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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2015年11月09日
道を開いていくのは大変だろうと思える。すでに道が出来上がっている状況で、別の道を作っていくことも難しいことだなあと思える。多くの人が新しい道を歩き始めると新しい道を歩き始めることのほうが普通に思える。

繊維産業においても、昔ながらの道と、新しい道があるだろう。昔ながらの道というのはおじいさんおばあさんが歩いていてそれにあわせて若いものも歩いていく必要がある。新しい道というのは交通量も多くトラックや外車なんかが走っているイメージだろうか。

地場産業でよくいわれるのが新しいことをしようとしても先代世代がいるのでややこしいということ。そういう人のつながりの中での序列化とかに必死になっているのは無駄なことで、いろいろな形があって生き残れるのだろうと思うが、そういう変な制約を超えていかないと外の世界との競争なんてできないだろう。

そういうのを早く超えたところほどチャンスをつかんで次に繋がる道が広がる。先代世代も若い世代をそういう束縛から早く解放してあげるべきだろう。そうでないと次の世代が育たなく弱すぎたり、消えてしまうものだろうと、わたしも、年を取り始めて自分はどうあるべきかと考える。
2015年11月08日
今日は、長英座の2日目。お客さんの数は昨日よりもかなり多い。開幕前にロビー展示の隣で、女の子6人での踊りがあってそういうのがほのぼのとしていて和む。愛荘町のイメージキャラクター「あしょうさん」がロビーに登場して、それもお客さんたちを和ませる。

あしょうさんというのは、和尚さんをもじって名前が付いていて、和尚さんのような風貌のキャラクターで、頭は瓶手鞠、衣裳は近江上布を着ているということらしいが確認したところアクリル?かなあ、冗談でつっこんでおいた。

お隣の展示は滋賀県酒造組合が展示されていて、滋賀県の33の酒蔵のお酒を100円で試飲できる企画をされていた。酒蔵の数も減る一方のようで、最近の飲酒運転に対する罰則の強化でお酒を飲む人と機会が減ったということ。東近江八日市の酒蔵のお酒を1本お土産にいただいた。

昨日、私が近江上布を持ち出したことを知ってか、母親が勘違いしてか、帰ったらもう20反ほど近江上布の反物を奥から出してきたようだ。母親としては売り切ってしまってほしいようだが、私としては、日本の織物や近江上布の歴史の強さを語ることのできる反物なので散ってしまうと残念なので歴史的な資料としてみてもらえればと思う。
2015年11月07日
滋賀県米原の文化産業交流会館で、7日8日の両日、長英座5周年のイベントが行われます。林与は近江の産業のPRの一つとしましてロビー展示をさせていただきます。近江上布アーカイブの展示とキッチンクロス、ストール、ハンカチの展示販売をさせていただきます。以下は、文化産業交流会館のホームページより、長英座ルネサンス近江開幕のご案内内容です。

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「長栄座ルネサンス近江開幕」は11月7日(土)と8日(日)の2日間にわたり開催します!
11月7日(土)は、芸舞妓さんのあでやかで華麗な舞姿や名手・今藤美佐緒さんによる
三味線の至芸を狂言師・茂山逸平さんの軽妙な司会でお送りします。
舞妓さんとの写真撮影会もあります!!

11月8日(日)は、創作地歌「滋賀の地酒祝い唄」や県内外の実力ある日本舞踊家による
湖国ゆかりの演目を披露します。尾上菊之丞さんと若柳吉蔵さんの共演や民謡歌手の成世昌平さんの出演は見逃せません!!

♪会場♪ 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール内特設舞台「長栄座」
♪入場料♪ 【一般】3,000円 【青少年(25歳以下)】1,500円
♪お得な2日間セット♪【一般】6,000円→5,000円 【青少年】3,000円→2,500円

ロビーでの両日開催イベントもあります
・顔出し看板で記念撮影
・滋賀の物産展
・高校生によるお茶席(先着100名)
2015年11月06日
最後ひとりで会社を閉じられた社長が、最後の年までしっかりと自分で織物を織って仕事をされて、普通の若い人以上の気力と体力でおられるのをみて、私がいくら若くてもこの人には敵わないなあと思えた。

もう一つ、同級生の漬物屋さんの親父さんが、地元では十分認識された漬物工場の社長でありながらも息子さんに商売の花道的なところを譲り、自分は、町内の家に醤油を売る行商に歩いておられた。醤油なんてスーパーに行けば、いつでも手軽に買えるものになってしまったのに、それを御用聞きしながら売るということを実践されていた。大変やなあと思ったけど立派な人だなあと仕事を始めて若かったときに思った。

立場が上になって仕事をしなくなるのが多いけども(国の組織や軍隊なんかも含めて)、上に立つものが下のものを食い物にしてちゃ駄目で、指揮するなら指揮されるもの以上の苦労が必要だろうといえる。指揮されるものが苦労しているなら、ほかの組織の苦労も分かるといえるが、苦労していないものが上に立っているとそれに指揮されるののすべてをつぶしてしまう。
2015年11月04日
私が織機の使い方を指導したり、織機をお客さんがみる時に常に注意しているのが、危険な場所に立ったり手を出したりしないか。織機を動かす人というのはそれに必死になり、人の危険まで考えて織機を動かせる人というのは少ないもので、ほかの人が触ろうとしているときに織機を運転に入れて大きな事故に繋がりかねない。

私自身、織機を動かそうとするときに、機械から注意しても離れなかったり、大丈夫といって軽く考えているのをみると、その状況では織機を動かさないほうがマシと判断する。予測の範囲を超えて何か起こることもあるのに、予測できる危険を含みながら行為に及ぶことは何十回に一回の失敗であったとしても一生背負うけがに繋がるものだ。
2015年11月03日
ガラスが割れて、ガラス屋さんをネットで調べる。大体修理費は、出張費みたいなものを合わせると2万円くらいか、ガラス代金1万円、出張5千円、技術料5千円、ガラス処分費2千円とか。

そういうネット業者は、斡旋だけで結局は地元の業者が作業をする。ネットには、見積もりは電話でする。丁寧な電話対応と書いて歩けども、電話すると、業者が現場で見積もりするという。要注意。

結局、地元の業者に持ち込んで修理してもらう、費用は良いタイプで一万円。安いタイプだと7千円。事情あって割ったのが社員だったので、できるだけ安いタイプでということで、すりガラスで厚みは抑えたものの、結局。ガラス代込みで5千円で修理してもらえた。

こういう地道な商売をしている業者さんが商いを続けられるように願ってしまうが、こういう業者さんにたどり着ける確率というのは低いものだろう。
2015年11月02日
生地が売れる売れないということはシーズン前にどれだけ受注が入るかなので実際に売れた売れないとは関係なく、注文は決まる。結局、お店やバイヤーさんが売れると思うか思わないかという感覚的なものとお店やバイヤーさんの甲斐性が発注を左右することになる。

売り場のバイヤーさんと企画から取り組んだ商品というものは、結局、店頭に並ぶことになるので発注に繋がる。昔、学生の方が自分がやれば地場産業のものをもっと上手に売ることができるとものづくりの感性からいわれていたが、地場産業のものを積極的に売るということを現実的にとらえれば、実際に買う立場のバイヤーになることが一つの手だろうと思える。

地場産業がデザイナーと取り組んで販路を開拓していくというのも、失敗することが多いのは、デザイナーさんにしても買い上げる立場ではないというあたり。そうやって企画してもそれを買い上げる人が見つからないことには消費者の目に触れることもないのだ。

毎年、流行というのは変わっていくので、流行的にみた良いものというのは普遍的ではなく、そういうのに流されてしまうと自らの形を失う。これはブランドさんとて同じだろう。
2015年11月01日
たとえばデザイナーがクリエイターではなくセレクターになってしまっていることはよくファッション業界では危惧される。既製服の世界というのは着物の世界と似ていて売れる形がある程度決まっているので、奇抜なものをクリエーションしたところで、商売としての成功につなげることは難しいだろう。

何が起こるのかというと、デザイナーがこだわるものが縫製のディーテイルというよりも、生地で色柄を変えたりして新しい商品を作ったり、使う素材のストーリーを探したりで揺るがない価値を生み出したり、ということが起こる。

デザイナーの才能というのは、一発で正しい形を生み出せるか否か。ものごとがわかってないと、一発で正しい形を生み出すことは難しい。一発で形を生み出せないなら生み出すために何が必要かというと、時間とお金を使って努力するという部分。それがあってこそ永続的な高いモノづくりに繋がるのではないかと思う。

コストをかけることは悪いことのように言われがちだが、悪いことじゃないと思える。

2015年10月24日
シャトルの2号台を動かしているが、縦糸切れが止まらない横糸切れが止まらない状況。調節が必要。曲がった部品をまっすぐにしたり1時間ほどの調節で何事もなかったように織機は正しく動き出すのだが、本来は織機というのは常にこういう状態が保たれているべきだろう。

織機というものは正しく動かなければ駄目な物を量産することになり、仕事すればするほど問題が増えてくるものだ。正しく調節できる人がいてこそ正しいものが織れる。こういうのを一般には技術と呼ぶのかも知れないが、本来は織物をする上では基本の部類で正しく動かせ、正しい布を生産して初めて仕事なのである。

浜松で大手のシャトル機屋が廃業をしたそうで織機が海外に行くそうだ。海外のほうが正しくシャトル織機を扱える職人がたくさん存在しているということと、シャトル織機を動かして成り立つ仕事というのが海外ならあるほか、海外がほしいのはレピアよりは部品が代替が聞く、自作できるシャトル織機だろうといえる。

シャトル織機というのは金鉱(ゴールドマイン)みたいなものなのだ。日本は今でもたぶん世界有数の金の保有国だろうが、それを取り出そうとすると諸外国以上のコストが掛かる。やっても利益が上がることはないだろう。日本でシャトル織機を動かして布を織るも同じに近い。浜松の織物工場の社長の「ご迷惑を掛けず閉じられることを誇り」とし喜んでおられるのが本音なのではないかと思える。ほかのものがやっても成り立たないのもよく分かっているのだろう。
2015年10月23日
そろそろ来春向けに1月中くらいまでの生産詰まってこれらの本シーズンの生産を乗り切りたいところ。年内納めの受注ももう数件入る予定で年明け蔵までは仕事でパンパンになるだろう。

ミラノウニカとインターテキスタイル上海の申し込みを済ませた。今年は近江上布プリント柄の新たな展開を考えているところ。本業のアパレル向けプラス小物雑貨のチャンネルが広がり始めて海外展開向けにもいい感じに思っている。

今回ミラノに正式に出展できるなら、前か後ろの1日、時間をとってフィレンツェに訪れたい。学生のときに将来時間が出来たらまた来たいと思った、フィレンツェ美術館に行きたいのだ。留守にするのときの会社が心配だが。週末をうまく当てられないだろうか。
2015年10月21日
百貨店でのパークワンでのテキスタイル即売と一緒にいつも若手ブランドさんがSOUQエリアで販売をされている。若くしてブランドを立ち上げられても流通量が多くなければ洋服というのは大変だろうなあと思う。

一つサンプルを展示して、注文が入れば一つそのお客様向けに作る。これで成り立つためにはそこにかかる手間を吸収できるほどのハングリー精神がなければ難しいだろう。いろいろなサイズの在庫を作り貯めて販売するほうが何倍も簡単だろうが、そこにたどり着くまでには積み重ねが必要だろうし、また、一回の予測の失敗で売り上げの何倍もの在庫を抱えることになる。

別会場の9Fでは北海道物産展。食べ物のプロの人は商売上手だなあと思える。食べ物はその場で数分でつくれていいよなあと思えるのだ。昔、彦根のイベントで出店のお手伝いもしたが、素人でもそこそこ貢献できるというあたりが食べ物というのはイベント商売には向く。

デザインというのは観るだけでも十分なのだ。たとえば、ファッションショーも自分が着れば別の世界だろうが、美しいモデルが服を着て歩いているのを観るというのがステイタスな世界だったりもする。デザイナーというのは案外おっさん、おばさんでも問題ない。見た目がよいに越したことはないが、インパクトというのが大事で普通じゃだめなのだ。ファッションはウィンドウショッピングで楽しむことができるのだ。食べ物は食べて満足してなんぼの世界。

今、ファッションが食べ物と融合を求めるのも、食べ物には人が引き寄せられる要素があるから、脇役であってもファッションアイテムの売り場に食べ物の必要性が出てくる。スイーツを征するものはファッションも征するあたりだろうか、ビジネススタイルというものは移り変わるものだと思うが、繊維業界も酒が潤滑油だった時代が懐かしい。
2015年10月20日
今日はテキスタイルマルシェ最終日、最終日はパークワンでワークショップが予定されているために、最終日はレジ前にテキスタイル3社は移動して、小物系の3社はイベント階段を上がったところに移動。

最終日は5時までなので、足早に時間が過ぎた感じ。5時には、撤収開始で林与も反物をたくさん持ち込んだので梱包に時間が掛かって一番最後に撤収。長い一週間が終了。お越し下さった皆様ありがとうございました。

今回のテキスタイルマルシェは、会社の中が生産期に入っていろいろと作業が積もったので、主催また、ほかの出展者の皆さんに助けていただきありがとうございました。次回のテキスタイルマルシェは12月9日からです。


2015年10月19日
今日はテキスタイルマルシェ6日、昨日は電車を乗り過ごして稲枝で降りたが戻る電車がなくて、能登川まで一駅歩く、荷物をもって1時間以上歩いて喉が渇いて飲み物を買って帰ったら午後3時半、また、6時起きで仕事の準備起きたら脚が弱ってて痛む。

今日はお客様は多目で売り場としては活気があった。テキスタイルマルシェという行事には途中からの参加なのだが、関西で行われる目玉的なテキスタイルイベントとして、出展されないテキスタイル関係者もたくさん激励に来て下さる。

ハードルが高いと思える部分もある百貨店イベント、主催や参加者の皆さんに支えられて林与もなんとか会社を動かしながら参加させていただいている。キッチンクロスは私よりもお隣にいてくださる松尾捺染さんが上手に売って下さった成果が大きい。阪急うめだテキスタイルマルシェは初参加の藤原織布さんも大江さんもすばらしい接客で、布の世界の販売上手は女性だなあと思える。

一般のお客様以外に、お仕事としてテキスタイルマルシェに訪れられている方もおられて、林与も数件、お仕事の話で何か新しい仕事ができるのではなかろうかと思える。リネンや麻はやはり秋冬は売り上げ的には弱いのだが、秋冬ながらも麻で売り場に立たせてもらっていることに感謝している。

もちろん、年中、リネンという方もいてくださって、また、林与の生地を毎回買ってくださるお客様もいてくださって、ありがたい気持ちで一杯である。出展の皆さんが言われていることで、林与にも共通するのが、テキスタイルマルシェというイベントで反物をカットして生地を売るのが難しいということ。お客様にとっては反物というのは大きすぎて、ご覧になられるのにはなかなか手ごわい相手なのだろうと思うのと、テキスタイルマルシェ出展者の記事というのは、百貨店に常設されている生地屋さんの生地よりも高いというあたり、お客様にとっては手が出し難いのだろうと思えるのを感じた。
2015年10月18日
今日は、販売終了後、出展メンバープラス友達な打ち上げパーティ。参加者のいろいろな話を聞いていると興味深く、独立された方が一人いて器のある人なので大丈夫だろうが、独立して2年、3年でうまく行かないと難しいだろう。また、3年ほどでお客さんが離れているケースも多かったりするものだ。

先日も、金融関連の方とお話していて、企業数というのは年々減っていく傾向にあり、金融機関を支えていくような企業層というものがなくなっていて、独立支援などに動くものの今の時代、30年持つかというと3年すらもが難しい。

先日、蜂の巣を処理したが、蜂が戦闘モードで自分の巣を守ろうとするのは人間以上に本能的に生きるということをプログラムされている。蜂のほうが人間以上に集団意識があろうといえる。また、常に好戦的であるのではなく、自分の巣が脅かされたときに戦う意識が働くというのも自然の中で共存していける要素を持っている。

2015年10月17日
今日は朝の4時起き、東京での百貨店イベントの発送を確認ミスで遅れてしまい。なんとか、数日貰って本日発送で、ストールのラベルを印刷し、裁断、取り付け、梱包など。見切り発車で、朝8時過ぎに会社を出発してテキスタイルマルシェ4日目。

今日は新しいキッチンクロスを30枚ほど持ち込む。今日持ち込んだ今っぽい多色使いのキッチンクロスはやはり目立つのでほとんど売れてしまい。やはりこういう店頭ではデザインは目立つものほどよいのだろうかと思う。アートしているが色をあまり使いすぎると子供っぽいのが個人的には好きだが、仕事の上では私としては好きじゃない気もする。

クレヨンなら原色を使って色華やかにすれば見た目は綺麗なのだが、自然美というのは原色とは違う、色が調和しあう世界。木の世界、石の世界、水の世界、火の世界、それぞれに、まとまりのある色使いが自然な美しさ。

柄や絵というのは不思議で、そこに実体があるのでなく、イメージを描くだけで人がそれをそこに実体があるかのように解釈して風流を楽しむ。たとえば、「涼」という漢字一つですがすがしい気分になれるのが人というもの。
2015年10月16日
朝起きて首の付け根当たりの痛みが激しい。お風呂で疲れた足裏を揉みほぐす、と何故か首の痛みが緩和した。原因は慣れない革靴にあったのではないかと思う。今日は靴を変えて出発。
2015年10月15日
今日は、テキスタイルマルシェ2日目。相変わらず、肩が重く、首を少し動かすのも痛い。なにが原因だと考えるとはっきりとした直接的な原因がないのだが、日常の生活習慣をかなえると思い当たる理由がいくつもある。

2015年10月14日
今日はテキスタイルマルシェ初日、なぜか、朝から肩が詰まるように痛い。首を少し動かすのも強烈に痛いのだ。首を支えている脊椎の骨と骨の間の軟骨が磨り減ったか何かだろうか?

とはいえ、10時まえに梅田に着く電車に乗って出発。初日の会場はいつものテキスタイルマルシェよりお客様の数は少な目の感じ。前回の9Fでのテキスタイルマルシェが盛況だっただけに、今回はちょっと休憩の回だろう。

林与も糸量の計算ごとがあったので、お客様がおられないときには、糸量計算。柄から縦横の糸の本数を決める。ストールに仕上がったときに正しい縦横のサイズになるよう糸の本数を決める。理論値ではなく、織り縮みや加工縮みを加味して計算しないとならないので表計算ソフトを使うと便利。
2015年10月13日
私がなぜいつもバタバタしているのかを考えるときに、私以外のものがものづくりの管理ができないというところではないだろうかと思う。20代のころ会社に入って仕事を始めたときから現場の人というのは自分の仕事というのを自分で再現することが出来ないことが多い。

田舎なので、たぶん、農業や料理のように慣れや感覚で仕事をしてしまって、自分の仕事の記録をとるということを出来る人が少ないのあ。自分のやった記録を正しく取れる人というのは、10人いて一人とかの確立ではないだろうか。自分が記録しないので、自分でやった仕事を同じように再現できる確立は少ないのだ。だいたい同じという感覚で仕事が流れ、結局同一のものが出来ず、問題が発生する。案外経験のあるひと人ほど、自信をもって同じだといわれるが、同じことは少ない。

結局、人の作業を管理する人がもう一人必要になる。その部分を私がやっているので、忙しいのだろうと思う。
2015年10月12日
昨日の夜、運送会社に行って待っていても誰も出荷時間に来ない。連休で、昨日は運送会社が休みということだろうと判断。朝から大阪の物流倉庫にテキスタイルマルシェの反物を搬入。

帰ってくると正午過ぎ、先日の藍染が濃すぎたので今回は薄めに染めようと考える。なぜだろう、前回は濃く染めることが出来なかったのに、今回は簡単に濃く染めることができる。嬉しいようで、再現性がないので嬉しくないあたり微妙。

麻を藍で染めるというのは高級感があってよいのだ。そこが綿の藍染とはちがうところだろう。とりあえず、1回3時間ほどのルーチンで染めてみて、濃度を調節して染め上げて前回よりは薄めに染めた。

午後、ちょこっと散髪に行って髪の毛を整える。今夜、テキスタイルマルシェ用に、持込のキッチンクロスを織ったりしないとならない。連休があるのでまだ落ち着いているほうだろう。
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