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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2012年02月22日
今日は、午前中は新しく会社に来ていただく親戚の方の仕事始めでした。織物の仕事というのは根仕事と言われるので、どれほど根気強く取り組めるかが一つのポイントです。1ヶ月もすると仕事に慣れてそれが当たり前になるのですが、最初の1ヶ月でどこまで自分で自分を磨くかという姿勢を身に着けないと後の成長というものは遅いものです。この最初の1ヶ月を乗り越えてもらいたいなあと思います。

今の時期というのは結構忙しい時期ですので、仕事をスタートするのには悪いときではありません。机の上でじっくりと覚えてよりも、現場で体で覚えるほうが何倍も価値があって、実際の仕事というのも現場での問題の解決がほとんどで知識ではなく経験値がものを言い、答えが分かったとしても実際にその問題を解決するための手段を持っているのか持っていないのかが大事です。

私自身が仕事を始めてした日のことを思い出しました。工場の中で、糸を機結びに結ぶことすらもが苦痛で、それを一日に何百回もしないといけないので、その度に結び目の感じが違ったりするので、自分自身でも気持ちが悪かったのを覚えています。

できるだけ結び目を小さくしようと糸を短くカットすると結び目が解けると文句をいわれたり、縦糸が一本切れていると出てこないと文句をいわれたり、織れない織れないと文句をいわれたりするのですが、何百本もの麻糸をコントロールするのはたやすいことではありません。しかしながら、感覚というものが非常に大事な整経という作業をとことんやっておいたおかげで、織機に依存する度合いの大きい機を織る基本的な作業というのは部分的な簡単な作業に思えました。

綿の整経とリネンの整経とラミーの整経では、難易度がかなり違います。ラミーが一番難しいのですが、特にこんにゃくの糸を整経するのは糸がつるつる滑って後ろに落ちたりして大変です。リネンなんかはそれほど整経は難しくありません。一番整経で、難しいのは、強撚Z撚りの糸と、S撚りの双糸を交互に並べた整経などで、これは、隣の糸がくっつき合って大変なことが多いものです。また、織機で繋いだ後、送るときに撚りが戻るという現象が起こり、送るのが非常に難しいのが普通です。

夕方には、町の方と組合の方がお見えくださりまして一つのご提案をいただきました。それほど難しいことではありませんので、近々実現するような形に向かっていくものと思います。麻の本場近江湖東産地のイメージのPRのお役立てればと思います。いろいろな皆さんが地場産業である麻織物を盛り上げようと動いておられるのも感じます。
2012年02月19日
留守中は、会社は留守番の者たちが動かしていてくれたのですが、1週間ぶりの仕事ですので現状を把握するので精一杯な感じです。糸の番号など行く前はいろいろと覚えていたのですが、1週間違うことばっかりを考えていると細かいことを忘れてしまって再度確認が必要となっています。

パリ滞在中にお受けしましたネットでのご注文分に関しましては、明日にはご発送を完了できるよう、在庫確認など行いました。お待たせしましたが、ネットも再開しますので、よろしくお願いいたします。
2012年02月18日
パリのシャルルドゴール国際空港に着いてどこで2Fと書いてあったので、2階かと思いきや、4階の第3ターミナルのF23とかのあたりで、ごったがえしている状況で、同じように迷っている人ばかりで簡単に聞くこともできずややこしい。チェックインもイーチケットを使って機械でしないといけないようだ。カウンターは手荷物を預けるだけ。

預け入れが二つなので超過荷物があるので別の場所にあるオフィスで100ユーロ払って処理を済ませる。右足首に激痛が走り、まったく歩けないほどになってしまっているが、搭乗時間まで時間がどんどんなくなっていく、無理しながら歩くので体中の水分が足りない、売店を見つけて飲み物を買いたいのだが売店や自動販売機がまったくない。なんとか、ゲートについて座って体を休め一番最後にアムステルダム行きの便に搭乗する。

アムステルダムの空港ではオランダということでたくさんのフラワーショップがある、リネンの種があるかどうか3つのお店で聞いてみたが、「FLAX SEEDS」という言葉すら通用しない。どのお店でも、"WHAT IS FLAX?"と聞き返される。オランダではリネンの種というものが有名だと思ったが、オランダではほとんど栽培されていないのか一般には流通していないようである。絵葉書は大麻の葉っぱの絵葉書が売っているのを見ました。リネンよりもヘンプはオランダの一つのイメージであるようだ。空港にカジノがあったりと公共的なものすらもがギャンブル依存しはじめている。法律が国民性を作り出すところも多いのを感じる。途中の売店で飲み物を補給するが、機内に持ち込めないということでゲートの待合室場所で飲めるだけ飲んで搭乗。

飛行機はごったがえしているものの、エコノミーのはずがなぜかエコノミーコンフォートの席をもらって、しかも窓側の席で、私側の3列だけは真ん中の席を空席にして隣に人がいない状況を無理に作ってあるみたいで、広々とした状況で右足首が痛むものの大阪までをゆったりと過ごせ助かるが、他の人たちが窮屈にしているなか贅沢すぎる気もしてならない。

大阪に着いてハルカの切符を買うが、並んで待っているとハルカが突然運休になり、1時間後のハルカを待つ。パリで電車でいやな思いを経験したが、日本も待って並んでいるなかで突然の運休。なんとか、3時過ぎに帰宅できたが、まったく歩けない状況でお風呂に入ってから休息する。夜も、痛み止めの薬を飲んで寝る。
2012年02月17日
ヨーロッパで展示会をする目的の一つが、自分の作ったものをヨーロッパの現地の方に見てもらうことと、私自身がヨーロッパのリネン素材にどういうものがあるのかというものを学びたいところでした。テックスワールド展では、見ていただいた方から、ビューティフルという言葉をたくさんくださいました。芸術的にものづくりをしているところが評価されているのだと思います。ご覧いただいた皆さんにはインパクトは大きかったものと思います。

一方で、林与が取り組んでいるような細番手のリネンの世界をやっているところを探していたのですが、テックスワールドにはありませんでした。もしかすると、プルミエールビジョンの会社の中には細くエレガントなリネンに取り組んでいるところがあるのかもしれませんが今回は行き当たれませんでした。EU化されてから、さららにヨーロッパの地域の特色的なものがなくなり、経済要因でいろいろな織物企業は消えている感じがします。ヨーロッパでは、リネンとヘンプというものの壁が非常に薄いのも感じました。昔のリネンと呼ばれるものがヘンプであることが多いのも、日本で植物の茎から取れるものが基本麻と呼ばれたのと同じで、リネンというのは植物の茎から取れれば基本リネンと呼ばれたのでしょう。

中国の大手のメーカーさんが揃っておられたのですが、いろいろなものづくりをしておられるところでも70番手あたりでリネン100番手が中国では織れない理由もお話をしていて分かりました。1000人を超える規模の中国の会社が何社も出展しておられましたが、そのものづくりとは方向性が異なります。一般のアパレルのお客さんが求めるものとはバルクの世界のもので、林与の作るものとは違うのかもしれませんが、ヨーロッパにおいて、林与が作るものというのが独創的に見えるのは非常にうれしいことでした。引き続き、この違いみたいなものをさらに強くするものづくりをしていきたいと考えています。

あと、ヨーロッパではエコなものにたいする道徳的な意識が高まっているのを感じます。プロの方たちがなにをいまさらという感じもしますが、サステイナブルという言葉が何度も来場者の方から飛び出てきました。ヨーロッパでも機屋さんが消えている運命にあるので、サステイナブルなものを生産する環境を維持することも大事ではないかと思います。使い捨てが一番アンエコなので、使い捨てしないことが一番大事なポイントだとは思いますが、今のエコは、使い捨てを助長するようなゆがんだところ、ものを大事にする気持ちすらなくしてしまいます。ものを大事にする気持ちというのは、ものだけのことではなく、人を大事にする気持ちにつながります。自分が使って悪くなると他の人が迷惑するとか、これを買うために自分が働いたとか、ものには人に絡む要因がいっぱい詰まっているので、ものを大事にする気持ちは大事だと思います。

ホテルから出発前、ベットで横になっていても右足首が壊れたように痛い、筋を違えた感じが1週間ほど続き完全に悪化してしまったようでほとんど歩けない。パリの北駅から空港へ向かう2つ目くらいの駅で、2人の引ったくりグループがよってくる。小銭を落し、それを拾うふりをしてもう一人がすろうとする。ばればれなのに馬鹿だなあと思いながらも、席が空いたので座っていると、また、同じように小銭を落として拾うふりをする。馬鹿な連中だなあと思いながら、大きな声で”NO MORE”といったら電車から降りていった。脚が痛くて、うっとおしすぎて。
2012年02月16日
今日は終わり掛けにJETROの荒居さんがお見えくださいました、PVでクールジャパンの企画でインスタレーションが展示されているということで、見ましたか?とたずねてくださいましたが見れてません。日本のテキスタイルをプロモートされている皆さんが林与のこと気に掛けてくださり応援くださってありがたいです。

今日は他にも糸関係ならびに、なぜか、ベルギーのフラックスファイバーの会社がお起こしになられました。紡績会社ならお客さんになりうるでしょうが、お客さんでもないのに、不思議です。フラックスファイバーの会社の人なのに、ゴージャスな感じの二人の美人姉妹だったのでこれまた不思議です。でもでも、チャンスでお話を聞きました。良い原料手に入るのかどうかたずねると、昨年の作柄が悪すぎて66番手が引けない43番手までだというような話でこれは大変な一年になりそうです。ベルギーのフラックス製造の現場の生の声ですので本当です。全体的にリネンが黒かった2007年よりも悪いという話でした。

ショーの終わり間際に、展示会を総括してくださっているメッセフランクフルトの社長さんがマネージャーのかたと一緒に、ブースにご挨拶にお越しくださいました。昔、北京でお会いしたことがあるような気がします。初出展なので特別にお越しくださったとおもうのですがすごく親切で丁寧でした。今日は、行ってみたかったプルミエールビジョンの会場にもいけたので幸せな一日です。プルミエールビジョンは、リネンや本麻アイテムだけでは通年では厳しいところもありますが、来年の春には、プルミエールビジョンを目指せたらと思います。
2012年02月15日
今朝は、駅前でフランス人の女性の方が男性の胸ぐらをつかんで喧嘩売っていました。その方が、歩き始められて見ず知らずの男の人を殴って、警察に文句を言ってみたいな感じで、これがフランスなのかと思います。PERの改札もまともに動いているのがなく、中に入れず電車に乗ることもできません。誰も助けてくれず、ここは強行突破するのが普通みたいで、ジェントルマンが通りなさいとサインを送ってくれます。

降りる駅でも改札が機能していないというか、前の人の乗車券がうまく読み込まれなく、私の乗車券で開いた分で外に出られてしまって、私がゲートが開かないで困っていたら、
後ろの女の人が自分の券を入れて、ゴーゴーゴーで一緒に出ればよいよ、みたいな感じで…。

朝から昨日お出会いしたイギリスの方がブースに来てくださいました。プルミエールビジョンも見に行かれたそうで、どうでしたか?とお尋ねしたところ、目的の日本ブースはかなり混んでいたということでした。プルミエールビジョンでリネンの良いものありましたか?と聞いたのですが、ウールがほとんどだったとか、私はテックスワールドのブースの留守番で、プルミエールビジョンの会場に脚を運べないのが残念です。

とりあえず、弊社のブースに起こしになられたお客さんはリネンのものを探されているので、プルミエールビジョンでも同様にリネンを探されていると思うので、良いリネンがあったかどうか聞いてみました。全体的にリネンは少ないようです。午後からは、JFWの井上さんと西岡さんが林与の様子を見に来てくださいました。明日朝、こっちを遅刻して、あっちに行って見ようかなあという気持ちです。

終わりがけには、周囲の中国ブースの責任者の方がご挨拶にきてくださいます。Yixing Sunshine Linen Textile, Jiangsu Huaxin Linen Textile, Shenzhen Boyang Textile Industy and Trading, Harbin Huraren Linen Textiles, HLCさんなど、日本の大手さん向けに輸出で取り組んで動いておられるところがほとんどで同じ繊維産業にいても活気を感じます。初めてお会いした林与に対しても日本のお客さんと同様の温かい目で見てくださっています。
2012年02月14日
今日は、朝、電車が展示会の駅に止まるはずが止まらないことになったようで、展示会場の駅を乗り過ごし会場に予定より1時間ほど遅れて到着です。しかしながらも、今日のお客さんの出足はプルミエールビジョンが本日初日ということもあり、昨日よりも少ない感じなので大丈夫だという予測であせりません。

朝のうち、暇をもてあまして隣のブースの中国の出展企業の方が数社、話しに来てくれました。日本にも大手商社さん経由でたくさんのリネンテキスタイルを輸出しているようで、日本の織物企業には興味をもってくださっています。糸も扱っておられるところが多いので糸の情報もいろいろと手に入りました。

今回は礼儀正しい人が多いと思ってはいますが、それは、クローズドブースで来場者に礼儀を持たせるというような対応を積み重ねられてきた成果かなあとも思います。今回もトンでもな人もいて、自分ではさみを取り出して勝手にハンガーを切り出す3人組もありまして、この場でカットしては駄目といっても「なぜ?」と聞いてくる。そこまでひどいケースも珍しいですが…。そのレベルはもう話をしても無駄なレベルです。

パリの地下鉄などは無賃乗車などが横行しているものの、多すぎてそれをいちいち注意する人もいない状態ですが、それを見ても真似をせずに大半の人が切符を買っていることを考えると、個人の尊厳というものは、周りに流されずに自分自身で作らないと駄目だなあと思います。他人は他人、自分は自分というところがしっかりしている気がします。また、人種の多様性というものも感じます。北駅周辺では、半分くらいの人が黒人で、日本人がイメージするフランス人っぽい人というのは2割くらいでしょうか。文化が多様化すると、妥協妥協の中でものごとが進むものと思います。今日も高速鉄道が満員に近い状態で、ドアを閉めずに10mほど動き出しましたが、周りの人が声を上げただけで、ドアがしまって何のアナウンスもなくそのまま出発です。

午後からはJFWの川島さんが、のぞきに来てくださり、いろいろとヨーロッパのテキスタイル事情を教えてくださいました。プルミエールビジョンも今日は初日でありながらも、今年はヨーロッパの経済が悪いということで来場者の数が少ないとの情報。納得してもらわないと、高いものというのは簡単には動きませんので見てもらって感動をしてもらって少しづつファンになってもらう人を増やしていくことではないかと思います。他に流されると、他と同じになってしまうので、自分なりに理想的なものづくりのスタイルを続けることが一番大事だということを再確認しました。
2012年02月13日
今日は、テックスワールドの初日です。今日は、日本関連のお客様ということで、アサヒ化成の方や繊維ニュースの方、日本に興味のあられる方が3分の1くらいはお越しくださいました。ヨーロッパのデザイナーさんらしき方とお話できたのは4件ほどです。ほとんどの場合、ものが流れないとすると名刺交換をしないのがこちらの流儀のようで、こちらの名刺と会社案内はとっていかれるものの相手が誰なのか分からないケースが多いものです。

そんななか、繊維ニュースの取材に来られていたご婦人記者の方と話し込んでいると、ブースの外で話が終わるのをずーっと待っていてくださる方がおられまして、礼儀正しい方だなあと気にはしていたのですが、お話が終わってからブースに入ってくださったのですが、アイリッシュリネンにはとくに興味を持ってくださり、すごく褒めてくださるのです。美しいものを見せてもらえたので今日一日が幸せだ、みたいにおっしゃってくださっていました。日本のコットンやウールも使っておられるそうで、ベルギーの天然素材にこだわったデザイナーさんで、ベルギーではこんな感じのリネンは手に入らないといわれてたのが今回の調査の目的のひとつを果たせたかなあと思うところで、最後にご自身のコレクションの作品のブックレットなど取り出して見せていただきました。ワンピースがメインので、流れるような形がすごく素敵でした。デザイナー、ソフィードールさんで、将来、またどこかでお会いできる気がします。デザイナーさんが素材に対して暖かなのはいいですね。

ほかにも明日からプルミエールビジョンに向かわれる方で、非常に丁寧に接してくださる方が何人かありました。初めてお会いしたのにすごく素材を褒めてくださり、やっている方向性を応援をしてくださっているのが伝わってきてうれしいところです。林与がそれなりに良いなあと思って並べているハンガーたちなので、普通に見えても普通じゃないのにしっかりと素材の味に気がついていただける方が何人かでもおられるのがうれしいところです。初めての出展で目立ちにくい一番小さなブースですので暇な時間も多かったですが暖かなお客様に恵まれました。

今回、非常に残念なのは日本のワビサビの世界を感じることのできる近江上布を持ち込もうとしてアパレルの試作品を優先して割愛して持ってこなかったこと、リネンとは違う日本らしい本麻のディープな世界は、きっとヨーロッパの人々に興味をもっていただけることと思うのです。日本の伝統的な着物の世界というのはディープで、ヨーロッパの人々が求めている布つくりのスタイルなんだと感じます。林与自身、着物の世界とは離れていますので、着物の世界の皆さんには日本のテキスタイルのイメージの象徴として残っていってもらいたいと考えます。
2012年02月12日
朝起きても、体が疲れきっていて7時なのに外は真っ暗で肌寒さを感じます。ヨーロッパの建物というのは石でできているということでこれが普通なのかもしれません。暖房はついていますが、オンにしても暖かくはなりません。ホテルのフロントなんか寒いのに我慢をしているのでこんなもんでしょう。ホテルのコンチネンタルブレックファストに、オレンジジュースがついていておいしいこと。

食事後、外に出てオレンジジュースとかと、アダプタを買おうと電気屋さんをさがすものの、朝のパリはお店が開くのが遅く、オレンジジュースは手に入ったものの、アダプタは買えず。ホテルに戻ると、ホテルのフロントに聞くと、ホテルの備品のアダプタを10ユーロで売ってくれるとのこと、うれしかったのですが、小銭がなく、またまた、外のお店に行って、いらないものを適当に買い込みしておつりで10ユーロを捻出しました。

ようやく、パソコンが充電できてネットにWIFI接続しようとするとパスワードが分からず、また、ホテルのフロントにパスワードを教えてもらいに行きました。なんだか、親切が小出しな感じのホテルで、自分がやりたいことがあればそれに向かって動かないと何も解決しないなあという感じです。昼過ぎに展示会場近くの駅に行ってシャトルバスがあったのですが、それも、自力で見つけてたずねないと運転手が自分からテックスワールドのシャトルバスであることを教えてくれるわけではありません。会場に向かうだれもが見つけるのに苦労をしておられました。

会場のイメージは、ジャパンクリエーションの2倍くらいのイメージでしょうか、インターテキスタイル上海の5分の1くらいのイメージです。ブースの電灯や備品なんかは日本や中国のものよりもグレードの高いものを使っているようです。ヨーロッパにありがちな入り口も壁で狭くしたクローズドな感じでのブース外観で、これでは、せっかく林与ロゴ看板を貼り付けても見えないでしょうから入り口の2枚の壁を取ってもらってオープンな感じのブースにしました。壁に最初からダメージがあったのでそれのレポートと、ほかに、ハンガーバーを低くしてもらうなど、自分なりに満足になるようブースを改造しました。

リネンとヘンプのセクションに出ているので、春夏物ということでリネン素材を探しに来られる方は多いと思います。周りには、中国の出展者が多いのですが、リネンの細番手には興味があるようで、準備をしていても洋服などの試作品などに興味を示しておられました。今回の目的は、ヨーロッパの展示会でどのようなリネンが展示されているのかということを調査することと、林与のリネンのイメージを多くのヨーロッパの人に見てもらうのが目的で、また、今回はヨーロッパでの展示会の練習的な部分もあります。この展示会もヨーロッパで展示会したいと思って、締め切りもかなりすぎているのに主催の方にお願いして出させてもらったので、出られるだけでも幸せといえば幸せです。

壁のダメージの問題などあって、飾り付けをスタートできたのが夕方6時で、夜の7時いっぱいまで掛かって準備を終えました。今日は日曜日でしたので、パリ市内のお店を見て回る予定でしたが準備だけで終わった一日です。夕食は北駅近くのレストランで食べてホテルに帰りました。
2012年02月11日
結局、朝の7時半まで自分の出発準備はほとんどせずに、会社の留守中の段取りを用意しました。指図など非常に丁寧に用意しておかないと、完璧に用意しておいても失敗が起こるのが仕事なので、あやふやだと想定外ものが出来上がってくることが多いもので、出発しても遣り残したことに対して気が気でなりません。

自分の乗る空港への電車も調べる時間もなく、8時の電車に乗ると10時過ぎ、フライトが11時15分なので、本当に危ない状況で空港についたとたんに航空券を手配した旅行会社から電話が掛かってきてオランダ航空の受付があと5分で閉まるとのこと。いわれなくても全力で動いているのでこれ以上あせらせたら駄目だよ、これ以上急いだら駄目と思いながらも、今日はパンを食べていないことを確認しながら、全力で4Fまで行きました。また、チェックインカウンターでゲートが遠く搭乗がもうすぐ始まるとのことで、あせらせたら駄目だよ、と思いながらも、再度全力です。搭乗口についたら間に合ったようでほっとしましたが、ほんと立っているのもできないくらいに疲れています。昔、グリーンマイルという映画がありましたが、ドッグタイアードな状態です。

飛行機に乗ってからも疲れきって静かにするだけで眠ることができない感じで11時間のアムステルダムへのフライト、アムステルダムで、シェンゲンエリアに入るので、入国手続きをするのですが、この前、インドに行ったときのビジネスビザが、インパクトが大きすぎるようで、今回の目的に関してビジネスであるということで、イミグレーションで調査されました。疲れきっていたのであせることもなく、乗り継ぎの時間が2時間あってよかったなあと。時間に余裕がなかったら、また、あせって大変だったろうにと思うと、人間の心理を大事にすることは大事に思います。フランスへの乗り換えも20分くらい歩いて搭乗口なので、余裕をもっておいて助かりました。

シャルルドゴール空港についてから、とりあえず、5日間交通機関に乗り放題のビジターチケットを訳の分からないままですが買うことができ、親切なおじさんに助けてもらいながらホテルのある駅について、闇雲にあるいてホテルを見つけようとしましたが、今度は、犬をつれた親切なおじさんに連れてもらってホテルにチェックインです。英語がほとんど通じないところがパリらしいです。

ホテルは、駅から50mで便利です。でも、ホテルというより、アパートの小さな一室の感じで、暗い部屋で、1週間の滞在ながらも、寝れればそれで良し、コンセントも日本のタイプとは違って、コンピュータも電話も使えない状況に陥りそうで対策が必要ですが、今日は、何も食べずに疲れた体を休めようととりあえず寝ました。
2012年02月10日
今日は、出発準備です。しかしながらも、納期のものの調整の読みが甘すぎてやり残しての出発となり、心配です。展示会の準備も1番やろうとしていた会社案内の印刷もほとんどできないままに出発で、展示会よりも会社の今の仕事のほうを優先する形です。

パリ滞在中に、どうしても出荷をしないといけない海外サンプルも、いつ加工からあがってくるかでキャリアーの変更など考えられ、何通りものインボイスを用意して頭が爆発しそうです。案外、説明を聞いたするのものが冷静に分かっているようで安心しました。

今日も新規のお客様から数件お取引のお話をいただき、今がもう手一杯な状況で4月くらいの生産になりますとの説明をさせていただいております。簡単なものだと並行して動けるのですが、新しいお客様とのお話というのはなにか特別なものを期待されてのお話が多く、できるものを見ていただくところから始まりますので準備も必要です。

1日でも普通の人の数日分くらいのかなり多くの仕事をしているとは思いますが、どうしても相手があるので、その一番流れが止まりやすいボトルネックを想定して、納期なども考えていかないとならず、1ヶ月以上前から少しづつ段取りを進め、不確かな要素をしっかりと見極めて生産の計画を立てないといけないので、いつもそのあたりがゲームの理論ではありませんが、答えを出してもまださらに変更という時間のロスというのはどうしても避けられません。
2012年02月09日
今日は、もうすぐ1週間私が会社を留守にしますのでその間の仕事の段取りを行いました。出機さんにフォローに入る準備、留守中の納期のもの、追加で受けた海外受注分の出荷、ネットショップご発送ならびにお仕事のご依頼を受けている分など出発前に終えておかないといけないことがたくさんあります。冊子を印刷する余裕がありますかどうか。

明日が1日でハンガーなどパリの展示会の準備になりそうで展示会に行くのに展示会のことは一番最後に後回しになりがちな、いつもの感じです。せめてハンガーだけでも長さがそろうように作り直したいなあと思っています。日曜日が準備日になりますので、足りないものはその日に現地で購入すればよいのではないかと思ったりしております。
2012年02月08日
今朝は、生地関連のトラブルで送ってこられた製品を分解して、縫製をしなおして要因の分析を行いました。本来は検査機関に持ち込んで、検査してもらうのが一番なのですが、パーツが多いので、今回は、頭を使って再現性のある原因の特定ができる方法を考えました。

東京から仕事の面接の方がお越しくださいまして、3月から仕事いただくことに決まりました。産業的な織物の現場に入って取り組もうとされる方というのはなかなか珍しいのでうれしいです。シャトル織機などの微妙な点にも質問などされ、普通の人が気がつかない部分の説明をしても大丈夫そうでしたので、シャトル織機も使いこなしてもらえそうで、シャトル織機を扱える希少な若い世代の一人となっていただけそうです。

せっかく、滋賀県まで来ていただいたので、林与だけだとなんですので、長浜のDENさんのお店もお邪魔して、滋賀県の雰囲気を味わっていただきました。夜は、1反、反物の出荷があってそれを運送会社に持ち込みました。夜9時ぎりぎりでなんとかです。

パリ出発までのタイムリミットが迫ってまいりました。ハンカチのご予約をいただいた皆様へのご発送は本日行います。お待ちの皆様よろしくお願いいたします。ネットショップは、20日までパリに向かいますので、ご注文は可能ですがご発送は20日以降になります。パリからもリネン日記の更新を試みますので楽しみにしてください。
2012年02月07日
今日は午前中、東京から株式会社SQO代表の小林さんがお越しになられ、DENの北山さんと合流され来期の企画のお話などを相談しました。ビンテージリネンのハンカチの箱も出来上がりまして、予約注文いただいた皆様には大変お待たせをいたしました。明日と明後日でご発送を完了させていただく予定です。私がパリから戻ります2月20日までに予約して届かない方がおられましたらご注文いただいた日にちなどメールにてご連絡いただけますようよろしくお願いいたします。

先日から生地テストをお昼ころから行いまして徹底的に調べては見るものの今日はお天気がよくなく冷え込んでいるので、生地の乾きが非常に遅く、乾きそうで乾かず夜になってしまいました。その布の発送時の控えなども見つかったので並行してテストに掛けますが、いわれておるような問題が再現せず、明日また別の試料で試すことになりそうです。

夕方には出荷を数点したほか、パリ出発前にしておかないといけない準備作業などを行いました。もう後、出発まで72時間ほどで、どこまで準備が進められるかもあやふやです。会社案内も200部くらいはもっていきたいのですが今回は英語バージョンを作ろうと思いましたが時間的に難しそうで日本語バージョンをテックスワールドで配ろうと思います。

今日はリネンの紡績工場に電話したのですが、リネンの細番手というのはなかなか作るのに気合がいるようで、糸を作ってもらうのも何ヶ月か待ちです。細番手というのは材料からしても特別なので紡績工場にとっても簡単に作れるものではないようです。もう1ヶ月以上まっていますがまだ目処が立たないようです。各方面から、リクエストはいただいておりますが、少々お待ちくださいませ。
2012年02月06日
今日は午前中、就職を考えられておられる方が会社見学にお見えになられました。午後からは生地の問題があったということで検査所と加工工場に行って問題の原因の調査を行いました。検査所では想定される要因のアドバイスを受け、加工工場などでも工程に問題がなかったなど念のために調べてもらい。原因は凡そですが絞ることができました。

別件で、加工工場さんでは、先日、お渡ししましたキッチンクロスが加工からあがったようでテーブルの上で縫製工場行き待ちの状態になっており、キッチンクロスの色によって長さがかなり違うとのことで、そんな筈は…。シャトルで織ったものですのでテンションの強さ加減で、長めにあがったり短めにあがったりすることも多いのです。反末の引っ張れた状態での比較で、反物のはじめと終わりというのは不安定な場所なのです。

織物の落としや検査試料断片というのは、反物の真ん中を取ることはないので、本来、反物の検査の意味もないことが多いのです。そういう経験から、林与では、検査する断片は、1番目の反物の頭や一番最後の反物のお尻からとるのではなく、一番目と二番目の間で取ったりするように注意しています。

機屋さんなどでも検査の数値が悪くて困られているケースが多いかと思いますが、検査断片を反物の端で取っているからで、あまりに不自然な数値が出たときには、反物の3M中のあたりで取るとよい数値になることが多いものです。

私自身、テキスタイルをつくるときに一番気にするのが、出来上がったときの物性的な面で、そこに注意をしてものづくりされる方というのは非常に少ないものです。特別なものを作ろうとするとテキスタイルというのは無理が生じますので、本来は安定した企画に色柄を乗せてあげるくらいが一番、工業製品的にはよいものになるのです。

一方で、味を求め始めると、いろいろな問題が生じてくるものです。一番顕著な例は、密度の荒いものでスリップすることですし、染色などでも草木染などは堅牢度の問題が常に付きまといます。芸術性に走ると妥協というものが必要な場合が多く、後からの物性を上げるということは非常に難しいものです。

納期、コスト、品質面で厳しいブランドさんでは、安定したカウンターに色柄を載せるようなものづくりにしておかないと何回かはうまくいっても、何回かに1回の失敗というものが命取りになることも多いのです。ヨーロッパからのインポート生地などは、珍しいものが多いですが、物性面で製品になってからフォローが付きまといます。

ヨーロッパのテキスタイルメーカーというのは、イメージ、小ロット生産ではなく大量に生産をしてそれを売り切る形にしていることが多いのです。日本のものづくりとはまったく違うタイプですので、着分もすぐに出てきますが、完売するとそれで終わりということも多いものです。
2012年02月05日
今日は日曜日。昨日までの冷え込みは終わり今日は晴れの暖かめの一日でした。東京からのお客様が、リネンキッチンクロスの卸に関するお話でお越しくださいました。シャトル織機などにも興味をもっていただいていたということで、今日は工場は休みだったので、ちょこっとだけですが動かしているところをみていただきました。

夜、米原の駅までお送りさせていただいたのですが、途中、彦根で食事をいたしました。焼肉屋さんで、近江牛の看板が出ておりまして、以前このお店で近江牛を食べたことがありましたので、近江牛が食べられるのだろうと思っていましたが、店員の方に聞くと今は近江牛は入荷していないということ。残念でしたが、一方で正直だなあと思いました。

テキスタイルツリーの編集長である成田典子さんからご連絡をいただきまして、3月にはテキスタイル用語辞典が完成するとのことで、詳細のほうがウェブにもアップされてきています。http://www.textile-tree.com/dictionary/index.html 当初の予定よりも100P多くなってしまったとのことです。

成田さんは、繊維業界のバイブル的な存在である新ファッションビジネス基礎用語辞典という本を昔編集されておられ、今でも新ファッションビジネス基礎用語辞典をリファレンスに使われている業界のプロの方も多いのではないかと思います。今回のテキスタイル用語辞典は、プロの方だけでなく素材に興味を持たれた一般の方にもビジュアルたっぷりで優しいタイプの辞典ということで、ファッションを勉強されておられます学生さんや素材メーカーやアパレル業界に新しく入られた方にとっては頼りになる1冊となるはずです。
2012年02月04日
今日は、東京からのお客様が今期の商品開発のご相談にお越しくださいました。4月、5月くらいに店頭を目指される商品開発になり具体的な企画として動いておられますのでお話は非常に早いです。

今、いろいろな麻織物の歴史をたどる過程で、この地域でどうして麻織物が盛んだったのかを考えるにあたり、奈良時代以前からこの地域は開発がなされていて、近江愛知荘は元興寺領であったり、東円堂が興福寺領であったり、近隣の田は、東大寺領であったりと、奈良の影響が強く出ています。

東円堂という旧家が200軒ほどの村に4つもお寺があるのもそういう影響であるのかといえます。4つのお寺もそれぞれの分家とかではないので、東円堂においては寺領の争いのようなものが過去にはあったのではと思いますが、4つの宗派の違うお寺が残ったというのもみんなが共同で農業をしていたということもあって宗派は違えどもそれ以上に農業というのが大事だったのではないでしょうか。また、農業の傍ら冬場の仕事として織物が織られていたと考えることは至極自然のことで、近江の地というのは常に奈良、京、大阪などの都のものづくりの拠点として存在していたように思います。

東円堂は興福寺領だったとのことで、近江湖東麻織物は鎌倉時代にさかのぼるといわれますが、東円堂という地域は、奈良時代に奈良の影響を受け、奈良の麻織物と共通するところがあるのかも知れないと思うところです。奈良の着物向けの織物というのが絶えた背景には昔から近江湖東麻織物が強かったことがあるのかもしれません。私自身、奈良が麻織物で有名なのを知ったのは10年ほど前のことで、なんで奈良で?と思っていたこともあったのですが、地域的なつながりがあることがミソなんだと思います。

この村に住んでいる農業に慣れている、おじいさんたちは本当に器用です。普通サラリーマンの人と比べると、祭り行事などで作業をすると、大人と子供くらいの差がありますので、農業をやっている人というのは基本自分が資本みたいな部分があると思います。今は農業も機械化されてしまっているのでそういう人間の能力の差というのも小さくはなってきています。農業にかかわらず、仕事においては売ることだけでなく、種を植えたり育てるという作る部分こそが大事だなあと思うばかりです。
2012年02月03日
今日は、雪が凍って車がノロノロです。どこの道も基本としてはブルドーザーなどで除雪がされているので、そういう部分は昔と違ってありがたいなあと思いますが、ブルドーザーも道路の表面すれすれまでを除雪できるわけではありませんので、数センチの層が残る傾向にあります。昔は車が走るタイヤ部分は雪がなかったのに、今は、タイヤ部分にも雪が凍っているので、車が滑りまくりなのです。

夜は、ひこねの組合の新年会があるということで、彦根に向かいましたが道路がそんな状況で彦根に行くのに2倍時間がかかりました。今日が節分だと思い出したのは、1次会はもとより、2次会、3次会、たぶん4次会まであったような、どの店でも恵方巻きというか巻寿司がでるのです。

普段は巻き寿司なのでしょうが、節分のときに出ると恵方巻きというのが強いのでしょうか。節分で豆を撒く文化は、今は撒いた豆を拾って食べるなどできそうな時代ではなくなって着ていますので、より手軽かつ経済性のあるものに主役が交代したような気がします。

ものづくりをしていて、恵方巻きのようなものを作るのが商売で成功をする秘訣でしょう。豆のようなものを作っても商売としては簡単すぎて競争も激しく成り立ちにくいということです。これって、地場産業が直面している問題と似ています。

その瞬間に輝くことを考えすぎると形が変わりすぎて、継続している大事なものを失うことも多いものなのです。その瞬間といいましたが、それが10年、20年のことなのかもしれませんので、100年とか200年のスパンのものづくりを考えたときには、10年、20年をしのぐために世代を超えて引き継がれてきたものが消えていくということもありうるものです。

仕事というものが、数年で変わる法律に振り回されてしまっていては、ものづくりというものが趣味としてでなく産業として行われる場合には、根本的な技術を高めていくことは命取りになることが多いのです。付加価値の高いものをということがよく言われますが、付加価値の高いものでも飽きられてしまうと、その根底からして不要物になってしまいます。たとえば、昔のマハラジャブームなどはその最たる例ではないでしょうか。日本から、ディスコというもの自体が消えてしまいました。

これは、始まりあるものは進化し続けることというのはなく、進化の後には終わりがあるということで、哲学的な部分につながります。ロゴをあしらうだけのブランドのファッションアイテムが息が長いのは進化がないからともいえるかと思います。変わらないものほど長続きするもので、新規参入組みというのは改変することで越そうとするのですが、オリジナルの本家までもが改変に力をいれすぎると長続きしないものづくりになります。コカコーラーでも、味をおいしくしようとして味を変えたらもう相手にしてもらえなくなったというような経緯すらあり、長年愛されたものというものはそれの味自体がよい味の手本なのです。
2012年02月02日
林与で現在使っているシャトル織機は、1886年創業の須山式織機製造所というメーカーの織機です。力織機のパイオニアである須山伊賀蔵が起こした会社の織機で、日本の力織機のパイオニア的なメーカーではないかと思います。豊田式や鈴木式が須山式に学んだことも多いのではないかと思うところです。

須山式織機製造所も1971年に廃業で、力織機とともに消えたメーカーだといえます。
現在は東洋精器という会社に移り変わり織機は作っていません。1970年代になってくるとシャトル織機の時代からレピア織機の時代へと移り変わりのころです。私が推測するに弊社に10台あるのは50年ほど昔の織機ではないかと想像をしています。

そんな古い織機ではありますが、36(サブロク、36インチ、91cm)ではなく、44(ヨンヨン、44インチ、112cm)の織物を織り上げることができますので、林与にとってはベストな織機です。時々、複雑なことをしようとすると織機の調整には苦しむこともありますが、そんなに古い織機でありながら、今の織機では織るのが難しい、リネンの超細番手の糸を織りこなせるというのは奇跡的です。

展示会などに行っても、リネンの100番手以上のものを織ったタイプは、日本製の織機は最新式だからだといわれるのですが、そうではないところがミソなのです。最新式の織機というのは、人に優しくなく、昔の織機のほうが、カマチなど人が触る大事な部分は木でできています。さすがです。

これが鉄でできていると手に響いて人が扱いづらいので、織機の感触を体感することが難しく、織機と一体となることは難しいと思います。林与の織機のカマチや杼台は、レストアされてあまり削れていませんが、木製の部分というのは何十年も手で使い込むと、人の手の形を反映して削れてより持ちやすいように変形していきます。使いやすく進化するのです。それが石や鉄だと高速に動いていると人の体が毎回痛みを感じるので逃げてしまい、一体化することはできません。

今日は、大雪な感じで冷え込んで車も雪の上を走るので怖いです。国道沿いのお店に食べに行こうとしてもどこもが、開店なのに、駐車場が雪で埋まってて入れる状態ではなく、お店の中の人というのは、今日は雪が降ってお客様が来ないなあと思っているでしょうが、それは、駐車場の雪のせいです。雪解けをして車が出入りしやすい駐車場のお店はお客様がおられます。飲食店は接客業でありながらも、ほとんどのお店の方が駐車場の雪除けをしないのが不思議でたまりません。
2012年02月01日
メール会員様向けのビンテージリネンハンカチの縫製が終わりました。ハンカチ用の箱を今手配しておりますので、2月8日から9日ころからのご発送になるかと予定いたしております。パリの展示会、出発前にはご発送する予定ですので、大変お待たせしておりますが、予約注文いただきました皆様よろしくお願いいたします。

今後のご注文に関しましては、再度、ハンカチ縫製することになりますので、3月以降のご発送になりそうです。プチ贅沢な世界になりますが、メンズ、レディース兼用の45cmサイズですので、ホワイトデイなどのプレゼントにもよろしいかとは思います。

アンドリュース社のゴールデンアイリッシュリネン80番手使用したハンカチも良い感じにできあがりましたので高価なアイテムにはなりますが、そちらも、発売を計画しております。本業のほうがバタバタとしておりますので、商品はあっても、画像などが準備できず、延び延びになることも多いので気長にお付き合いくださいませ。世界に名をとどろかせたアンドリュース社のアイリッシュリネン象徴的なゴールドの色味の世界も、ハードマンズ社の位置付けとは別で意味のあるものと思います。亜麻色の意味を謎解くことのできる一品です。
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