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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2013年09月17日
今日は、午前中、京都に急ぎの糸をとりに行きました。高速道路は反対方向は混んでいたのですが、京都方面はスムーズ、でも下りてから、連休明けでかなり混雑模様です。帰りが困りました。栗東まで高速道路を使って下道に下りた途端、国道は非常にゆっくりとした流れ、高速道路が上り方向閉鎖になっている影響がモロに出ていました。

加工工場さんに頼んでいる案件があって、それを今日の午後やってもらって、夕方から作業して夜の出荷。仕事というのはやってみないとわからないことが多く、経験というものは本当に大事だなあと思います。最初から一番良い方法に当たればよいのですが、通常は試行錯誤の上に一番形になりそうな方法を選ぶもので、ちょっとずつ良い状態に近づいていく。

休み明けなので小物関係の縫製を頼んでいる業者さんとも連絡を取り合って、今週の段取りを決める。また、通信端末も今日新しいものが届いて、メールの送受信が正常に戻りました。大変ご迷惑をおかけしましたが、メールでのご連絡を再開させていただきます。
2013年09月16日
今日は、台風、ダンボールの空箱などが徹底的に飛ばされてしまいました。朝方、雨と風がひどいので、たぶん、台風だと思ってはいましたが、新聞で確認すると大きな台風が襲来。停電が7時頃から夕方まで続いてしないといけない仕事も抱えていて困った状況。外にあるコンセントに水が被っての漏電が原因のようで、夕方回復。

家のほうも、部屋も誰もいないのに2階から音がするので、おかしいなあと思うと雨漏り、仕事に終われ雨戸を閉め忘れサン伝いに雨が家の中に入り込んだ模様。

電話の社内の交換機も電源が落ちて働かず、普通の電話なら停電になっても大丈夫なのに、ライフラインが閉ざされることの不便さを感じました。今は携帯電話があるので、それほどまでに仕事などでも困ることがないのが救いです。

また、ネット通信端末の故障で、この1週間ほどメールの送受信(とくに送信)に関しましてスムーズにできておりません。連休明けには端末の届き復旧の見込みですので、ご注文をいただきました皆様には、ご不便をおかけいたしますが、今しばらくお待ち下さいませ。
2013年09月09日
シャトルの6号台の音が、「すいません、すいません」といいながら織っているように聞こえる。この1ヶ月ほど織り続けてがんばっているのに、動く音が、「すいません、すいません」、と聞こえるのはかわいそうな話。

そんながんばっていた6号台の音が、急に変に変わって、シャトルを挟むようになった。ステッキを叩く部分の鉄のネジ部品が外れてプラスチックが取れてしまったからだが、どのくらいの力で叩くかで、シャトルを挟んだり挟まなかったり。

シャトルのスピードが遅いからは糸に挟まるのではなくて、シャトルのスピードが速すぎて、反対側で跳ね返って止るために、その反対側で叩かれるときに距離が大きく、力が伝わり難いので、反対側でしっかり叩かれないことでシャトルのスピードが遅くなり、反対側から帰ってくる時に鋏んでしまうということ。

叩く力を落としてあげて、シャトルが綺麗に反対側で止るようにしてあげると、反対側でしっかりと叩かれて帰ってくる。急ぎの仕事でシャトル織機が不調になるとすごくあせるのだが、冷静になって物事をみると、どこかに正しい答えというものはあるものだ。

シャトルの6号台、元気に復活し、直ってよかった。でも、もう音は、「すいません、すいません」じゃなく、すごく偉そうな音で「ドドドン、ドドドン」な感じ動いている。本来は、この音であるべきなのだが、「すいません、すいません」といいながらがんばって動いているほうが親しみを感じることができた。

シャトル織機を修理していると手が油で真っ黒になる。そんなときに電話が鳴って、電話を取るのか取らないのか迷うが、思い切って取って話をすると、案の定、白い受話器は、油汚れで真っ黒。どうやって白くするかだが、リネンが活躍、乾いたリネン25HDのハギレで、拭いてあげると汚れも広がらず簡単に真っ白に戻ってびっくり。
2013年09月08日
今日は、工場の中でノートパソコンを触っていたら、台から落ちそうになって手で支えたけど、刺さっていたノートパソコン用のUSBの通信端末が、根元からぽっきりと折れてしまって、またまた、ネット難民モードに突入。この端末の壊れやすさは以上で、10回以上も同じ端末を壊しては購入の繰り返し。

良いように解釈すれば、通信端末が壊れることで、ノートパソコンのUSB側は壊れないということ。昔あった、PCカードタイプの通信端末のほうが壊れなくて便利だった。

新しい端末を手に入れるまでは、モバイルポイントなどでメール確認などを行いますが、ネットへのアクセスがしばらくの間難しくなりそうです。
2013年09月07日
会社のインターネットの通信回線状況がよろしくないので、光回線を検討。でも、まだまだ田舎で、回線を引こうとしてもなかなか手間が掛かります。事務所に回線を引こうと思いましたが、電柱から斜めにケーブルが事務所の前を横切りそうで、よい感じがせず。結局、電柱に一番近い工場の片隅にセッティングしてもらうことにしました。

最初は、一番電波の飛びやすい場所に設置しようと思っていたのに、それ以上に、景観のほうが気になってしまったのです。電柱や電線というものは必要だとは思いますが、効率を優先すると景観を損ねてしまいます。

昔、カリフォルニアのアーバインという町に住んでいましたが、洗濯物を外に干すことが禁止だったり、電柱や看板が禁止だったりと、それは、美しい町でした。そこまでするのかというほどに景観重視で、また、消防車が普段に回転灯等を回していたりするとそれをパトカーが見つけて消すように指導するなど正しすぎて驚いたものです。
2013年09月03日
リネンというのは水を通すと腰がなくなる。リネンは綿の4倍の吸水性を持つといわれるが、リネンが水を含んだときの物性の変化というものは生きているという感じ。リネンが人の肌に馴染みやすいのも、水に対しても天然の反応をするからで、それこそが無理のない反応だろう。

化学物質に敏感な方がたどり着かれるのが麻やシルクだったりする。植物性、動物性の違いはあっても、どちらも古来からの繊維で、人との付き合いが長いことが安心の実績。合成繊維というのはここ200年ほどの歴史。

ときどき思うのが、アインシュタインのような有能な人にしても罪な存在だということ。科学をもたらしたけど、それが人類を急速に発展させる。発展こそが良いという考えが果たして正しいのかというのは、常に疑問。本質的なものを求めるときにそれは発展とは違う形におさまるものだろう。
2013年09月02日
9月5日に、東京のアトレ吉祥寺1Fで、JUNさんによる SALON adam et rope のお店がオープンします。カフェのほか、いろいろな作家さんの作品やアパレルが集うお店。その中のアイテムとして林与が別注で織らせていただいた生地を使った、キッチンクロス、ランチョマット、エプロン、ミトン、ランチバック、トートバッグなどのアイテムが並びます。

リネンのラフさがあったり、洗いざらしのようなナチュラルな雰囲気が漂う素材も、綺麗に仕上げたものとは違う魅力で、新鮮なんではなかろうかと思います。詳しくは、http://salon.adametrope.com/ 東京でお時間のあられる皆様はお店に脚をお運び下さいませ。

2013年09月01日
9月になって雨、これは恵みの雨というものだろう。日本中が暑い夏で喉が渇いたような状態、そこに大地を潤すようにしっかりと雨。水が循環するということは、環境にとって非常に大事なことだと思う。

カリフォルニアには蚊もゴキブリもいない、ポップコーンが1週間湿ることもない、砂漠に水を引いて出来上がったオアシス。まさに楽園。人はそういう快適な環境を手にしたがるものだが、それはそれで人そのものの考え方までも変えてしまう怖さすらもある。それで国というものが滅ぶがため、満たされぬ欲望を外に向け戦争が必要となることもあるだろう。

この涼しさ仕事には嬉しい。雨が降っていることで糸にも水分が補給され織りやすい。冬場というのも同じで、雪に囲まれていると糸が乾燥をしにくく織りやすい。この夏は忙しすぎた自分の流れを取り戻すべく、秋から冬に掛けて調整を加えたい。



2013年08月27日
小物サンプルを作ってもらう予定が出来ないという話になって、とりあえず、私自身が裁断をするということに決めて、サンプルの縫製業者さんを新たに捜す展開に。どこもが仕事を抱えておられる中で急ぎの仕事をそこに入れるというのは難しい話。

何とか、各方面をあたって作ってもらえるところを見つけて出来上がるような流れに持っていけそうで、動くといろいろな人との出会いもあり、それを受けて下さる方もあって、自分で動くと自分が働いても持ち出すようなことも多いけど経験なんかは増えていくもの。

常に思うのは、最終商品までも供給できるような力の必要性、布が変わるだけで同じ商品でも、見栄えと意味がまったく違ってくるもの。
2013年08月26日
昨晩は、隣組の食事会で久しぶりの日本酒。日本酒で体が熱く、夜は仕事をする気持ちになれず、朝早くに起きてシャトル織機の調整を始める。今日は一日涼しくて動くのがまったく苦にならない。シャトルでのリネンの厚織が出来ない問題と戦う。

すべてを完璧に近い調整を施したのに、密度が上がらず筬が外れる。これは縦糸の問題、ビームの送り出しを調整を繰り返すがうまく行かない。巻き取りが足りず、ダブってしまう現象が起こる。布の巻取りを確認、ドロッパーの高さや、バックレストの動き、ヘルドノ高さ、打ち込みのタイミング、あぜ棒を入れたり、どれも正しい。

それでも問題というものはある。結局、夜の9時頃、ビームの送り出しのギアを締めるネジが完全に閉まっていないのが見つかった。すべてが氷解。今まで何十センチしかまともに織れなかったものが、何十メートルと安定して問題なく織れる。

昼が過ぎ、夕方が過ぎ、途中、たくさんの電話をいただいて、進めないといけない案件が一杯な状態で、9月末まで仕事がほとんど埋まって、10月の中ごろの仕事の話が進み始める。10月は展示会が3つある予定で、そのひとつがインターテキスタイル上海。今日は業界紙の方が取材にお越し下さるということながら、手一杯すぎてゆっくりとはしてもらえない状況ながらも、とりあえずアポイントをとった。

とにかく、今日は涼しく過ごしやすく作業に集中ができた。1日だったが、1ヶ月に匹敵するような気がする。
2013年08月25日
今日は雨が降って涼しい一日、夏も終わったかと思うほどですが、空気に秋の透明感がないので、まだ6月の雨の日のような気配。今年の夏は特に暑いといわれ、野菜なんかも水不足で高値。

今日は工場で機械の修理。どうしてなんだろう、シャトルのステッキの羽根のネジの頭が取れている。仕方がないので、他の織機から部品と取ってきての応急処置。うまく行かないので、ステッキも移すと調子よく動く。

ネジを締める緩めるの力加減などができるできないでは同じ仕事をしても大きな差になってくる。今日も字の寄りで、今の子はマッチのすり方も知らないという話だが、それは、その子供の問題ではなく、オール電化な社会の歪。物を燃やすことのすべてが害悪のように禁止されてしまうと。いざ、災害というときにも自分で生きていく力すらも備えていないということになる。社会もあんまり傾き過ぎないようにしないと駄目だろう。

昔はどこの家でも風呂を炊いていたが、それが火災の要因になったことはあっただろうけど、火の元の管理という面では、当時の人の能力は高かったといえる。お風呂に入るのも蛇口からお湯が出ることなく、自分で家の中で火をくべて炊かないとならない。そんな生活こそ、トータルで大きくエネルギーを節約していた時代ではないだろうか。電気なんて個々が節約しようが、発電所が、原子炉を火力を炊き続けている限り、何のエネルギーの節約にもならない。

それぞれの家がお風呂を炊いていたことが、雨をもたらす原因となったと思う。小さな粉塵が空に舞うことで雨の核となって、雨が降ることを引き起こす。人の生活が、自然に雨をもたらして、発生した熱を冷ます働きをする。神社の祭りなんかでも、火を炊いたりすると雨をもたらすというのが経験的な法則。木などをくべて火を炊くことにより、水蒸気を含んだ上昇気流を引き起こさせ、舞い上がった熱が冷まされたときに、雨となって降り注ぐ。自然の力を使った祈りの儀式である。

こんなに暑い夏なのに雨が降るのが珍しいというのも、電気に依存する生活になってしまっているからだろう。水の循環がないことは、地球温暖化の大きな原因となる。地表に関しても雑草ででも覆われていることこそが地球温暖化を防ぐ手立てとなる。雑草が生えるということにすらも、地球環境を一定に保とうとするような要因がある。わざわざ植樹して綺麗にみせたいのは分かるが、地球環境を守ろうとするときに雑草でも十分じゃあないのかと思う。そういう雑草の下に新たな生命が育まれるのである。グリーン化してもあらたな生命というのはいやだというエゴ的な緑化だと歪が生じ、トータルな意味で生態系が保護されることはないだろう。それが人に降りかかってくる。補完的に生えてくる雑草などの存在の意味も見つめる必要があるのではなかろうか。
2013年08月24日
今年は、米は結果、豊作なのだろうと思える。もう、刈り取りが終わったところもある。台風も来ていないのに倒れてしまっているところも多い。滋賀県というのは平地の95%以上を農地に使っているのではないだろうか。近江上布、近江米、近江牛というあたりが、近江を代表する特産品、いずれにしても良質の水が豊富というところが一番の長所。

しかしながら、農業というのは戦後守られてきたといわれる業種ながらも、個々の農家の問題というよりも国策として今では使い物にならず見捨てられてしまうような方向に誘導され続けてきた。自立して生きることの難しい業種の一つである。TPPでは、壊滅状態に陥る可能性は高い。大手のアパレルSPAの世界で一番安いところで作り上げる手法がすべてを飲み込むという形になるだろう。結果がわかってTPPに向かうのはよいけど、大丈夫大丈夫のごまかしでTPPに向かうと、繊維産業と同じような道を歩むであろう。

織物の文化というのはどの国にでもあるものだが、一方で、それが国の特色として扱われることが多い。農業も同じで、外国産の農作物に置き換えられてしまうと、人が生み出すという文化の基本的な部分希薄になり、楽は出来るのだが、苦労した国のほうが経済も文化も発展はする。トタン屋根でやっているうちは長続きするけど、社屋を建て替えて優雅な気分になるともう後戻りは出来ない。

いつの間にか日本の国も仕事が安定ということが基本であるかのように扱われてきたが、その結果、海外との競争にさらされた産業というものが日本から消えて行ったがそれは当たり前のこと。為政に携わるものは海外との競争というものを念頭において、経済や競争というのは国内だけのことではないという基本を理解している必要があろう。
2013年08月23日
先日、京都の染めの専門家であられるお友達の方が、林与が京都の三条京阪に事務所を持ったということで、趣味の木彫りで「林与」ロゴを作って、奥様とお越し下さいました。製作途中の掘り出すタイプの林与ロゴを見せていただいていたので、そちらが仕上がって、もう一つ、掘り込んだタイプの林与ロゴも届けて下さいました。どちらも世界に一つだけの林与ロゴで、手作りの味わい漂うアイテムです。スマートなプリントとかと違って揺らぎがあるので好きなのです。

そんなアイテムが届いたその場所で、ご夫妻に、生地の紹介をしていると、今までいくら探しても見つからなかった、パッチワークバージョンの初代の林与ロゴが、突然、出てきました。しかも、反物の上に顔を出す形であったのに、いくら探してもそれに気がつかなかったのは驚きです。木の林与ロゴが届いて、初代の林与ロゴが見つかったというのも、本当に不思議な話。

林与ロゴの件に関しては、始めてジャパンクリエーションに出る前日に思い立って、展示会の展示物の準備などもせずに、一日掛かりで作り上げたパッチワーク布看板。ハンドメイドチックで自己満足の世界。私自身、布の世界というのは完璧に綺麗な世界でなくても良いと考えるので、自分で作り上げた味のようなものを感じさせたいと思うのです。

中国やパリの展示会も一緒に歩んできた友達のような存在だったのに、昨年のインターテキスタイル上海では、電車に乗ってしばらくして、ロゴ看板を忘れたことに気がついて、常に心の中で探していたものでした。この春のプレミアムテキスタイルジャパンでは、切り出しタイプの2代目の林与ロゴ看板が登場しました。でも、やっぱり、初代のロゴ看板への思いは強く、見つかったときには本当に嬉しかったです。今度はなくさないようにしたいです。
2013年08月22日
今日は東京、昨晩、作り上げた商品が出荷が間に合わず持ち込みする。新幹線に乗って東京です。新幹線にしても、私が生まれる前に開通して50年近くになろうか。新幹線というのは、単に、列車部分をつくればよいのではなく、鉄道の部分も大事。リニアの話も沸いてはいますが、これから人口が減る流れの中で、リニアに収束をしていくものでしょうが、各地に沸いた空港建設ブームもそうでしたが、短期的な考えでものごとを考えると後々大きな負担になっていくことのほうが多いものです。

そのことはモノづくりにも共通していて、商品があればよいのではなく、商品をつくることのできる環境というものを持っていないと難しいということ。今あるものづくりの現場をつぶしてしまったとして、新たなところを探すような考え方というものは、ものが消耗品というよりも生産する工場自体が消耗品で、中で働く人なども消耗品のための消耗品に過ぎないような考え方なんじゃあないだろうかと思えます。

日本の中では使えるものがゴミのように扱われ、この国ほどエコの意識が低いのではないのかと思うことも多いのです。海外では空き缶にしても、リサイクルが自然に回るようにシステムが出来ています。地上デジタル化で、多くの使えるテレビがゴミとなってしまったことも、買い替えを促すリサイクルというのも個々の努力を無意味にするようなところがあろうかと思います。数年しか使えない家電製品、政治が主導したリサイクルブームの中で、物がゴミとなり物の価値というものは落ちてしまったというのを実感します。

東海道新幹線もリニアが出来上がったあとは、政治的にリニアに乗客が誘導され廃線になる可能性は高いであろうと思われますが、これから人口が減る日本で、今の新幹線ですらも十分すぎるのに、他が弱っている流れの中でそこに贅沢に資本を集中してしまうと、出来上がったときに成り立たないとわかっても遅いのです。

滋賀県にも空港建設ブームがありましたが、出来たときに自立できるものであればよいけど、伊丹の国際路線を引き継いだ関空ですらも成り立たせるのが難しく、ましてや、レストランなどが国道沿いに出来てもすぐにつぶれてしまうような状態があるのに、その何万倍ものリスクを背負うようなことがあると、一つの県の財政が破綻してしまうようなことになります。国家や市町村の財政などでも破綻することも多いので単なる笑い話ではないのです。

この話というのは、着物の話に似ています。近江上布のハギレをみて、着物用の生地がないかとお尋ねを下さるのですが、その方自身、すでにお持ちの着物を堂処分しようか迷われているのに、新しい着物をご検討されているというような馬鹿よねえ、おかしな話だと上品にもご自身で仰られます。

最近、私も電気屋さんなんかに行って、ほしいなあと思えるものがほとんどないのも私自身が末期症状なのか、家電業界が末期症状なのか迷います。一年二年で壊れてしまうことが当たり前の大型の商品だと、新しく並んでいても一年二年後には粗大ゴミ寸前状態。使い込んだとか、使い慣れたとか、愛着が沸くとか行くまでに終わってしまいます。
2013年08月21日
今日は午後からお客様、2年ほど前に弊社の生地を反買下さって好調で、出来上がった商品の画像も見せていただきましたが本当に素敵でした。これからより定期的な生産に向けてという嬉しいお話をいただきました。

アパレル向けではありませんが、1点が何十万円もする高価なアイテムの外装に使われる素材として弊社の生地を選んで下さいました。このように順調な話になるように動いていただく覚悟をもって最初から接していただいていたのでしょうが、オリジナルなもので継続できるものをということで弊社に打診下さって、それが現実の形となったのはありがたいお話です。

夜には、イギリスからメールが入りました。日本でも高級ラインのお店を展開されているブランドの方からです。嬉しかったのは、その方が林与のこと覚えて下さったこと。また、私自身もその方というのは、単に素材を捜しておられるだけでなく、自分で趣味として手織りをしているといわれたので、布に対する思いやりの気持ちをもっておられることお話していて伝わってきたので、僅かな商談の時間でしたが冗談交じりに楽しかったのよく覚えてました。

海外のブランドさん経由で林与の近江上布の柄が日本の店頭に並ぶこともあるのかなあと、林与の近江上布柄ですが、生地アーカイブコレクションとしては海外の生地をみてこられた方でも、力強い生地が数千柄というボリュームなので驚かれるのです。ビンテージアイリッシュリネンプロジェクトをしていて、今の表情とは違う昔のリネンの風格を追い求めましたが、多くの生地を扱われているイギリスの方などからは、アイリッシュリネンなんかよりも、あなたの家が昔作り上げたもののほうに専念しなさいと親身にいっていただけます。国内の展示会で展示していて、近江上布柄に注目される方というのは、生地を見る目があると感じます。
2013年08月19日
今日は空気が変わりました。夕方には、久しぶりに雨が降って空気が洗い流されたような感触。長い夏がそろそろピークを過ぎて終わろうとしているのを感じます。空気の中に涼を感じることができます。

今年の夏は仕事も、なぜか山場。こういう山場を乗り越えないと同じ仕事にしてもできることできないこと大きく違ってくるだろう。普段の仕事では発揮できない力を発揮するのが、追い込まれた状況での仕事の力。今はできても、この先、同じ気力が続くのかというと。

ずーっと、調子の悪かった一台が、この1ヶ月手を入れ続けたので、調子よく動き始めた。使えば使うほど調子が良くなるのが当たり前なのだが、この流れに持っていくためには、すべてを正しく仕事するということが大事。糸一本の通し方だけでなく、走り方を直してあげるのも当たり前。

今日はリネン40番手、この糸は非常に良い。良いというのは糊をせずに織ることができるというだけでなく、織り上がった生地を触るとしなやかさがある。使い込めばよい風合いになるだろう。この世界、糸でハズレをつかむのとアタリをつかむのでは、同じ仕事でも結果が違ってくる。糸を見る目が大事。
2013年08月17日
林与のある豊国地域というのは地蔵盆が非常に盛んな地域、他の地域の地蔵盆の話を聞いても、小学生の子供がひと夏こってりと地蔵盆の準備にのめり込むというのもこの地域の特色なのかもしれません。今は大人がホウガン集めについて回っておられ、子供たちの安全を重視した態勢ながらも、ほとんど口出しをすることなく付いて回っておられるだけの状態であるというのは、子供たちの自主性を尊重する上で大事です。

今年は盆明けの今日が地蔵盆、盆と地蔵盆が重なり気味で、早すぎるのではないかとも思えるのですが、お盆で帰省されている方も地蔵盆を楽しめる日取り。たくさんのお客さんがどの地蔵尊にもお参りすることになりそう。今日は、少し過ごしやすい晩で、林与は工場の中で織機を相手に終わらない地蔵盆。
2013年08月16日
今日は、隣の家の軒下で、帰省されている息子さん夫婦が、お孫さんに目隠しをしてスイカ割り。子供の頃の経験というものは、大人になってからの経験とは違い、スイカ割りすらも人生の一部であるかのように刻まれるもの。

子供の場合、目隠しをしていて、下からスイカが見えたとしても、目隠しの中で目を瞑って正直にスイカ割りをできたりする。昔から、食べ物を粗末にしてはならないという日本の文化の中で、スイカ割りは例外的に認められてきた。割るだけでなく割ったものを食べるから良いのだろう。

今日は、午後から急ぎの仕事分の生地を、縫製工場に持ち込んだ。夕方の分で、一先ず、急ぎの分は終了で、長かった数週間の緊張状態から開放。明日からは自分自身のやらないとならないアイテムの分に取り掛かれる。

夕方、倉庫で反物を準備しに行く途中、畑の野菜に水をあげているおばあさんに、「暑いねえ」と声を掛けられた。朝は冷えて涼しいながらもこの夏一番くらいの昼間の暑さ。夕方の出荷までとりあえず、がんばって、そのあと、ちょっと涼みに食品売り場へ買い物にでも行こう。
2013年08月15日
終戦記念日に思うことというのは、「愚直さ」というものだろうかと思います。日本にしても1万年も遡ると移民からなる国ということになりますが、日本にたどり着いた人々というのは愚直に生きることを強いられてきたのだろうといえます。

日本の繊維におけるモノづくりというのが海外に劣るものが多くなり始めているのも、結局は、スポーツに励む中学生のような「素直さ」や「愚直さ」というものが、大の大人から欠如しているからだろうと思います。中学生のように無心に現状を受け入れて仕事に没頭するようなことができれば、そのこと自体がなかなか実社会では難しいことですので、差となって表れて来るものです。

毎日、同じに見えても上手になろうと考えて作業をしている人というのは確実に上達していきます。一方、何十年の経験を持った人でも一日サボり始めると素人未満のモノづくりの積み重ねの日々ということになります。

国際化の流れの中では、自分のスタイルを失わせられたところが大きいかと思います。他からするとすごいことが、どんぐりの背比べをやってしまうと、もう元に戻ることはありません。楽をしていると長続きはしないというのは、世の中がうまく出来ている証ではなかろうかと思います。さまざまな講演会などでも壇上に立たれている先生が利権に満ちた欲の塊のような方だと厳しかろうかと思うことも多いものです。
2013年08月14日
昨日、今日と朝がよい感じに冷え、夏を楽しめる感じです。火照った体を朝、外で冷やしていると、なぜ、外にいるだけでこんなに気持ちが良いのだろうと思えます。工場の中での気を使う作業が増えすぎて、逃避行動が気分的に起こっているのだろうか。

朝は東京からお客さま、お昼からは京都からお客様。お盆の間ならまだ外が動いていないのでお会いさせていただきお話できる時間が取れるということで、お盆に弊社にお越しいただくことお願いしました。

お盆のときでもよいということで来て下さる場合には、私自身も落ち着いた状態でお会いできるのでありがたいです。落ち着いた状態でお話していないと、お会いするだけでよいのならまだ、お会いしやすいのですが、企画を考えていくことになる場合、落ち着いた状況でないと、話をしても企画に進めることが難しい場合も多いのです。

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