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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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2020年04月12日
布マスクを作ろう! マスクゴム5m、先着200名様、プレゼント


会員の皆様へ、

マスクゴムが不足しているとのことで、会員登録いただいている皆さまに
マスクゴム白丸ゴム3mm幅を、5mプレゼントいたします。
(画像は10mです、プレゼントは5mになります。)

林与の会員様限定で、お一人様1回のみの
特典としまして、5mマスクゴムを先着200名様にプレゼントします。
通常、10枚分以上ですので、ご家族にお使いいただくには十分な長さではないかと
思います。マスク作りにチャレンジしたい方が練習などにお使いいただくのもよいかと思います。

送料も無料で、普通郵便にて5mお送りさせて頂きます。
(不着などの保証は御座いませんが、弊社発送の記録としまして発送前に封筒に
宛名を書いた写真を社内記録として残します。)

欲しい方は会員限定コーナーの1円アイテムを1個だけご購入下さい。
マスクゴムだけをショッピングカートに入れて、ご決済いただき、お支払いは、会員のみなさまに
2020年5月末まで使えるクーポンコード mask (アルファベット小文字で4文字です)を
4月12日に、付与させていただきますので、そちらのコードを最終確認画面で
ご入力後、再計算を押していただきますと、小計が0円になります。
そして、ご注文をご確定ください。

会員限定コーナーのマスクゴム5mを1個だけカートに入れて決済に進んでください。
たくさん入れられても、プレゼントは1個だけで、購入方法を間違われ弊社が
対応できない場合は、ご購入は無効とさせて頂きます。
他の商品と一緒にはカートに入れないでください。

同一ご住所から複数のご応募があったりした場合や、弊社判断にて応募が適切でないと
判断した場合にはプレゼントへの応募は、無効とさせて頂きます。想定外の状況になった
ときには、先着200名様に達する前に応募の締め切りをさせていただく場合があります。

小さな会社で対応がパンクするのを避けるため、電話やメールでの応募は受け付けて
おりません、また、電話やメールで応募に関するお問い合わせも受け付けてはおりません。
応募に関しましては、誠にすみませんが、ショッピングカートからのお手続きのみと
させていただきます。また、マスクゴム到着のお礼メールも誠に勝手ですが、ご返信の
対応などでパンクする可能性が御座いますのでご割愛ください。

洗って使えるマスクをおつくりになられるのに活用いただこうとささやかながら
林与ができることの一つとしてやってみたいと思いました。
この件に関しましては、弊社の持ち出しを前提に行いたいので他の商品のご購入とは
関係がなく、行わせてください。

応募が多い場合には、通常4日以内の発送を想定しておりますが、ご発送まで5日から
1週間程度お時間をいただく場合があります。会員登録住所お名前に不備がある場合や、
メールアドレスに不備がある場合には、ご応募は無効とさせて頂く場合があります。
(郵送が届かなかったり、メールでの確認が取れないためご了承ください。)

最後になりましたが、応募お待ちしております、宜しくお願い致します。


林与
2020年04月11日
今、洗える布マスクに対する需要が多く林与にも素材に関するお話をいただくことが多い。ここ数日も、知り合いの縫製業者さんが布マスクの素材でいろんな素材があるけども、林与の手持ちの素材で作れないかと動いてくださっている。別の知り合いの方も今日来られて麻のマスクの生産に動かれている。産地で織られた麻を使ったリネンはカビなどが生えにくく衛生的なので、清潔感あふれるマスクなんかがあっても良いと思う。

今日は、世話になっている知り合いの方の奥さんが自分でマスクを作られているので生地を買っていただいた。作られて良い感じということで、いろんな親戚の方に配られるのだという。個人でマスクが作れるという発想は今までの日本にはあまりなかったけども、マスク不足が、ハンドメイドのマスクというゾーンを生み出した。マスクもつくることは、苦痛ではなくて楽しく、実用的という一石何鳥かの要素。マスクゴムも林与の生産用に手持ちで持っているので、少しおまけにお付けさせていただいた。

飛沫感染が広がることを防ぐためには、別に高い布を使う必要もないし、咳をするときにハンカチなどを口に当てるだけでも相当効果はある。ましてやマスクをしていると、それがいかなるマスクであろうとしていないよりは普通効果があるのである。マスクも消毒するためには、洗面器などにポットの100度近いお湯につけて冷めるまで待つだけでよいだろう。新型コロナは80度以上で死滅するとされている。そして冷めたお湯からマスクを取り出して天日で干せばよいのである。最後に蒸気アイロンなどを当ててあげると麻のマスクでもいい感じに仕上がる。

単なる実用性というだけでなく、自分の知人が作ってくれたマスクなら余計に大事にしたい気持ちにもなるだろう。別に高い生地を使う必要もなく、街中の生地屋さんの手ごろな生地で良いと思う。今、日本だけでなく世界的に、布マスクの需要があるけども、他の人と競って仕事を取るとかじゃなく、独り占めするとかじゃなく、いろんな人がいろんなスタイルで必要なマスクが行き渡るようになればよいと思う。

咳をするだけが、飛沫の発生源かというと、会話しているだけでも、周りの気温が低いと口からは湯気が出ていて空気中には放たれていて、マスクしているだけで、大きく感染するリスクも、周りの人を感染させるリスクも減るのである。そういう基本を否定する専門家もいたりするが、オールオアナッシングで考えてはならず、できる努力をすることが大事だということすら放棄させて、感染を防ぐ方法を論じても、それこそ無意味な話なのである。

2020年04月08日
非常事態宣言を出すかどうかで迷っているよりも、各県が北海道のように県内が危険だと思えば非常事態宣言を出すで良いと思う。台風の警報と同じ以上に人命にかかわる問題、迷っている人間というのは甘く見過ぎている。要請なのでそれに従うかどうかは自主判断で、少しでも緊張を走らして行動範囲を狭くするということが感染の広まりを抑えることになる。その最低限が難しいのが社会性を重視する日本、感染すれば2割が重症化することを考えると、戦争よりも有事で、最初にあまく考えていた欧米も今は緊張があるが、日本というのはやはり他国よりも政治家の覚悟がないというか、居ても居なくても、いると目の前の対策ではなく、利権的な変なことばかり考えて…。責任を取るつもりがないとか、損得勘定が勝ってしまうと非常事態宣言は出せない。政治家なら当たり前に責任取るつもりで非常事態宣言を出せばよいのである。ニューヨークの州知事の評価の高さはよくわかるが、日本には与党だけでなく野党も含めそういう政治家はほとんどいないだろう。

非常事態宣言が出たのだから、1か月様子をみることができる。出ていなければ今までのままで感染は累乗的に増えるだろう。都市部ではどうしてもサービス業的なものが多く、スペースも狭いので、感染の広がる可能性は高い。イタリア、フランス、スペイン、ドイツが感染を抑えることがまだまだ難しい状況、今まだ救われているのは日本の新型コロナは弱いほうのタイプだろうと思われる。中国やイタリアのように、けいれん発作を起こして突然死するようなタイプが広まることもありうるのであるから、広まっていないうちに対策を行うべきなのである。

専門家のなかには、インフルエンザでも何万人が死んでいるんだからと平気で言う人もいたりするが、そういう輩ほど自分や自分の家族は感染しないように細心の注意を払っていたりするものである。ブラジルも安易に考えていて、短時間で爆発的に感染者数が増えた、日本は国が甘く考えていても、一般の人々はマスクして早くから防御していたのでそれなりに自主隔離と同じような効果あって、それほど爆発的には重症者が増えていないのであろう。

私も自分でつくったマスクをしたりするときがあるが、マスクの前に手をかざして息をしても、それほど息が強く当たることはないので、それがマスクの効果で、2m離れる以上にマスク1枚で、隣り合わせでも2m離れているのと変わらない効果はあるだろう。そういうことを考えられない連中が、マスクは無意味だとか、ボタンの掛け違えをいつまでも正すことできずに、とくにWHOが諸悪の根源になってしまって、素人の集まりで、CDCが見解を変えれば、それにしぶしぶ従ってみたいな馬鹿をやってる。人の命にかかわる問題で効果が完璧でなくても多少でもあるなら防御のためにはできることはやるべきというのが正しい姿勢だが、感染させる気満々で最初から存在しないほうがましなくらいの組織である。権威主義の愚かさの手本そのものである。
2020年04月04日
日本だと都市封鎖は難しいだろう政治家にそれをできる覚悟のあるものがいないから、都市封鎖するとそれによる弊害を政治家自身が解決しないといけないところから逃げたいほうが勝ってしまう。自分たちが責任なく仕切りたいというのが日本の政治家や行政の体質だから都市封鎖は無理で、そういうだらしない感覚が、存在すら無意味なのである。

結局、人々は普通に国や行政の重荷を背負って対応して国や行政を支えていかないといけないから、コロナの感染リスクと向かいながら活動してゆかないといけない結論となるのである。

厚生年金は株価を維持するために溶かされるが、公務員や議員の共済年金は株式に投入されず安全な運用。議員や役人たちは、他の人のカネで博打しているようなもの。国内海外の株式で運用されている80兆円が溶けて60兆円とか50兆円とかに資産価値としてなっているんだろうけど、問題は、その50兆円にしても株式市場から引き出せないカネになってしまったところ。実質、議員や役人が博打ですってしまったのと同じ。それどころか、日銀までもが何千億円を株式市場に投入したり、買いオペやったりで国のボタンの掛け違えを支援。

これって結局、財政はどんどんと悪化し、国民がさらに搾り取られ穴埋めするだけの話に繋がる。国が国民を養う感覚からすれば、まったく逆の手でないといけないのだが、年取った頭の良いだろう人たちが会議して日本の将来をどんどんと怪しい方向に向かわせてゆく。日本の国が一番このコロナ問題からの回復も遅くなるだろうと思う。

仕事なんかもレジャー的でお金を落としやすい観光やカジノなどで国を反映させるみたいな方向で、こつこつと地道な仕事をできないように骨抜きにしてしまって、この不況に直面すると。もうこつこつ仕事するなんてのには戻れない体質になってしまっているから、救いようがないのである。こつこつ地道に仕事する部分は海外にやらせて楽にお金を得るみたいな感覚ばかりが国内ではホワイトな感覚、そういう発想がまさにブラックなんだけどと思うけど、それも気が付かなくなってしまっているのが仕事で苦労をしならい人たちの末期症状。
2020年04月03日
アメリカやヨーロッパで感染が急速に拡大する背景に、マスクをするなという専門家たちの意見があったりする。本当に素人以下の馬鹿げた見解で、日本でも一部の専門家はCDCなどのマスク不要論を受け売りする形でマスクは無意味だと、市民にマスクをつけるなという指導をしてしまう。自分たちはマスクで感染を防いでいるのに一般市民に対してはどうしてそうなってしまうのか。

CDCの専門家でも中国北京でプレスインタビューするときにはマスクをしながらのインタビューだったり、CDCの専門家も、感染症予防にマスクが有効だというのを、欧米での急速な感染拡大と、アジアでのスローな感染拡大の違いが、マスクをすることにあるのが気が付いたようだ。

専門家というのは、インフルでも年間何万人日本で死んでるんだから、新型コロナも大したことないとか、人が何万人死ぬことをどうでもよい感覚で、説教垂れてマスクは不要だという輩が多い。ミドリ十字の薬害エイズと同じレベル。マスクしないと危ないと一般的にいわれていても、確実な根拠はないというゼロオアナッシングな馬鹿、モサントのラウンドアップを2L飲んでも平気だという専門家が、用意してあるから飲んでくださいと言われて、私は馬鹿じゃないと飲まないのと同じで、医療の現場も階級社会で、一般の患者は動物というだけのこと。

日本の厚生労働省もマスク不要論を受け売りでやりながら、今はマスク配布に働いている。初動で大きな失敗をしながら感染を拡大させてしまい、今更ながらマスクで自己防衛しろという話。いないほうがマシな専門家たち、年金基金を株式に投入してるような専門家も一般が考えるとほんと駄目な専門家が、害を振りまいて責任逃れしながら食っているだけ。

今更、CDCやWHOや厚生労働省が、間違った指導をしてしまっていたと軌道修正しても、それほど馬鹿だと、新型コロナの思うツボ。2m距離を取るのと、口の前にマスクするのとでは、マスクのほうが効果は大きいだろう。医者が自分で物事の本質を判断できず権威主義で受け売りになれば、救えるものも救えないどころか、人々を危険にさらすような行動を正当化して、それに従わない市民を無知であるかのような見解。

メルトダウンも津波が押し寄せているのも隠して保身に走る輩ばかりというのが普通の日本の政治の世界、多くの人々がマニュアルに従わされて犠牲になっていても他人事。小汚い権威主義の連中の保身のために、人々の命が犠牲になってゆくのは、専門家というのはコロナウィルスと同じくらい人類の敵である。
2020年04月02日
今日は午後にお客様で、夕方から集落の役の引継ぎで引継ぎ資料のまとめをやって、夕方引き継げた。主に盆踊りのイベントの資料をまとめるのではあるが、最後、いろいろと訂正箇所や過去から引継ぎで訂正されていない部分を訂正するとかしてやっていると、どんどんと時間が経ってゆく。

今日はお客さん対応以外は、ほとんど仕事ができない状態で、布に洗いを掛ける仕事は他のものに任せる。引継ぎ資料の完成度を高める作業。イベントは問題なく成功したのだが、そういう資料を作ったり、会議したり、次に引き継ぐ作業もまたそれ以上に時間の掛かるイベント。

いつも資料作りの宿敵は、プリンターなのだ。だが、4台使える状態であるので、プリンタトラブルもあったけど、乗り越えて時間のない中、プリントアウトが進んで行く。

次の方は仕事を定年引退された方で、このコロナで夏祭り開催にも影響がでるのか分からないけども、私以上に難しい状況で引き受けられる形になり、気の毒な話ではある。
2020年04月01日
桜が咲かないなあと思っていたが、今日、御幸橋の近くを通ると、雨のなか桜が満開。これほど、ひっそりと咲いた桜は珍しい。肌寒い雨の降るなか、満開の桜。咲いたのも遅いけど、春の感動が少ないのは、自分のなかの問題か?

昨年よりも何倍も落ち着いて毎日することばかりで追われているものの仕事も大きすぎるトラブルにもぶつかりかけても解決法ほうが見つかったりして、この何年かで一番落ち着けている。うまく回っているのは自分の力というよりは、林与で一年のスタッフのしっかりとした仕事のお陰だろう。

他の人の仕事の準備したり助けたり後かたずけする必要がなくなって、トラブルがあっても集中してトラブルに対応できるから、できないことばかりが増えて追われることがないんだろう。同じ仕事でも結果を普通に出せる人というのは10人に一人二人だろう。普通は簡単なところだけやって最後の難しい問題や詰めは他人任せという人がほとんど。

本来だと現場の人間が一番仕事のデータなんかも蓄積して答えを出していけると他の人の真似のできないプロの仕事となるのだろうけども、そこまでしっかりと記録とって仕事する人というのは繊維ではまれで、sampleの時に作ったものを本番で同じように作れる人というのは稀なのである。ある意味、何が正しい結果なのかを分からずに出たとこ勝負で、再現性のないものを作ってもトラブルは増えるばかり、ものの問題というよりも作業する人の仕事に対する考え方の問題がいろんな問題を増やして行く。

自分が最初から最後まで面倒を見るという覚悟みたいなものがあると、正しい答えにもたどり着きやすいし、問題の収束も早いが、それをいやがったり投げ出したりするタイプの人に仕事を任せると、全部が転んでしまうことが多い。ものを見ないでもの作りも多い。
2020年03月28日
今日は、区の評議員一般の引継ぎ。区といっても、東京の区とは規模がまったく違う話で、20軒ほどの区。70歳以下のものが当たるので、一番最初は27の時だったかに当たって、今、51で2回目。2区は高齢化が集落の中でも一番進んでいる。

20年ほど前まではどこの家も軽トラを持っているような感じだったが、今は、田舎でも軽トラを持っている家が少なくなった。軽トラというのは農業に必要だったのだが、どこの家も稲刈りなども専業農家にやってもらうなどして、軽トラが必要なくなってきたのである。

軽トラを愛用してきた年配世代も80を過ぎるなどして、軽トラを文化を次の世代が背負うのかというと、それもまた難しい話で、軽トラが必要とか乗ろうという発想すら異次元に思えるだろう。私も、仕事で最初軽トラに乗ったときには、ミッションで厄介なところあるなあと違和感があった。

軽トラの事件といえば、東京に蒸し器の中古の出物があって、それを軽トラで東京の八王子まで取りに行こうとしたら、高速載ってすぐにオーバーヒートして、なんとか、岐阜羽島でおりて、軽トラをレンタカーして、八王子にたどり着いて、奥田染工の奥田さんとスタッフの人に手伝ってもらって、積み込み持ち帰って、次の日にまた、岐阜羽島まで、レンタカーを返却しに行って、オーバーヒートを心配しながら下道を走って帰ったことがあった。

軽トラというのはどうしてもたまにちょっとしか乗らないので、劣化していることに気が付かない。今の軽トラはスバル、スバルはやっぱり基本強いのかなあと思うが、これもリコール案件にもろ引っ掛かって、バッテリーが充電しないトラブル。オルタネーターの問題でタイミングベルトが切れてしまうというリコール。

手に入れてからすぐに八日市まで行ったときに、帰り、バッテリーが落ちて、エンジンも掛からなくなる。家まで2kmか3kmを歩いて帰って、別の車でバッテリーをコメリに買いに行って、軽トラに新しいバッテリーをつけて、100mづつ2台の車を乗っては取りに行って家まで帰ったことがある。リコール案件を修理してからは調子よく動いているが、自動車の構造に問題があるものを利用者が解決するということは不可能だなあと思う。どうして10数年物の中古の軽トラが今頃リコールなのか? 不思議だが、走っている車が少なくなってからリコールされるみたいな話である。

国の肝炎問題と同じで、何十年もしてから失態を認めて対応する、そのときにはもう多くの人は無くなって問題対象が少なくなって対応ができるという、駄目な話なんだろうと思う。

アメリカにいるときに、ジャガーのV12エンジンを積んだ中古のジャガーXJSというのに乗ったが、ジャンクな宝石で、車に乗っている時間よりも修理工場に入っている時間のほうが長い車であった。ボンネットを開けるとV12エンジンが、かに道楽のカニのように、でっかく存在する。が、他のオルタネーターとか、いろんなものが、エンジンの下にあって、修理がとことん難しい車で、ラジエーター液のキャップのパッキンが古くなると、ラジエーター液が、車の横から漏れ出しオーバーヒートも経験した。イギリス車というのは電気関係が弱く、電気回路系統が劣化して、安定しないという問題も経験し、日本車は電機メーカーが強かったから、信頼性が高いんだと確信した。今や日本でも電機メーカーが基盤部品を国産でつくることも少なくなって、日本車の性能も落ちてくる話になるだろう。自動車に使われているボルトなんかも、日本の大手の偽装問題で、JIS規格の何倍もの耐久性がないといけないものがJIS規格レベルのボルトであったり、鋼材であったり、そんな自動車が日本中に走っている。海外の新興国の自動車と紙一重に近くなってきているのである。

技術を苦労して生み出した人というのは、その価値を知っているから自分の食べていける範囲でものごとをするが、そういう技術をパクろうとする人も多いのである。手品の種を教えてもらって、種明かしで儲けるようなタイプが、日本でも多くなって繊維業界なんかでも、日本中を見て回っているタイプの人というのはそういう人が多い。いろんなことを知っているような勘違いがあるけども、繊維の価値が生まれる本質みたいなものを自分自身は経験することもない。頭じゃなく、日ごろの地道な作業の部分に基本があるのである。

会議してものを生み出す考え方を捨てて、現場からものを生み出す手法に変わらないと、本質的にどうしてもパクる体質になりがちなもの。納期とか価格とか品質とか、自分が仕事しない人ほどそういう一般的なところしかみてないもので、プロセスから変えていかないと特別なものはできなかったりする。
2020年03月25日
ミナミヌマエビの中に、川で捕まえたのではなく、ネットで購入した赤いミナミヌマエビが5匹ほど冬を越すことができて、そのうち2匹が抱卵したので、孵化のための隔離で屋外の水槽から屋内の恒温装置の中に設置したベットボトル水槽に入れた。ソイルとマツモと小ぶりのアナカリス1本を入れて、24度程度に保つ。多分あと2週間くらいで孵化が始まるだろう。外の水槽には、たくさんのミナミヌマエビがいるので、孵化した稚エビが親エビ以外の他のエビに食べられてしまう可能性が高く、少し大きくなるまでは隔離して育ててあげるほうが安全なのである。

赤いミナミヌマエビは、飼ってから半年以上経ってようやく3CMを超えるくらいの大型になって、初めての抱卵でうまく孵化して稚エビが繁殖してくれると、赤いのが増えて水槽が華やかになる。外の水槽はヒーターで15度から18度くらいに保たれているが、だいぶ暖かくなったので4月になったらヒーターの電源を切っても大丈夫だろう。
2020年03月21日
リネンのマスクを作ってみた、表は清潔感あふれるホワイトリネン、中はアイリッシュリネンのハンカチ生地を使用し肌触あたりの良さを実感。林与なスタイルのリネンマスク。付け心地も非常によく違和感があまりない。

2020年03月20日
安倍さんが株式に目を付けて株高値を上げるために年金マネーを注ぎ込んで国内だけでなく海外の株価も底上げしてきた調子のよい時代、それがはじけてしまったのが今の状態だけども、損切すらもできないようなどうしようもない状態。なんだか先代の時代を思い出してしまうのである。

本業でもない部分で金満に潤ってしまって、才覚があるかのように振舞ってしまう人は多い。そのしわ寄せ的なものは、繊維業界だと次の世代に圧し掛かって羽振りの良かった人たちが一番仕事のできない人に変わっていってしまい、新しい人たちが小降りに地道に支えるような再生。

金満な考え方を捨てれば立ち直りもはやいのだけども抜け出せなければそういう人々が完全に抜けてしまうまでは立ち直りというものは難しい。大きく国の財政をこかしてしまってそれを立ち直らせるのはこれから生まれてくる世代の仕事では、安倍首相を筆頭とする年寄りたちがあつまって何をやっているのかという話。ボタンの掛け違えが直せなければ再生というものは何倍も時間が掛かり難しくなる。あぶく銭で国を成り立たせるような考えは必要ないのである。

実体経済が良くない状態で好景気を創出してきたこの10年以上だが、そんな良くない状態の需要がさらに半減するとかの可能性も高いのである。繊維関連というのは国の保護を受けない業種なので特に露骨なバロメーターで、景気変動とは無縁に近く本来地道に働くものが支えてゆかないと成り立ちもしないのである。

繊維業界の者がキャピタルゲイン的なものに手を出して他の産業の好景気と連動したところで、不景気に転落すればすべてを失うというケースも多いものである。昔、繊維業界の景気が良かったひと昔前のオリンピック景気のころ、どこの産地でも交遊に励みスナックやバーにお金を落としたのが繊維だけでなく地盤産業的な業界。

それで今も回っている人たちもいるけど、回らなくなったときに抜け出すことができるのかというと、そういう体質になってしまうと、ゼロから物事を考えるとかすらもできなくなる。そこで日本的な固定観念から抜け出しゼロからものごとを考えたところが繊維業界を掌握してしまったのが国際的に動いた大手SPAの台頭なのであろう。経験が長くなるとゼロから物事を考えるような素直さがなくなり、人間の変われないが影響して大きな軌道修正なども行いにくいものである。

大きなものとか長いものにまかれよとかではなくて、ものづくりしていてつくりたいものもつくれなくなればお手上げだろうという問題があったりするものである。そのものづくりの基本が自分が作業して自分が生み出せるような人の存在だろうと思う。覚悟を決めて自分で時間使って自分でこんなものだと売れると信じてつくって売ってゆけるような人や考え方が必要なのである。ババ抜きのババをあえて引くような覚悟しているものが場を作れるものだったりするものである。

先進国で繊維の仕事は難しいなあと思えるのが、一つの作業、経糸を一本一本繋ぐ仕事。途上国の人ならできて先進国の人ができないのが作業なのである。耐性もなく高度なものづくりを目指しても仕事するたびに問題が付きまとう。高度なものを作ろうとするときには、その問題を解決する能力が必要なのだが、そういうのを面倒がって問題があっても問題ありませんが今の先進国のものづくりで、同じお客さんの同じ仕事すらも同じにできないが多く。2000年頃の海外の不安定な笑っていたモノづくりに近いところにある。骨を抜かれたようなものづくりでは骨のあるところのものづくりには敵わないだろう。私自身、骨を持っていたいと思う。
2020年03月19日
急ぎの件でのサンプルの制作、在庫の糸を使ったのがちょっと失敗だったか、一つの配色を織るのに苦戦、織機に問題はなく、糸の問題で、染屋さんに問題があるというよりも、糸の糊付けの問題があるのをあえてサンプルで数十センチ必要なだけだから、横糸用を縦糸に使って強行したのが、予想できた問題の発生。2m織るのに数時間使って予定分織り終えたが、本生産は新たに糸を染めて使おうと思う次第である。

レピア織機の消耗していたナイロン樹脂のコロも予備用も含めて10個つくることにした、何十年も交換をしていないコロだけど、4台ともコロを交換してあげようと思う。1mmすり減っただけでうまくうごかないなんて不条理にしか思えないが、織機というのは正直だなあと思うのである。

織機がうまく動かないときに私自身の中にはたぶん原因はなになにだろうと思うのが一つ浮かんで、だいたいがそれで解決、解決しないときに他に思い当たる件を2件3件あたってみて、それで解決しないとすごく自分の中に直せないのではないかと思うプレッシャー、最大10か所くらいの調整を加えてみたりする。それでも直らないとその織機が使えない状態が続くので落ち込んでたりもする。

そこまでやれる人ならこの仕事は成り立つだろうと思うけど、そこまでやれないと成り立たないのがこの仕事だろう。普通なら7年とか10年で償却して新しい織機に入れ替えて対応するというのが、正しい?考え方だろうけども、そういうモノづくりをしていると逆に機械メーカー依存の物づくりになってしまって、機械メーカーがないと織物がつくれない体質に陥ってしまう。問題が起こったときに正しい原因にたどり着くことが大事で、その原因を解決できる力が必要なのである。
2020年03月18日
織機は正直なので、何か問題があるとうまく動いてくれない。今日は、シャトル織機の杼替えがうまく行かない問題。この問題には今までも何度も遭遇はしているので、思い当たる原因を順番に当たって織機に調整を加えてゆく、8番目くらいに想定していた原因が問題だったようで、それを直して以降はシャトルが噛むことがない。その時間5時間くらいか、苦痛モードで動き回って20cmも正しく織ることができず、調整、調整。

予定していた仕事が全部遅れが生じてしまって、しかしながら問題が解決できてよかった。時には数か月問題が解決できないときもある、それが織機の問題だけでなく糸の問題であることも。一生懸命やってても結果に繋がらないこともあるけども、一生懸命やらないと今日の原因でもたどり着けなかっただろう。

原因にたどり着けないときには数か月そのままのこともある。シャトル織機も杼替えがあるだけでどうしてこれほどまでに複雑になってしまうのかと思うが、時間に追われているときにトラブルの発生は精神的にも疲れる話。絶対に直ると信じていろいろと調整してみるしかないのである。
2020年03月17日
私自身、年金をもらえることなど期待をしてもいないけども、納めたお金がまだほかの人の老後の役に立っているなら我慢もできる話なのだが、これが、株式なんかに投資して消えてしまうとなると。同志社大学時代の公友会が寄付で集めたお金を株で溶かしてしまったのを思い出す。株式が上がっているうちは勢いづいていた公友会の会長も下がって溶かしてしまった後は辞任するだけで責任を持てないような状態。せめて、私財をなげうってでも弁済すればよいだろうと思うが、学生なら何か失敗すれば弁済させられるが、大の年取った大人は引退するだけで終わり、大阪証券取引所の不正取引にも絡んでおられたようなニュースも目に入った。

力があるとそういう適正でないことが行われてしまうわけで、年金を株式で運用していたGPIFの人間がそれを溶かしてしまってもそんなことは自分の責任でもないとあたりが、素人が自分のカネで博打するよりも質が悪いあたり、賭場のコーチ屋そのもの。この3月には全員入れ替えだそうだ。3月末の資産運用の結果は5月頃に発表されるのだろうけど、政治と絡んで、株価を上げるような政策というのは一番やっては駄目な部類でしかも年金のカネを投入するなんてことは、同志社大学の公友会の寄付金が株で溶けてしまったのを思い出すような浅はかな事件。

寄付金が株式運用されるなんてのは、寄付金の意味すらない話なのである。同志社大学の設立に関する話で、亟禁を犯してアメリカのアーモスト大学で学んだ創設者の新島譲が、帰国前に、大学設立の寄付金を募った、すると貧しい人も自分のバス代も寄付して歩いて帰るという。寄付したお金が株に使われるなんて知ったら寄付する人はほとんどいなくなるだろう、寄付したものを裏切るような行為なのである。株で儲かるならそういう考えの人が自分の全財産を担保に株に投資して儲かった分を寄付すればよい話なのである。それをしないことを考えると、儲け話を持ち込んでくる投資セールス電話の人と同じレベルの話で、大体がお金が溶けてしまう話なのである。

個人相手に10憶の損失だと普通かもしれんが、学校に寄せられた寄付金を株で10憶の損失というのは、教育機関としていかがなものかというレベルの話で、もっとみんな地道に働いているぞというのを分からないとだめなのである。年金の場合には、株価が下がり始めた時には撤退すらもが難しい話で、下がる株を買い支える目的で、株式投資の損切りできない負け組そのものの投資スタイル、機関投資家の肥やしになってしまうだけのことである。資金を注入して吸い取られまた下がり、資金を注入してもまた吸い取られ、国レベルがカモになったら国民にとっては厳しい話過ぎるのである。
2020年03月17日
マスクというのが大事な要素になってきているが、マスク不足。マスクというものが当たり前に手に入らないという問題があるが、そのほとんどが海外で生産されているという問題がある。びっくりすることだけども、有事に備えて国が備蓄したとしてもそれを国が国民に配るなんてことは考えていない想定から始まるから、日本の国というのもおかしなものが取り仕切っている話なのである。批判が高まってようやく少し備蓄分を崩したあたりだが、政治や行政は本当に誠意のない人間の集まりになってしまって、自分たちのことばかりしか考えられないものが国のことを考えることができるのだろうかと思う。

マスク業界もフルに生産をしていても、このピークが過ぎればマスクはあまり一番の不況業種になることが見えている。今いる人員で対応するのが一番良い方法で、人を雇ってまで対応するとあとあといろんな労働関係の雇用問題につながり、それを避けるために無理をすると倒産ということもありえるので、いくら政府がいまマスクが必要といっても普通に生産している2倍とか3倍くらいが限度だろうと思える。どう考えても無理だろうことを、ボンクラなのか、国内で月産1億枚つくるとか、マスク業界だけでなく、マスクの材料の業界も人は切り詰めて対応しているし、人員を増やさない限りは、今まで鬼のように叩いてきた過労死問題につながる。国内で生産して何億枚というのはどう考えても難しい話なのである。

麻業界も、1970年代に空前の麻ブームがあったけども、当時でも生産のキャパというものは限られていて原材料にしても手に入らなくなった。その時代というのは忙しかったとは思うけども、今のような厳しさは全くなく作れば売れる時代。その時代を経験した人というのは逆にものづくりの仕事感覚がずれてしまって、仕事があるのが当たり前のような錯覚をもっておられるケースが多いのだが、つくれば売れる時代が過ぎるとやらないといけないことは逆に増えるのだがそれはなかなか難しい話で、勘違いしてしまうと本業までもが傾くことは多いのである。一人が100枚も備蓄するようになれば、マスク業界も安定するだろうとは思う。

日本でそれほど流行らないのは、政府がマスクは不要とか流しても、人々はマスクをつけることが正しいと思うような正しい意識があるからだと思う。どうしてもマスクをつけさせたくない医者もいるようだが、その医者たちが感染者を目の前にして自分もマスクを一切付けないなら良いけども自分たちは完全防御で感染から身を守るタイプの人だよ。原発が爆発したときにも一般市民は、メルトダウンも隠されて無防備状態で、自衛隊員はフルアーマーで一般市民の被ばくに対応。似たようなもんだよ。
2020年03月13日
地場産業系の繊維業界というのは昔ほどの規模でも派手さもないのだけども、良い時代を過ごしたひと世代昔の人たちというのは昔の感覚が残っていて、すごく真面目に仕事してくれる糸を巻くおじいさんでも、20年前の値段でやっていますということを言ってくれるのだが、卸においては20年前の生地の値段のほうが余裕があって、一般に流れる生地というのはほとんどが海外製になってしまったのが日本の繊維業界。そういう生の感覚を持って仕事の厳しさを切り替えられる人というのは少ないものである。

今日の朝までの1日に仮想通貨の価値の3分の1が吹き飛んでいる。この1週間で、全世界の株の価値の3分の1が吹き飛んでいる。しかも、まだ下落は始まったばかりのような状況。こういうときに、早めに感覚を切り替えて、株をやっている人も見切りをつけられる人というのは強かったりするけども、見切れずに深みにはまって抜け出せないタイプの人というのは、大きな痛手を背負うものである。

私自身、地道な仕事を目指すのもそのあたり、良い時代の人が厳しい時代になると仕事で食べてゆけないあたりをいろいろと見てきただけに、とことん仕事を地道にしてみようと思って、いろんなことを逃げずにやる方向性でやってみているが、繊維の仕事もそんなに悪い仕事じゃないなあと私は思うのである。しかし、力を上げないと仕事があっても仕事を受けるとマイナスになることも多いものである。

景気が良いと仕事すれば当たり前にプラスだったものが仕事してもマイナスという状況に陥る。そこらあたりが当たり前の感覚になって、マイナスをプラスに変えていくような考え方に変わらないと同じままだとどうしようもない。繊維業界にいても、地道に働いておられる人というのは一つ一つの仕事が深いが、横に広げて商売をされている方というのは浅く、普通の大手企業の感覚に近くなってしまう。

地道に仕事すれば、生地の世界でも、品質、納期、価格以外のものが見えてくると思うのだ。仕事の本質みたいなものが別格にならないとそのためには考え方から別格にならないと超えた世界というのは難しいのではないだろうかと、私も他の人が失敗したのでも自分が代わりにやり直すというのが仕事のような部分だけに、常に思うのは、地道な正しい仕事の考え方。それを持っている人が価値のあるものを生み出せるし、ぶれがないからそういうスタイルが好きで、自分も実践していこうと決めたのが早く、過去の良い時代の流れに流されてたのも止めたのが、私が仕事をしていて私が仕事している意味のある部分じゃないのかとも思う。

私がものづくりにしても突き詰めてゆくと哲学にたどり着くというのは、仕事だけでおわらず、人の生き方の考え方が仕事でつくるものに影響を与えるのである。欲を捨てて自分ができることが何なのかを模索するあたりから入っていかないとと思う。素敵な仕事にあこがれる人たちが引いてしまうような厳しい大人の覚悟のある世界があっても良いだろうと思う。そういう覚悟ができていると同じ時間の中でもできることは何倍も高度になってくるし生産性も何倍もあっていろんな余裕ができてくるものだと思う。
2020年03月11日
チェルノブイリ原発が爆発したときに、被害を食い止めるために石棺化のために多くの人が死んだ。投入された消防、軍人、のほかリクビタートルと呼ばれる人々である。日本の福島原発では、そういう被害者を出さずに済んだ、人の原子炉の強度ミス設計ミスが地下水からの放射能漏れで放射能が海洋に流れ出ることで石棺化を免れただけなのである。

今回の新型コロナウィルスも大きく分けて、二つの捉え方がありそれぞれに解決方法があるだろう。封じ込めようとする方法、蔓延するのを放置し治療方法を待つ方法。封じ込めというのは、中国やイタリアのような人々の移動すらを制限して感染者を隔離する方法である。これはチェルノブイリのような目に見える犠牲者を伴う形になる、日本の医療行政ではこの方法は取りにくいだろう。福島原発のメルトダウンを隠しながらと同じように、検査をしないことで実際の感染者数を少なく見せ、蔓延させて放置するのは、実際にコロナウィルスの重症者や死者がカウントされないだけのことで、福島原発のように人の愚かさが神の救いの手のように働かなければ、より多くの人々が亡くなる可能性が高い。

他人事のように軽く見る政治家などがいるが、これこそまさに政治家が解決のために動かないといけない問題で、何もしないならそういう政治家は最初から必要がないのである。日本政府も大したことないと大きな初動ミス、まだそういっていたものたちがそのまま、8割は軽症とか吹いて回る、2割は重症化または死亡なのである。ほおっておけば何千万人もが感染して、その2割が重症化する可能性も高いのに、8割は大したことないといえる政治家や厚生労働省の役人たち、医師たちというのは、早めに職業から降りてほしい。自分たちは感染しないように安全なところにいながら、国民にマスクをつけさせない動きをするものまでもがいる。

アメリカの医療を参考にするべきでないのは、アメリカは医療もビジネスだから、感染したら自己責任というのが原則。政治家にしても個人の健康問題は、自己責任、他人事でよいのである。日本の場合は、医療制度自体が異なり、国も医療関係者も他人事ではいけないのである。国や医療関係者が解決する責任があるのである。強制的に保険加入させながらアメリカのような自己責任論は駄目なのである。

この新型コロナウィルスだが、治療薬としてあがっているものもあるが、これを処方するとウィルスが薬に耐性ができてしまってよりやっかいなものに進化する可能性すらも指摘されている、一人が感染するだけで、累乗的に広がり免疫不全をもたらす、病状を持っているものがより悪化するという問題のほか、院内感染を引き起こす問題も伴う、たかが風邪ではないのである。オリンピックにしてももはや日本の国内の感染者数がというよりも、世界的な感染の広がりの問題があり、延期や中止も柔軟に対応が必要な問題であろう。日本国内は責任逃れや隠匿で済んでも、対外的には通用しない話である。通用させるなら通用させるで、参加国には感染リスクに対しての共通の意識が必要である。日本で感染するというよりも、各国から人々が集まるということで感染リスクは非常に高いという認識、それは参加国各国が責任をもって対応するという前提で参加するということを共通認識としないとクルーズ船問題と同じで難しいだろう。
2020年03月10日
ものというのは作れるときに作れるだけ作っておけばよいのにと思うかもしれない。林与の生地でもあの時には普通につくれたのにもう今は作れないなんてものがいろいろとあったりする。糸の要因や、染の要因、織機の要因、撚糸の要因、加工の要因など、技術はあってもロットが必要とかで現実無理な話も多く、なにか一つの工程がボトルネックになると、今までできていたことができなくなるものである。できていたときには普通にあったものだけども、できなくなったときには、もう今はもうできないという結論。

大まかには、普段の仕事はお客様の注文された量だけをきっちりと作って在庫ゼロで行くのか、生産工程に合わせて適切なロットで生産するのかに分かれるだろう。林与自身をみていると、お客様に作ってと注文をもらって、生産計画を練ってそのタイミングにまとめてつくるというのがよくある流れ。どうしても必要なサンプルで、機から、糸から染からが絡むと、コスト度外視の何十万円コースもあるが、それをやってもそれ自体で林与にしても利益があるわけでもない。お客さまにしても少しのサンプルをみるだけに何十万円では成り立ちにくいだろう。

一回で思い切って何百メートルか作れるなら、やれないこともないだろうけど、少しだけ見たい、その次に展示会サンプル分、そして発注は必要量だけという話になると、単純計算、3倍の時間と労力とコストが掛かる話になるのである。こうなってくると、仕事を受けて成り立つか成り立たないかというのは機屋の力というよりも仕事をもってこられるお客さんの力次第だったりして、ものづくりの方向性みたいなものが同じでないと難しいところもあったりする。
2020年03月09日
今日は朝から出荷作業、結局昼過ぎまで掛かってしまった。糸が太すぎてドロッパーが落ちない問題があって、ドロッパーを重くすればよいのだろうけども、あいにく重いドロッパーを持っておらずなのである。多分普通よりも4倍くらい思いドロッパーが必要だろう。結局、経糸が切れて走ってしまう部分は、手で縫う作業、これがやっぱり時間が掛かる、修理作業というのは織るのよりも時間が掛かることが多い。

布の修理ができる人というのは織るのも上手だったりする。織るときにキズを作らないように注意して織るから、また、織キズの処理のしかたも修理しやすいように処理するから。麻糸の修理というのは必ずしも連続している必要はない、経糸が切れた場合に一目くらいならそのまま経糸を切れた状態で織っても加工で目が詰まるのでキズは目立たないから。横糸は目立ちやすいので、連続している必要がある。

経糸が切れた場合でも結んで処理をすることもあるが、今度は結び目が目立ったりするので、修理の際には、結ばないで針で縫いこんでカット処理したりもする。
2020年03月08日
林与のレピア織機は昭和51年頃の織機で、産地というか日本でもレピア織機で麻を一番初めに織った織機であるが、それが今も現役で動いているのだが、どこも機械的には正しく動いていてもうまく織れないということがある。すべて正しく動いているのにヤーンピッカーがうまく糸をつかんでくれない。つかんだ糸をカットしなければならないのだけども、そのカットがうまく行っていないので、カッターを他の織機と交換してみたりもするけどもうまく行かない。

レピア織機の構造は基本的には理解をしているので、カッターカムのローラーの消耗だろうと想像はしているのだが、取り外して確認しても直径20mmが19mmに減っているだけで大した消耗でもなく、それが本当の原因なのかどうかを確認するために他の織機のローラーを取り外してつけてみるも、どの織機のローラーも同じく1mmくらい直径が小さくなってしまっている。そこで、直径を大きくして改善するのか、ローラーにビニールテープをぐるぐる巻いて直径を1mmだけ大きくして動かしてみると、今までの苦労はなんだったんだろうというくらいにうまく動くようになった。そして、その部品を取り寄せた。

織っている時間よりも問題を解決する時間のほうが長いことも多く、先日は、厚織生地の耳との格闘を3日4日、3日目くらいからようやく綺麗に耳まで織れるようになって、織物というのは単に1mいくらの世界ではないところ。織機が調子よく織れるうちにたくさん織っておこうと思う。そうしているうちに、25番の織機も調子が悪くなってそれも思い切って調整を加えて、綺麗に動くようになったと思ったら、すごく調子のよかった60番の織機が急に調子悪くなってなぜ、原因が不明で織機の調子が崩れるのが一番困る話。

まあ、織機も調子を崩そうとして崩れているわけでもなく、まあ、調子が悪いというのは病気になったようなもの。上手に見てあげれば調子がよくなって元気に動いてくれる。織機というのは案外正直なものである。
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