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リネンや麻を織る日々をつづっています。
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リネン日記
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2015年01月22日
先日、島精機の方がコンピュータシュミレーションソフトのセールスに来られた。以前だと、コンピュータの上で色出しをできることが利点であり、今もそれはそうかもしれないが、現実、コンピュータの上で出した織柄を現実のものにしようとするといろんな制約がある。

たとえば、一つの織物に10色使って、3配色作ったとして、およそ30の色糸が必要になるとか。それが現実にできれば力強い先染織物が可能だが、現実30色染めるなんてことは、見本、本番の2段階の作業を考えると60回の染が必要なことになる。パンクしてしまうだろう。

数色で力のある先染めを実現できる能力こそ求められており、コンピュータソフトも現実に即した使い方をできるのかできないかのあたりだろうといえる。

テキスタイルデザインでも懲りすぎると見本と本生産の2回の流れをこなせないことが多い。見本と本生産の間、機をそのまま2ヶ月とか遊ばせておかないとか。多品種展開するといろいろな無駄が出てくるので、そういうのを吸収できるくらいの設備のキャパも必要だ。
2015年01月21日
まだ、雪が所々に残っていて、朝もアラレが降っていましたが、それでも冬が終わりかけなのを感じます。

近くのショッピングセンターで、1階の食料品売り場と2階の100円ショップだけが人を集めている感じがするのは、食料品は、安売りスーパーは海外物がほとんどだが、このショッピングセンターは野菜や肉は国産が多く安心だからだろうと推測、一方、100円ショップが人気なのは、海外物が多いが、ほかで買っても雑貨も今は海外物がほとんどというあたりか。

このショッピングセンターの2階は婦人服を中心とした洋服が並ぶが海外企画ものがほとんど、洋服にしてもすごく安くしてあるのだがお客さんはまばら。そういえば、若者の多い、南草津のSPAも品揃え豊富でもお客さんがまばら。旧八日市のショッピングセンターも同じ現象で、2階以上にはお客様がおられないことが多い。

衣を食と住。ワンランク上のゾーンの服を売るために食と住などのライフスタイルとの統合が行われたりもするけど、冬が寒くなくなり、夏はエアコンがデフォルトになって、衣の重要性は低くなってきているのを感じる。

先日も京都東京からのお客様が弊社に来られて、空いた時間に昔の近江商人の屋敷にご案内したところ、その底冷え感というのは、現代人には耐えられないほどのものである。昔の日本式の家は風通しがよく、冬は家の中でも氷点下で、唯一の贅沢が火鉢の手に伝わるぬくもり。きっと、時間のたつのも長く思え、寒く静かな佇まいの中、いろんなことを思い巡らすことができただろう。
2015年01月20日
業界を救うための主旨の調査事業に協力願いたいということで郵便物が届いたが、なんか、頼めばお金がもらえる立場の人たちが、切り詰めて仕事している人をダシに、国からお金や立場をせびっているようなことに終わるだけではないのかと思える部分もある。

本気で製造業を立ち直らせようとしたら、研究開発で終わるくらいならやらないほうがましで、たとえば新興国のものづくりですらも、実際に最後までが成立つような他国の産業よりも有利な環境をつくりあげ、実際に利益を上げられるほどのことをやってこそビジネスが成り立っているのだ。研究開発で終わるだけならX非効率そのもの。

日本のように馬鹿げた分業思想で、異業種交流とか、コラボとか、どれほど小さな仕切りがあることを前提に話をするのだろうと思える。海外では、繊維でも糸をつくるところから販売チャンネルまで国と一体なのだ。国が上から目線でというのは、江戸時代の士農工商の身分制度的なものが続いているとしかいえない。

先日も町の農業関連の統計調査員がまわってきたが、そんな馬鹿げた調査に時間をつかってるくらいなら、する人すら足りていない農業の現場を少しでも助けろといいたいが、そういうのが判らない人が、農業を助けるという名目だけで無駄なことをやって、変わらないのが現状だろう。統計調査に時間をとらせてては人すらも足りていない農業を逆に潰すだけだろう。
2015年01月18日
ヤフーに登録したメールアドレスに、変なテストメールが来ました。ヤフーの子会社かららしいメールと、ニュースレターからのメール。ヤフーもまだ未対応のようで相当な登録情報の流出になり始めている予感がする。

件名は以下の2タイプ

テスト

20 バケットテスト アイテムなし

ヤフーの中で情報管理が適切に行われておらず、ヤフーのサービスを使用するのはしばらく止めたほうが良さそうに思える出来事である。

2件の不可解なメール、単純なミスではなく、人的な問題があって、情報が流出を始めているのだろうが、ヤフーのように組織が大きくなると誰が問題なのかを突き止めることは難しくなるだろう。情報管理も自社以外にも情報提供を行っているので収集はつきにくいだろう。第三者の手にメールアドレスなどの登録情報だけでなく、パスワードまで漏れてしまうと、ヤフーウォレットというクレジットカード情報へのアクセスなども起こりえる。

林与でも、クロネコペイメントというカード決済サービスと提携を行っておりますが、こちらの場合には、弊社がお客様のクレジット番号情報を知ることはありません。クロネコペイメントというサービスは、クロネコヤマトのクロネコファイナンスという会社が運用をしております。

追伸:ヤフーから今回のは、人的な操作ミスということでお詫びのそれぞれ別途に説明がありました。
2015年01月15日
レピア織機のレピアバンドを行ったり来たりさせるための上下に動くソロバンみたいな板が磨り減ったみたいで、レピアバンドが不安定になり、糸の受け渡しがうまく行かず、横糸切れ。調整を繰り返しても繰り返しても駄目、原因がレピアバンドが手で触ると動くというあたりに気がつかないと根本的な原因究明には結びつかない。

このソロバンも一年半ほど前に交換して、油の回りが悪いのだろうか。織機が高速に動き、鉄の部品と部品が擦れ合うのだから、磨り減らないほうがおかしいくらい。リューブリケーションは必要なのだが、たぶん、どこかで油が回りにくくなって油切れだったのだろう。鉄のギアの山が平らに磨り減るとギアがかみ合わなくなったときに、ベルトが戻りきらずに筬に挟まれて、レピアバンドやレピアヘッドがつぶれてしまうとか、別の事故に繋がる。

早めに修理しないと危ない。

2015年01月14日
今日は、リネンのP下をプリント工場に持込で投入。運送会社に依頼するよりも、自分自身で持ち込んだほうが、打ち合わせもでき、今回もほかの案件などに関しても相談が出来たりとプラスアルファな要素があるものだなあと思える。

でも、今日も本来なら2時に持ち込む予定が、3時半の持込。全部自分でやるとなるとやはり、時間はいろいろと掛かってしまうものだ。途中で疲れ果てて、構想道路の休憩所で仮眠、夜11時の戻り。

縦糸も繋いでいる途中だったが、このP下のことが気になってたので、P下が無事に納品できて、あとはプリント上がりを待つだけで、ほかの仕事にも集中が出来る。

今日はほかにもいろいろと電話での問い合わせなどが続き、順番にだが対応をできて、かなりいくつもの案件が進んでよかった。
2015年01月13日
今日は京都と東京からのお客様。生地をみていただく以外にも、いろいろと情報もいただき、林与も今後できることの可能性を考えたり。損得を超えたところで仕事をされているような気合を感じるし、そういうのがサラリーマン的な仕事の人よりも強い気がする。

お一人の方を駅にお送りした後に、少し地元を案内、伊藤忠兵屋敷と豊郷小学校をみたあと、豊郷小学校の観光案内所で、お二人と休憩しながら雑談。普通の喫茶店以上に贅沢な空間で、ここまで贅沢なものが提供されている場所というのも少ないのではないだろうかと思えた。

とびだし君に注目なのも、なぜか、とびだし君をいたるところで見かける豊郷。とびだし君の聖地でもあろう。小さな豊郷という町、あらゆる街角にいろいろなとびだし君。けいおんのキャラのとびだし君もあるが、後ろ髪の跳ねたのが上を向いていると危険だからか、改良版として後ろ髪が下に向いている。

とびだし君が大事にされるのは中山道という道幅の狭い危険な生活道路の存在。今は、子供が少なく、子供以上にとびだし君のほうが多い。キャラクターで地域を盛り上げようとする流れ、林与のリネンちゃん、ラミちゃん、ヘンプくんのことも思い出した。林与のなかでは、子供たちにリネンに親しんでもらおうと生まれたキャラたちなのだ。
2015年01月11日
新しいことをするのは大事ですが、基本があっての新しい部分だと思うので、新しいことだけに全力だと、危なすぎると思えます。新しいことをするためにはそれを支えるための普通の仕事をこなして新しい仕事を育んで行くべきだろうと思います。

新しいことというのは、育てたこともない植物の種を植えて育てるような作業で、それが実る確立は何分の一。一方で、縮小気味の傾向にある商品ラインというのはいくら力を注いでも大きく増えることはないので、守っていくというスタンス。

今年も、麻関連で10くらいの新しい生地のラインナップ考えているところで、想定されるお客様もすでにあって出来上がれば使っていただけそうな状況。まずは、自分が満足できる形を目指して自分のスタイルでつくる。はじめにややこしい設計とかはほとんどの場合に必要がなく、というのも、普段仕事をしているときにこんな布をつくりたいなあと思うものを形に変えていくだけのこと。
2015年01月10日
織物を織るという仕事をしていて恵まれているなあと思うのは、リネンという素材が好調に動いていることで、業界紙などではリネンブームは一息ついたといわれていますが、
たぶんそれは、輸入生地や輸入製品を扱われている大手業者さんのお話なのかなあと思えたりします。林与的にはリネンブームが進化している感じ。

リネン糸もそうですが、リネン生地も輸入物となると円安で輸入価格が高くなるので、買い控えが起こるものと思います。業者も仕入れ価格が高騰すると、リスクが低く益率の高いほかの素材に流れていかれるものと思い、大手はリネン素材控えめな流れになると思います。

昨年は、ある大手のお店なんかはリネン一辺倒になりましたが、今年は、輸入価格の上昇で、同じことをやるにしても値上げは必死だろうと思え、新鮮味のあった昨年とくらべ、今年も同じように展開するにしても何割も値上げして継続して同じことができるのだろうかと思うのです。ブームで扱うショップさんというのは、飽きて別の素材テーマに移る可能性は大。多くの方が麻に親しみをもってもらうというためにも大手さんには続けてもらいたいものですが。

林与の生産している超細番手などは、糸からしても非常に手に入れることが難しく、生産したくても生産ができないことも多く、お客様にも待ってもらっているような状態で、糸ができるまで1年後になるかもしれませんというのが正直な話。リネンの中でも需要が定番的な素材から希少な素材へはシフトしてきたのを感じるところです。
2015年01月09日
先日、レピア2号台のバックレストの扁平ローラーが磨耗した件で、原因が不明で、もし、部品を手に入れたとしても同じ問題が起こる可能性は高く、原因不明で再発を心配していたけれども、今日、ビームを移動する際に原因であろうと思われる問題を発見した。

ビームを送り出すギアにリネンの埃が溜まり、ギアがうまく回らず、送り出しがうまくいかないのに巻き取りだけが行われて、布に強いテンションが掛り、バックレストが強く押さえつけられ、バーで押さえつけられた扁平ローラーが磨耗したということだろう。

ほかの台も同じ問題が起こる可能性があるので、早速、ほかの稼働中の台の送り出し部分のギアにゴミがないか掃除をしてみた。1ミリ程度の厚さのゴミが絡むだけで、大きな問題に繋がるものだ。
2015年01月08日
今日は新規事業に絡む案件の税務に関する相談事を公認会計士の先生にアドバイス伺った。税金というものは払わないといけないものだが、後から知ってというのでは経営を考えるときには遅く、最初に費用として考えて用意しておかないと、成り立つかどうかの判断もし難い。

うまくいっている商売であっても、うまくいっているものに対して税金が高くなるという仕組みで、今の日本でうまく商売をしようとすると、大手企業がやっているような脱税行為に近い仕組みを使用しないとうまくいかないだろう。消費税の納付義務のない輸出企業なら政治を動かして消費税を上げて法人税を下げるように政策を動かすとか。

国を超えた力をもって納税を阻止しないと企業が成り立たないというのはいかがなものかと思うが、現実、国際的な競争社会というのはそれほどにシビアなもので、日本のまじめな納税企業が普通に商売をして生き残れるほどたやすくはなくなってしまって、多額の売り上げをしながらも消費税を集めても払っていませんみたいな形の企業が生き残る。税の平等の観点からすれば、消費税ではなく売上税とするべきではなかろうか。
2015年01月07日
今日は朝から東京の予定が、お昼12時の電車に乗って東京に午後3時、ジェトロさん主催の商談会が3時30分からだったので、ぎりぎりの到着でブース準備。ブース準備といってもハンガーラックにサンプルハンガーを掛けるだけなのでそれほどの準備ではなく、皆さんに追いついて商談会がスタート。

海外バイヤーさんとの商談会は、使っていただけるいただけないに関わらず林与の特色的なものをPR。せっかく日本に来ていただいたのだから、普通のものとは違うほかではみることのできないものをご覧いただく。1時間半の時間、ほとんど空き時間なく6人のバイヤーさんとお話。

空いた時間には、私が今年やろうとしている案件の生地をJETROの皆さんにご覧いただいて反応を探らせていただく。時代の移り変わりとともに馴染みの薄い世界になりつつあるがために、反応は薄い。皆さん、親身にアドバイスくださる。

明日、大津に行く予定があるので、夜行バスで帰ろうと計画していたが、料金を払い込むためにパソコンを確認しないとならないのだが、バッテリーがなくなってしまったので、コンビニでの支払いができず、一泊して明日の朝の新幹線で帰ることに。
2015年01月06日
織物というのは製造に時間が掛かってしまう。糸をつくるところから始まるからだ。線を面にする手間がなぜ、何千年も続いているのだろう。布というのは非常に人との親和性があるものなのだ。

皮との違いは通気性の問題もあるだろうけども、軽さという点があろうかといえる。人は1kgのものを体に背負うだけでも相当負担を感じるもので、それが肩に掛かるとなると、疲れるものだ。服は軽ければ軽いほうがよいという人が多く、布というのは軽い服をつくるのには適している。

なぜ、重さのほとんどないビニールでは駄目なのかというと、イメージ、ビニールハウスの中で人が存在するのと似ている。木の家がやはりよいのだ。植物繊維をまとっているというのは、木の家に住むのと同じ心地よさがあるのだろう。

一度、東京の非常に気密性の高いビルの一室に入ったことがある。空調が利いて温度調整はできているが、外の音も聞こえない。空気が止まったような空間。東京の高級なビルの一室なのだがこの空間で一日を過ごすのは厳しいなあと思えた。宇宙旅行の世界だ。
2015年01月05日
織り上がった生機は、まず、検反を行います。縦糸切れやゴミなどを修理して、タタミ機で畳みます。タタミ機で畳むのは生機を検長する意味もあり、1mで畳んで、最後に3つに左右で畳んで、反末に加工指図番号、品番、色番、ロット番号、会社名、長さを書いて、加工工場にもっていき加工に投入することになります。

畳みの際に注意することは、反物の裏表を間違えないことで、端頭端末などがシビアな織物などは反頭反末にも注意です。これによって左右が決まります。反物はどの反物も同じ方向に統一して畳んであげることが大事です。

織機に関してですが、織るときに裏表を反対に織ることもあります。それは、なぜかというと、上げる組織が多いときには、ドビーに負担がかかりやすいので、裏面を織表で織るのです。そのほうが織りやすいのです。

でも、デニムなんかの場合には上がる組織が多いのですが、裏を表にして織っては駄目です。なぜかというと、ダブルような厚い織物の場合、織面が裏になると、テンプルや巻き取りローラーのトゲで、生地の表面が荒れてしまうからです。
2015年01月04日
レピアのうちの1台で、開口が開いたときと閉じたときでの縦糸のゆるみを吸収するバックレストのバーが扁平ローラーとの磨耗で両方が磨り減り、消滅。大きな修理を要する破損。一生物に近い部品が数日で壊れた。

何台も動かしているうちの一台なのでまだ助かったが、徹夜つづきで作業をしても計画というのは計画であって思い通りにいかないことは多いもの。計画を経過通りにやろうとすると計画通りにいかないことが、起こるのは当たり前。

ものごとを成し遂げて行くことは、力をつけるのには大事で、ひとつの仕事を逃げてしまうとそれの繰り返しになるだろう。仕事の仕方にもよる、ほかの人に任せてやってもらって仕事がこなせたと思っているとそれの繰り返しで、自分自身が仕事したことにはならない。

仕事していて思うのは、もっと仕事する時間がほしいと思う。これは普通の人とは逆だろうが、経営者的な考え方そのものだろう。仕事する時間が本当に足りないのだ。
2015年01月03日
レピアの頭の調子が悪く、糸を取りそこなう。数日間順調に動いていて頭をぶつけたとかもなく、ゴミも挟まっていない、それほど悪そうに思えないのに、取りそこなう。糸をホールドする力が落ちてきているのを感じて、分解してみると。

糸を挟む鉄の押さえの内側が糸による磨耗で磨り減っていてややくぼんでいて、糸をホールドする力が落ちているのだと判明。鉄の押さえの内側を鑢で削って平らにして、ペーパーで磨きを掛けて、組み立て直す。

稼動すると、今まで苦しんでいた問題がなくなり、5分くらいは止まらず動くようになる。カッターを取り替えたり、ピックのタイミングを変えたり、レピアのヘッドの挟む力を強くしたが駄目だって、ようやく、原因にたどり着いて直った。

今織っているのは白の無地のプリント用の平織りの反物、この年末年始、2週間ほどで整経もして80反織る必要がある。一人で5台の織機を動かしながら、6台目をタイイングマシーンで縦繫ぎ。

織物の仕事というのは理論じゃなくて行動力が必要だと思うのは、技術はあってもつくる力がないのが日本の現状だったりはしないかと思える。口で織機の問題の話をするのは簡単だが、実際に、体を動かしてそれを直すのは別の話。実際に直して正しいものを作ってようやく仕事ができたということ。

職人だとそれで満足なのだろうが、私の場合には、物が正しく織れるのは当たり前のこと。私自身、現場経験というのは1年はないだろうけども、解決できない問題が私のところに回ってくるので、そういうのが解決できないと機屋が機屋であることは出来ないだろうと思える。他人に頼るよりも判らなくても自分でやってみて解決していく、それが大事だろうと思う。そういう姿勢だとそのうち上手になると思いながら仕事する。
2015年01月01日
あけましておめでとうございます。本気に雪のお正月。会社は休みながらも、私は、年越しで工場で作業していると、雪。私自身にとっては正しいお正月のように思えて嬉しい。

2014年12月30日
しばらく休んでいたレピアの7号台の機を乗せ換え。2640本の6枚の機があったのでそれを乗せて、120本増やして、幅が広いのでレピアオープナーを使わないようにして代わりにガイド式のオープナーを取り付けて、外してあったレピアを付けた。

織れるかと思ったら、捨て耳の枠が広い幅に対応しておらず、マグネットの絡みソウコウに交換するも、やはり、レピアが糸をリリースする際に、糸が緩んでループが出来る問題。それに対応するために、また、捨て耳の絡みソウコウを付け直した。

なぜか、縦糸のテンションが極端に強く。調べてみると送りが一番下の一番送る状態にあるも送りが少なく、縦糸が強く張りすぎる。送りを大きくするために、調整を繰り返し、なんとか送れるようになった。この織機では以前からリネンデニムを織っていたので、厚い織物用に織機の送りなどが調整したので、薄い織物は織りにくい状態。

織れるようになったものの、なぜか、織機の音が高い位置で織っているような感じの音。また、何か織るたびに当たるような音。その原因はずらしたレピアオープナーが織機に毎回ぶつかっている。テープをそのあたる場所に張ると音が軽減。年末で近所は帰省されてお休みの中、仕事なのでなるべく静かに織りたい気持ち。
2014年12月28日
織機には、黒の逆寸、緑の寸動、赤の停止、青の運転のボタンがついている。一番磨り減るのが、寸動のボタンだろう。今日は、寸動のボタンが微妙に調子よくないというので、交換をしてみた。

別に全部を交換する必要もなく、一番使わないだろう逆寸のボタンの中身と寸動の中身を交換すればよいだけと考え、それを行って調子よくなったのだが、すごいなあと思えたのは、昭和51年の機械の部品が今まで元気に動いていて、ようやく微妙に調子が悪くなったということ。40年前のスイッチボタンというのは堅牢なつくりをしていて、さすがであると思った。

タイヤローテンションに似た、修理の方法だが、こういう柔軟な方法をよしとするかよしとしないかでは、問題の大げささが大きく違う。
2014年12月27日
ものづくりの商売というのは、自分の頭だけじゃなくて体が動かないと駄目だなあとつくづく思う。自分が手本を見せられなければ、職人なんてそれ以上に動くことなんてないもので、職人の3倍くらいのスピードで動いて正しく仕事をこなしていくのをみれば、早く動かないと駄目だということに気がつくこともあろうかといえる。

これは正しい努力の一つ。技術ではなく基本的な部分で、方法を覚えても成り立たないスピードで仕事していれば技術がないのと同じ。地場産業が衰退するのも変なおごりだけがあって、実際に仕事が目の前にあっても正しく利益のある形で進んでいかないということがよくあろうかと思う。

また、経営で面白いのは、布なんて野菜なども同じで、たくさんあふれてしまうと商売が成り立たなくなるもの。ちょっと珍しいものをできなければ駄目で、そのためにはほかの人と同じ事をしていればほかの人と同じ結果。それでよければよいが、繊維産業の全体が傾く流れの中で、無理と思われる逆に張ることが案外必要だったりする。

林与の得意とする超細番手リネンにしても、織れないといわれて普通は手を出さなかった領域。惑星直列のような奇跡も伴ってくるもので、普通は織れないといわれるものが、今は一般に生産ができるようになった。近江湖等の産地に、超細番手リネンの最先端があるというだけでも意味があろうかと思う。

よい糸が消えてしまった2000年あたりから100番手を超える糸がほしいと糸商さんに相談したが、ないといわれ続けて、結局、自分で探して持ってきた。持ってきただけでなく、それを織れる形にした。織れるだけでなく、素敵に見える先染めのストールに仕上げた。リネンを柔らかく加工したかったが、当時はまだ柔らかいリネンの加工がなく、自分で、リネンを柔らかく加工した。出来上がったリネンストールが宝石のように思えたのは懐かしい、今もその頃につくったものは輝いている。

実際に、素敵なものを作り上げても売り上げをつくるのは難しいのを感じたのもそのころ。新しいものを売ろうとすると自分での販路開拓の大事さ。ほとんどの人は逆に張ることはできない。自分の給料の何倍もが飛んでしまうようなリスクもあるけど、ものづくりの裏にはそういう逆に張って売れなくても我慢して続けることでオンリーワンになれるところもある。

そういうのが実際には越えられない壁の存在でそれを超えていくところだろうといえる。壁に直面して、ふつうはその壁があるので無理という決断、普通を基準にしていると無理で終わることがほとんど。実は、私もほかの人にやめたほうがよいという親身なアドバイスをすることが多い、普通を超えたことを我慢する覚悟がないと、商売なんて波があるのである程度うまくいくことがあっても続くことは少ないものだから。そのときにどうするかも大事。うまくいかない一つの要素があっても、ほかの要素で補うというほうほう。ふつうの3倍、4倍仕事していれば一つの失敗を補うことは可能だろう。
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