4時過ぎに到着すると、担当の方お二人が丁寧に説明をくださいました。なかなか、型にはまった形式に埋め込もうとすると判断が必要なことも多いので、慣れないと、なかなか大変なことです。2年目はもう少し、あいまいな部分をなるべく減らすように、事業を進めていかないといけないなあと考えています。

午後7時から、彦根で会議がありましたが、大津からの途中かなり疲れていて50分ほど休憩して、着いたら会議は終わっていました。明日は朝から大阪ですので、早めに寝ました。
2010年10月26日
月曜日に送れなかったEMSを郵便局から送りました。商品サンプルなので、インボイスも書かないといけないので窓口でも結構時間を取られます。スワッチ送付は、香港、中国、アメリカ、フランス、イタリア、シンガポール、オーストラリアなどでした。オーストラリアなんかは、今が春夏のセレクトのシーズンなので春夏物を探しておられるのかと思いきや、ストールが良い感じのようです。

EMSがお昼過ぎになんとか出し終わって、次は加工出しです。急ぎのサンプルを2つ今週中に上げていただけるようにとお願いします。はい、と返事をもらえますと大体大丈夫ですので、はいと聞いて安心して帰ります。

午後からも、書類関係を整理しようとしていたのですが、運送会社に持ち込まなければならないものがあったりして、それを持ち込んだり、あっという間に時間が過ぎてゆきました。夕方には、出荷も2回に分けて行いました。
2010年10月25日
2週間の長期にわたる展示会が終わって月曜日です。今日は、電話などもたくさんいただいて、途中、スワッチの準備などの残っている分が完了せず、今日は、一部だけを発送いたしました。海外向けは、明日の発送することにしました。

作業をしていると、リネン教室の上島先生から手紙が届きまして… 手紙といっても普通の封筒に入った感じのものではなく、セロファン包みみたいな感じで、工作のような不思議な梱包がしてあり、リネンのコレクションを2枚送っていただいたのでした。片方の白いリネンは、ドイツのビンテージものだそうですがシワになることなく非常に不思議な感覚でした。

あんまり高密度でもないのに、目が詰まっていて紙みたいな感触なのので、何か特殊な加工なのかもしれません。昔、林与が染をお願いしていた大阪の染工場の方も、ドイツに行って染料の勉強をされたということでしたので、ドイツというのはリネンを加工する特別な技術を持っていたのかも知れません。この目の詰まりようは、なんとなく、プロテイン系のような気もします。

林与の先代が数年前に生地をご提供させていただいた方からその生地がプリントになって目新しいものができたということでお電話もいただいたり、先週には、小物関係の方からのお電話をいただいたりと、新しい方とリネンに関しましてお話をさせていただく機会が広がっております。
2010年10月24日
帰国しましてスワッチの方の準備に取りかかっております。お名刺の方を拝見していますと、中国の現地バイヤーさんが非常にヨーロピアンな素材をセレクトされると思っていましたところ、フランスの有名ブランド持っておられたりでテイストからして、現地バイヤーさんですら海外バイヤーさんと同じようなセレクトをされます。インターナショナルブランドさんがセレクトされる素材というのは非常に片寄っていて特殊なものばかりな感じです。

来週の月曜日には、ジャパンクリエーションの分も含めて特殊なご要望分以外は発送が完了できるかと考えています。ネットのほうで御注文いただきました分の発送もこの週末に発送を完了いたす予定です。

展示会に2週間出ておりましたので仕事の方も相当詰まっておりますが月曜日に加工出し予定の反物など準備しました。加工出しというのも、織り上げた反物を畳みの機械で長さをはかりながら綺麗に畳んで、1反1反に加工番号順、品番、色番、長さを書きます。また、加工前の生機幅もデータとして必要です。

織物で加工を上げた反物と生機との違いは歴然としています。織り上がりの生機というのはバシバシ感じで風合いが固く感じられます。リネンの生機をそのまま服に縫製すると10%以上も縮みますので要注意です。市販のリネンも加工後のものではありますが水通ししてあげるのが安全です。水通しは完全に水が糸の中まで浸透さえすれば乾燥する瞬間にリネンが縮みますので水にじっくりとつけて脱水してあげるだけでもよいです。本格的に洗濯物性を安定させたければ、単純な話、服を洗うのと同じ行程で洗剤などもいれて何度か洗ってアイロンがけして裁断すればよいのです。
2010年10月23日
22日の夜10時前にようやくですが家に帰りました。今回の旅で一番の失敗は、荷物が多すぎて、大きなほうのノートパソコンを持っていくのを断念して通常のメールアドレスでのメールのやりとりできなくなってしまったことです。上海のホテルの部屋のLANのコードも問題があるようでドコモでの海外パケ放題だけが生命線となった旅行でした。

初めて海外でデータ通信をするのは勇気のいることです。パケット放題で設定を失敗すると莫大な請求が来ることになるのですが、それを怖がっていては、上海滞在中に何も出来なくなってしまいます。日本から雑誌社の方の掲載依頼の現行の確認なども、それがあったからなんとか済ませることが出来ました。不便なのは不便ですが、ブログの更新などもドコモで行っていました。

旅行中に注文を入れてくださった皆様には、発送などが大幅に遅れてしまい、大変ご迷惑をお掛けいたしました。本日、在庫確認などをいたしまして本日から発送を行い始めております。この一週間で何百ものメールが溜まっていましてジャンクメールの中に混じって、十数年前にアメリカにいたときのサンディエゴで4ヶ月ほどの間、ルームメイトだったオーストリア人のエトガーからのメールが届いていました。メールアドレスを10年以上、変えなくて良かったなあと思いました。子供がもう9歳になったとか、奥さんがスペイン語を勉強しているなど近況報告の書かれたメールをいただいただけだったのですが、サンディエゴにいたときの思い出などが蘇ってきました。

今の林与の方向性というのはそんな流れが生きているかもしれません。展示会などで現地の方や海外の方とお出会いするのは楽しいものです。生地を見ていただいて、それに対するコメントというものが非常にものづくりに役立ちますし、海外にも麻に関して布の価値を伝えられる企業というのがほとんど無いので、それを布をつくる人間が語ることが大事だと思うのです。

不思議なことに日本もヨーロッパもですが、中国やインドのような何千人という会社ほど技術依存になり、人の手の掛からない量産的なものづくりにシフトしています。過去にはより高度な技術がありながらも、その技術というものは簡略化されて失われていきました。今回の展示会では絹織物などの日本の着物が展示されていました。日本人でも着物とは疎遠になりがちで、海外のみなさんが着物を着るのかというと?なのですが、こういう展示会でPRしなければ、着物の文化というものは日陰的な存在になってしまいますので、その試みというものは素敵なことだと思います。会場でも人目を引いておりました。
2010年10月22日
今日は最終日です。最終日と言うのは慌ただしくお昼頃には片付けが始まります。今日は現地のかたが数組おみえになられ、また出展されている方が糸をセールスにこられたり布をセールスに来られたりする日です。

今取り組んでいるビンテージアイリッシュリネンの世界以外にも初年度にアパレル向けに試作しました試作品を展示しました。リネン100番手を越えるものを形にして先染めで展示しているとやはり同じリネンでもその違いに気づいてもらえ、プロジェクトのセカンドラインながらも世界的なブランド様に提案させていただくような高級素材には最適だと考えるのです。

今回は中国やインドのリネンなども見せていただく時間がありました。出展社用の赤いリボンのネームを首から書けながら、自分が日本で麻織物を織っていることを説明して、織物に関しましてお話しするのですが、非常に丁寧に対応くださるところがほとんどです。しかしながらアパレル用の顔をしているのですが、普通の感じのものが多く、特別なクラスの良質さを感じるものというのは本当に少ないのです。

それでも、参考的に出品されていたのですがNM75双糸のリネンのニットや、ラミーの140番手を超える細い番手の織物があったりで驚く発見もありました。同業者である私が、その作られている方の大事な部分の詳細を深くはお聞きすることは失礼に当たるので、見せていただくだけにとどめますが、一部の工程などでは、日本の標準的な技術を上回る技術要素があるようです。

今回は、現地ブランドのトップクラスのブランドの方も、ビンテージアイリッシュリネン140番手素材をピックアップされるなど、特別なクラスの目をもたれていることが分かります。そういうブランドさんがあるというのは驚異的なことです。通訳がお話しているのをあまり気にせずおりまして、お若い女性の方が一人ぷらりとこられたのだと記憶しているのですが、セレクトされた素材を見ると麻に求めるテイストに妥協のなさが感じられ、お若い方だったので怖さすらも感じます。
2010年10月21日
今日は3日目、ホテルの前でタクシーを待っていてもなかなか空車がないのでこまっていると、シロタクのバンが目の前で止まりました。昨日と同じシロタクです。どこにいくのだと訊いてきます。展示会場までと言うと、20元というので、昨日は15元だったというとああそうだったかという感じで今日も乗せていってもらいました。

今日ブースにお越しになられたのは、ほとんどが海外バイヤーの方と対応させていただくことが多く。イタリアの老舗ゼニヤの方もリネン素材をセレクトに来られ非常にたくさんピックアップいただいて、キッチンタオルも素材感を気に入っておられたもののハンガーがなかったので、赤ラインを1枚プレゼントさせていただきました。

他にもニューヨークの有名なブランドさんとのお出会いもあったのですが、優しいなあと感じました。お話ししているときに会社案内をお渡ししたのですがそれを机の上に置いていかれたのですが、忘れたのを思い出されてしばらくしてそれを取りに戻って来られました。

昨年はインターナショナルブランドの弊社ブースヘ訪問は少なかったのですが、今年はやはり万博効果でしょうか、何気に大手さんが来られます。今回は3組ほど日本の顔なじみの方もご挨拶に来てくださいましたが、昨年よりは少ないです。出展している私でも航空券とホテルの確保が厳しかったので今回のインターテキスタイル上海は見に来ていただくのも大変だとは思います。
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